ホーム最終戦は先発・今井が130球での完封勝利〆

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.北海道日本ハムファイターズ戦第25回戦 ライオンズ10勝13敗2分

 

試合開始:18:00 試合終了:20:44 試合時間:2時間44分 観衆:27,574人

 

ライオンズ 4-0 ファイターズ 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)バーヘイゲン(5)~柳川(1)~堀(1)~田中正(1)
(L)今井(9)

 

勝利投手:今井10勝8敗  敗戦投手:バーヘイゲン2勝2敗

 

本塁打なし

 

ホーム最終戦は開幕戦と同様に今シーズンに関してはエース(と私は考えている)の今井が先発。9月の最初の3連休のところまでは今井→武内の順だったのですが、その次の週から順番を入れ替えたのは、ホーム最終戦を今井に任せるためだったのでしょう。


今日は状態としてはそれほど良くなかったように思いました。奪三振のタイトルがほぼ確実な状況ということもあってか、序盤からそれほど飛ばすことなく、打ち取る方法は三振にこだわらないという思いが見える投球でした。良くなかったとはいっても、ピンチらしいピンチは4回の先頭の清宮に四球、続くレイエスにセンター前ヒットを打たれて無死1、2塁のピンチを招いた時くらいだったように思います。打たれたヒットは散発でしたし、味方打線が序盤で援護点を取ってくれたこともあり、安心して見ていられる投球でした。


序盤から先発・今井に援護点を奪った打線ですが、上位打線を中心に(というかヒットは1~3番打者しか出ていない)ヒットを重ねたことに加え、塁に出た後は積極的に盗塁を仕掛け、ファイターズの先発・バーヘイゲンが投げていた5回までに4つ決めたことが大きかったですね。本塁打の少ないライオンズが現状で目指すべき攻撃スタイルの野球を今日見せてもらった気がしました。


先発の今井が安定感ある投球で、球数もそれほど多くなかったこともあり、ブルペンで肩を作っていたのは7回表にサトシュン(佐藤隼)と、9回にもし塁上に走者がたまった時のためにアブレイユの2人だけでした。ヒーローインタビューの時に今井が話していたのは、「最終回続投するかどうかの判断は今井本人に任されていて、続投したいと首脳陣に自ら伝えた」とのこと。9回130球での完封勝利。奪三振も序盤は少なかったですが、終盤に積み重ねたこともあり、終わってみれば7個。ホーム最終戦でエースらしい投球を見ました。


今日は試合後にホーム最終戦のセレモニーがあったのですが、ヒーローインタビューは通常通り。ヒットは出なかったものの2本の犠飛で打点をあげた佐藤龍選手と、完封勝利の先発・今井投手でした。

 

お立ち台でインタビューワーから受けた質問に答える時は。2人とも笑顔がありませんでした。今季のチームの不甲斐なさを痛切に感じてのものだったと思いますが、こういう気持ちをチームのどのくらいの選手が同様に感じているのか。チーム力を上げていくためには、今年の悔しさを全員で共有した上で、各選手がやるべき練習を積み重ねていかないと。

 

終戦セレモニーではキャプテンの源田とGM兼監督代行が挨拶。GMが昔話(18歳の時にライオンズに入団して…)を始めた時には、今季限りでGMも退く覚悟であると理解しました。ただこれだけどん底のチーム状態で、後任を探すにも苦労しているのかなと。選手獲得の面でGMにも責任があることは確かなのですが、獲得した選手を育てることが出来なかった現場の指導者陣にも大きな責任があります。今シーズン芳しくなかった部門のコーチも入れ替える等、ファンが納得するような処遇、対応をしてもらいたいと思っています。

 

4日の仙台での試合を終えれば、1軍の試合も全て終了。2軍はフェニックスリーグが始まるので、しばらくはそちらで実戦経験を積み、1軍については全日程終了後、新指導者陣を早々にそろえた上で1日でも早く秋季練習(キャンプ)に入り、徹底した基礎練習を行ってほしいと思っています。

 

試合前には源田選手の1000本安打に連盟表彰も行われました。

打っては9安打7得点、守っては先発・今井が8回12奪三振1失点の好投で、金子侑司選手引退試合を白星で飾る!

