5回に連続ソロで先制を許した後、反撃できずにカープ先発・床田に完封を許す

本日のライオンズ戦(マツダスタジアム)の結果

 

交流戦】vs.広島東洋カープ戦第1回戦 ライオンズ1敗

 

試合開始:18:00 試合終了:20:43 試合時間:2時間43分 観衆:28,548人

 

カープ 2-0 ライオンズ 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)隅田(6)~ティノコ(1)~ボー(2/3)~佐々木(1/3)
(C)床田(9)

 

勝利投手:床田6勝1敗   敗戦投手:隅田2勝6敗

 

本塁打】 
(C)末包1号ソロ、堂林3号ソロ(隅田)

 

今日から3日間広島遠征。4/8, 9の宮崎→鹿児島以来の遠征。広島で週末(土日両方)にライオンズ戦が組まれるのは10年ぶり。自分ももちろんその時以来。セ本拠地現地未勝利球場2つのうちの1つです。チケットは開幕よりはるか前(発売開始後すぐ)に確保したのですが、まさかこんなチーム状況で行くことになるとはよもや思ってませんでした。まあ急に改善しろというのも無理な話なのでね。


広島までは新幹線で4時間弱。広島に行くついでにタイミングが合うこともあり、あそこ(後述)に行きたかったので、早朝に出発。

 

東京を発車後40分少々すると進行方向右手に富士山が見えるはずなのですが。新幹線の通り道は晴れているのですが、陸側が低い雲に覆われてしまって、見たいモノが全く見えず。何だか先が全く見えないライオンズのようだなと思うと、虚しさを覚えました。

 

「あそこに行きたかった」というのはどこかというとこちらです。

 

カープの2軍が練習及び試合で使っている由宇練習場ですね。由宇駅からはバス(マイクロバスのようなサイズのバス)で20分少々なのですが、途中、某民放局の"ポツンと一軒家"で出てくるような狭い道を通り、標高の高い場所にある球場へ。今回はレンタカーを借りるわけでなく、公共交通機関のみを使って行ったため、現地にとどまれたのは1時間弱程度。試合は2回裏途中まで見て、早々に退散。カープの小園をはじめ、両チームとも1軍にいてもおかしくないような選手もいたので、メンバー的にはあまり新鮮味は感じなかったです。

 

 

由宇練習場を後にして、広島に戻り、ホテルにチェックインしてからマツダスタジアムに向かうことを考えていたこともあり、13時半少し前には練習場を後にしました。バスだと自分が乗った便の後は2時間後なので。

 

そして夜は一番心配なライオンズの一軍の試合へ。

 

試合前に相手チームのOB(北別府学氏)の訃報を聞くことに。北別府さんといえば、自分の中では1986年の日本シリーズの初戦で、ライオンズの東尾投手(当時)と投げ合って引き分けた試合が一番印象に残っています。訃報があったこともあり、球場は半旗が掲げられていました。ご冥福をお祈りします。

 

4回までは両チーム無得点で、特にライオンズ先発の隅田の方が安定した投球のように見えました。一方のライオンズの攻撃ですが、2回に1死1、2塁のチャンスを作ってから7番・金子以降の下位打線へ。投手が9番に入っているので、7番、8番でどうにか先制点を奪わなくてはいけなかったのですが、金子と古賀がいずれも内野ゴロに倒れて無得点。さらに4回には先頭の外崎が内野安打で出塁したものの、ベッケン(渡部)が併殺に倒れて得点を奪えず。


さてそんなこんなで得点を取り損ねているうちに、4回まで頑張っていた先発・隅田が、5回裏の先頭の末包、さらに堂林と連続ソロ本塁打を許して2点を先に奪われました。2点以上追いかける展開になると終了なので、今日の試合はこの時点で勝負ありでした。他のチームにとっての2点ビハインドが、ライオンズの場合だと5点ビハインドくらいに感じてしまいます。


先制点を奪われた直後の6回も先頭の源田が出塁し、外崎が死球をもらって、1死1,2塁のチャンスを迎えたのですが、最後はマキノンの併殺打で得点を奪えず。7回以降はチャンスがあまりなく、8回裏にカープ先発の床田に打順が回ってきてもそのまま打席に立たせて、完封を狙わせるカープのベンチ。ライオンズ打線が完全に舐められていますね。まあ舐められて当然ですね、これだけ打てないのですから。


9回の攻撃も三者凡退で終了し、結局床田に完封勝利を献上することになりました。チャンスを作っても下位打線に回るところでのものが多いし、上位でチャンスを作っても併殺などで結局はつぶしてしまう。いわゆる打線をつなげての得点を奪える状況にないんですよね。こうなると一発狙いになるのですが、マキノンをはじめ、ノーパワーの選手が多いので。


先発の隅田も6回2失点なのでQS(クォリティースタート)なのですが、ライオンズの場合、とにかく先に点を相手にやらないことを実現しないと、いくらQSだとかHQSとか言っても勝ちはつかないですから。


今日の床田を打てなかったライオンズ打線が、明日の森下を打てるのかというと… 前向きな回答がなかなかしづらいですね(明日も苦労するだろうと予想)。連敗を脱出するときは、ロースコアの1点差勝ちとかではなく、ある程度の得点を取って勝ちたいですけどね。

 

今日はマツダスタジアムに着いて早々に食べた(10年ぶりに食べた)カープうどんが、1軍のライオンズの試合では一番印象に残りました。今日は勝てなかったけど、この遠征中に別メニューでもう1回食べようかな?