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.千葉ロッテマリーンズ戦第20回戦 ライオンズ3勝17敗

 

試合開始:18:01 試合終了:21:01 試合時間:3時間00分 観衆:27,527人

 

ライオンズ 7-1 マリーンズ

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)佐々木朗(6 0/3)~吉田(1 2/3)~坂本(1/3)
(L)今井(8)~上田(1)

 

勝利投手:今井8勝8敗  敗戦投手:佐々木朗8勝5敗

 

本塁打
(L)源田3号2ラン、佐藤龍6号ソロ(吉田)

 

昨日の岡田雅利選手の引退試合。もともと塾野球部の応援(明治神宮野球場)の予定を入れており行けず。実際に神宮での試合終了後に直行で向かったとしても到着は試合後半…


そして、今日も11時開始の塾野球部の試合を応援席で応援し終わってから、一旦自宅を経由して、ベルドへ。

 

普通の試合であればそれほど急ぐ必要はなかったのですが、今日は金子侑司選手の引退試合ということで、アレが食べたかったのでね。開門直後に入場し、球弁の列へ直行。何とか自分の分(ねこさんの洋食弁当)を確保できました。自分が購入する直前あたりで、残り30個を切っているという状況だったようです。

 

試合については、勝っていい気分でねこさんを送り出したいという気持ちをチーム全体で共有して今日の試合に臨んだと感じさせるような、攻守とも非常にいい試合でした。


まずは先発の今井について。四死球が1つという結果が示すように、制球が非常に安定していて、空振りも取りたい場面で確実に取れていた印象でした。7回で100球を超えたので、8回と9回はブルペン陣に任せると思いきや、7回裏のライオンズの攻撃中にはブルペンで誰も準備せず。8回まで投げて12奪三振はお見事でした。特に7回2死での代打・角中へのインコースストレートによる見逃し三振はしびれました。マリーンズ打線は今日はかなり積極的に振りにきていましたね。


打線については、お立ち台でキャプテンが話していたように「不思議な力」が働いたというか…


象徴的だったのが、7回裏に自らの投ゴロで塁上にねこさんが残った状態から、キャプテンの源田がライトポール際へ今季3号、ベルドでは2年ぶりとなる2ランを放ち、ホームイン後に2人が抱き合った場面。

 

もう一つは8回裏の攻撃。ねこさんは打順としては7番目だったので、4人出塁しないと打席が回らない場面。先頭の佐藤龍がレフトスタンドへ叩き込むソロ本塁打、外崎が四球でつなぎ、1死後、途中出場の平沼がヒットでつないだあたりから、「もう1打席、ねこさんの打席が見られるのでは」と思い始めました。さらに、古賀が四球でつなぐことにより1死満塁。元山が打席で、その次の打順にねこさんが控えているという状況。併殺打を打たなければねこさんに回る場面ではあったのですが、ボール、ストライク全球見逃し。投手が打席に入るセ・リーグで、大量リードの状況で投手が打席に入った時は、打つ姿勢を見せずに黙って打席で立っているのみという場面もたまに見られますが、今回の元山の打席もそんな感じでした。この打席は来年の年俸査定からは外してほしいですね。ねこさんのために犠牲になっているので、バント決めたくらいの査定でもいいのではないかと思います。


8回裏の場面が今日のねこさんの5打席目。守るマリーンズ側も粋な計らいというか、これまでの4打席が全て左打席だったので、吉田凌(右投手)から左投手の坂本に交代させることで、右打席での姿も最後に目に焼き付けることが出来ました。


野球は交代した選手のところに打球がよく飛ぶと言われますが、今日もそうでしたね。ライトを守る時の守備機会はなかったのですが、レフトを守っている時は試合開始早々、1回表の先頭打者の打球が飛んできましたし、4回にレフトからセンターへ守備位置を動いた時にも、センターの守備に入って早々に打球が飛んできました。不思議なものです。


試合終了後のねこさんの引退セレモニー。関係者からのメッセージが流れた後、本人からの挨拶を「手紙」という形で、事前に作成したものをLビジョンで流すという斬新なスタイルでのものでした。最後に一言、ねこさんからの直接の言葉もあったので、良かったと思います。ねこさんへの応援に関しては過去にいろいろありましたが、「ライオンズファンの皆様の応援が12球団で1番だと思っていますし、僕は本当に大好きです」という文章を読み安心しましたし、これがライオンズ一筋を貫いてくれた要因の1つであろうと勝手に解釈しています。

 

最後の場内一周の際、レフトスタンドの前まで来た時に、ライオンズファンが歌うねこさんの応援歌を直立不動でしばらく聞き続けていたことが象徴しているように思います。


手紙の中で「野球の物語は終わり」という一言を見ましたが、個人的にはプレーヤーとしてのことを指しているだけで、野球から完全に離れるわけではないと好意的に解釈しています。シーズンはまだ終わっていないので、球団としても来年から○○のポストでなんて公表はできないことは十二分にわかっていますが、球団からそういった今後の話があったからこそ、今回の決断に至ったのであろうと思っています。来年も引き続きライオンズに関わるのかどうかはもう少し時間が経てば判明するでしょうから、それまで情報は待ちたいと思います。


1回から9回までフル出場、今季は打率2割1分そこそこでつながりのあまり感じられないライオンズ打線が不思議とつながって、4打席で終わりのはずが最後に+1打席、しかも右打席も見られた引退試合。仲の良かった現キャプテンの本塁打による得点で、ホーム生還後の2人でのハグ… 選手間の人間関係も垣間見えて、非常に素晴らしい引退試合だったなと思いました。午前中の神宮の試合が理想的な試合時間(2時間少々)で終了し、ダブルヘッダーで想定していたほどのタイトなスケジュールにはならなかったものの、応援席&応援席でのダブルヘッダーは初めての体験。野村大樹が頭部死球をぶつけられて罵声を浴びせた時はさすがに喉が少々しんどかったですが、今日は今年の現地参戦の試合の中で最も「行ってよかったな」と思える試合でした。来シーズンは今日のように打線がつながる試合を多く見たいです。気持ち一つで今日のように出来るんですから。そうすれば、今年のような絶望的なチーム成績にはならないと思いますしね。

2回に奪われた先制点の2点に最後まで追いつけず、福岡での3連勝はならず

 

本日のライオンズ戦(みずほPayPayドーム福岡)の結果

 

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第23回戦 ライオンズ7勝16敗

 

試合開始:13:00 試合終了:15:54 試合時間:2時間54分 観衆:39,199人

 

ホークス 3-1 ライオンズ

 

勝利投手:松本晴2勝1敗  セーブ:ヘルナンデス3勝3敗1S  敗戦投手:武内7勝6敗 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)武内(7)~ボー(1)
(Sh)松本晴(5 2/3)~岩井(1/3)~大山(2/3)~長谷川(1/3)~杉山(1)~ヘルナンデス(1)

 

本塁打なし

 

ライオンズの先発が武内ということで、ドームに向かう前に3連勝への願掛けというわけではないのですが、早めの昼飯として資さんうどんを食べました。遠征民にとっては最も行きやすい場所にある店舗ということで、ライオンズファンの姿もちらほら見られ、何気なく座ったカウンターの目の前にもライオンズファンの女性が。「またライオンズファンが来た」とボソッとこぼしていましたが、同志なので全く嫌な感じはしませんでしたね。


試合の方ですが、初回の立ち上がりの投球を見る感じだと先発の武内は良さそうだなと感じたのですが、2回に近藤以下、下位打線に捉えられ、甲斐のセンター左に落ちる2塁打で2点の先制を許すことに。この回、カギになったのは1死から近藤にヒットを打たれた後の正木の打席。昨日、一昨日とチャンスの場面で回ってきて全く打てていなかった打者につながれ、3塁への返球の間に2塁まで進めてしまったことが先制点につながってしまいました。甲斐に対してはフルカウントまで行ってしまい、次の打者が佐藤直であったことから、歩かせて満塁にしてでも先制点を防ぎに行く策はあったと思いますが、結果論になりますかね。


ライオンズ打線は初対戦となる松本晴に対したわけですが、140km台後半のストレートは手元でそれ以上の球速に感じる球だったのか、なかなか芯では捉えられなかったですね。松本晴から放った3本のヒットはしっかりと捉えたあたりではありましたが、変化球も交えてうまくひねられた感じでした。


5回に銀仁朗(炭谷)のレフトオーバーの3塁打で1点を還した状況で、本来のホークスのブルペン陣であれば6回から継投に入るはずなのですが、既に80球を投じていた松本晴を続投させました。ホークスのベンチとしてもブルペンの陣容が相当苦しいというか、僅差リードを守るには不安の多い状況なんでしょうね。松本晴は6回も続投し、佐藤龍にセンター前ヒット、さらに制球を乱して平沼に四球を出したところで降板。2死1、2塁で一打が出れば同点だったのですが、外崎が左飛。


7回はイニング頭から登板した大山が走者を2人出し、源田を迎えたところで左腕の長谷川が登板。長谷川の変化球に全くタイミングが合わず、源田が三振。1点ビハインドで追いつくチャンスだった6回、7回のいずれかをモノにしておきたかったですね。


1点ビハインドで8回表を迎えるのは昨日と同じ状況だったのですが、8回は制球があまり良くない杉山から2塁まで走者を進めるも得点できず、9回はヘルナンデスに対して三者凡退で終了。9回は1点ビハインドなら何が起きてもおかしくなかったのですが、やはり2点差になってしまうと厳しいですね。最後の最後で今日が誕生日の蛭間が出てきましたが、監督代行は自分と同じ県内出身の選手は特別扱いするんだなということを改めて確認しました。


この3連戦は2勝1敗で終了。以前よりゲーム差が詰まったとはいえ、リーグ首位を突っ走るホークスの本拠地での3連戦で勝ち越しただけで十分ではないでしょうか。本拠地で同一カード3連敗を今年は一度も食らっていないホークスに対して、ダントツでのビリケツを突っ走るチームが3連勝なんてしたら、この後何が起きるのか怖くなりますのでね。


福岡で2勝して帰るのは2008年以来16年ぶりのこと。当時はレギュラーシーズン優勝が目前に迫った中での2連戦2連勝だったのですが、今のようなどん底のチーム状況で1つ勝てれば御の字のつもりで臨んだ遠征で2つ勝てただけでとりあえずは満足です。


先発の武内は7回2失点と数字的にはいい結果なのですが、今日も黒星がついてしまったので、新人王獲得に向けては黄色信号が灯ったかなと思っています。ライバルのファイターズ・金村、オリックス・古田島の結果次第ではあるのですが、8月に入ってから1つも勝てていないというのが投票する人間にどのような影響を与えるのか心配です。武内が投げる試合は、他の試合以上に野手陣には奮起してもらいたいものですが。

 

試合は3時間以内で終了し、二次会もなしということで、試合終了後速やかにドームを後にして、空港へ直行。遠征帰りにいつも食べるラーメンを食べて、着替えして、土産を買い足して、手荷物を預け終わった時点でもまだ17時半。特にやることもないので、搭乗口の前のコンセント付きの座席でこの記事を書いてました(笑)

 

福岡とはこれでおさらば。9月下旬は行かないので、また来年ということで。

 

1点リードを許す展開で8回に西川の適時打で追いつき、9回に外崎のプロ入り通算100号で勝ち越して連勝!

 

本日のライオンズ戦(みずほPayPayドーム福岡)の結果

 

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第22回戦 ライオンズ7勝15敗

 

試合開始:14:00 試合終了:17:30 試合時間:3時間30分 観衆:38,751人

 

ホークス 2-3 ライオンズ

 

勝利投手:平良3勝2敗  セーブ:アブレイユ2勝5敗24S  敗戦投手:ヘルナンデス3勝3敗 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)今井(7)~平良(1)~アブレイユ(1)
(Sh)スチュワートJr.(7)~杉山(1)~ヘルナンデス(1)

 

本塁打
(L)外崎6号ソロ(ヘルナンデス)
(Sh)牧原大2号ソロ(今井)

 

ホークス先発・スチュワートJr.相手に初回に1点しか取れなかったものの、32球を投げさせたことと、塁上に走者を出せば、それなりに走力のある選手であれば盗塁を決められるということで、初回は長谷川、源田が決めました。ホークスの勝ちパターンリレーの投手が何人も戦線離脱している(オスナ、松本裕、藤井など)ことから、先発投手を早い段階で降板させる展開に持っていければ、得点能力の低いライオンズであっても有利に働く可能性があるということ。ということで初回の32球、特に西川が12球粘って犠飛を放ったのは評価できますね。


ライオンズの打線は初回と2回は得点は1点だったものの、塁上に走者を置く状況を作ることが出来ていてよかったのですが、3回以降は完璧に抑えられて、6回まで誰も出塁できない状況が続きました。3回以降も初回同様にとはいかなくても、もう少し粘りのある打撃、攻撃をしてくれれば、7回まで引っ張らせずにもっと早いイニングで下ろせたような気がします。


先発の今井は時折微妙に制球を乱す場面も見られたものの、7回まで投げ切っての2失点。3回に牧原に同点弾を打たれた後にヒットを重ねられての2失点でした。ヒット数は9本とかなり打たれたものの、初回は先頭打者のライオンズ外野守備陣を甘く見たのと自身の走力を過信しての暴走(無理に3塁を狙って憤死)、その他のイニングは単打が多かったので、得点にはつながりませんでした。本塁打は牧原に打たれたものの、クリーンアップのメンバーに打たれなかったことで大量失点にはなりませんでした。


中盤は各打者がほぼ完璧に抑えられたものの、7回は100球を超えても続投のスチュワートJr.が急に制球を乱したのに乗じて同点、逆転と行きたかったのですが、得点圏に走者を置く状況で打てずに無得点。


しかし、先発投手が降板した後はライオンズのペースに。8回は先頭の古賀に対する四球を皮切りに、犠打で送って、2死からではあったものの西川がセンター前に運んでまずは同点。さらに9回は平沼が凡退した後、外崎が逆方向(右方向)に大飛球を放ってそのままテラス席へ。こういった展開は相手の投手の良し悪しに関係なく、つい最近まではこんな展開の試合には持っていけても逆転までもっていく試合はほぼなかったと思います。打順もごく一部の選手を除いてほぼ固定されてきていて、まだまだ得点能力は低いものの、シーズン終盤になってようやく攻撃の形が見えるようになってきました。


先発の今井が降板後は、8回は平良が制球を急に乱して四死球連発で満塁のピンチを招いたものの、最後は三振に抑えて無失点。勝ち越した後の9回はアブレイユが先頭の栗原にセンターオーバーの2塁打を浴びてピンチを招くも、ホークスに同点は許さずに終了。


今日の試合では1点ビハインドにもかかわらず、7回表にDHの佐藤龍に代走・奥村を出し、さらにその奥村にレフトを守らせるためにDHを解除。さらに8回攻撃時に古賀に代走・滝澤を起用。その滝澤を打順に残すためにサードに入れ、サードを守っていた平沼がレフトへ。パ・リーグではなかなかお目にかかれない打順変更が見られました。


福岡遠征で連勝となったわけですが、非常に相性の悪い球場で連勝はいつ以来かなと確認してみたら、2008年9月20日、21日以来(2008レギュラーシーズン優勝決定直前の連戦)とのこと。この時は2連戦2連勝でした。ちなみに3連戦での2勝はさらに遡って2004年のプレーオフセカンドステージ以来らしいです。過去に福岡現地参戦での3連戦3連勝は一度もありません。明日の試合は完全に未体験ゾーンでの応援になります。

 

お立ち台はもちろん勝ち越し本塁打の外崎選手。プロ入り通算100号本塁打を現地で見られたのは非常にラッキーでした。もっと早い段階で出ると思っていたので。

佐藤龍のソロ本塁打による1点を5投手のリレーで守り切り、福岡3連戦初戦勝利!

 

本日のライオンズ戦(みずほPayPayドーム福岡)の結果

 

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第21回戦 ライオンズ6勝15敗

 

試合開始:18:00 試合終了:21:08 試合時間:3時間08分 観衆:39,937人

 

ホークス 0-1 ライオンズ

 

勝利投手:渡邉勇3勝4敗  セーブ:アブレイユ2勝5敗23S  敗戦投手:有原11勝7敗 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)渡邉勇(5)~佐藤隼(1)~平良(1)~甲斐野(1)~アブレイユ(1)
(Sh)有原(8)~又吉(1)

 

本塁打
(L)佐藤龍5号ソロ(有原)

 

ホークス投手陣、特に勝ちパターンの投手陣に故障離脱が多く発生しており、先日はオスナの代役守護神を務めていた松本裕が離脱。勝ちパターンに不安がある状況なので、いかに先発投手に多く球数を投げさせて、ブルペン陣を早めに引きずり出す展開に持っていくかが鍵になるであろう3連戦だと思っていました。


ホークス先発の有原は最近は勝てていない状況だったようなのですが、ライオンズ打線は毎回走者を出すものの淡白な攻撃で1点が非常に遠い状況でした。一方、ライオンズ先発の渡邉勇は特にホークスの中心打者に対しては外角球を多く使い、ボール球が多くなる、カウントは悪くなる、球数は増えるという。本来ならライオンズがやらなければならない攻撃をホークスにされていました。試合序盤はピンチの連続でしたが、無失点で切り抜け続けました。1回と3回のチャンスではいずれも最後は正木の所に回ってチャンスをものに出来ずという展開でした。


先発の渡邉は球数を多く要しながらも何とか5回まで投げ切ったのですが、6回の投球開始前のマウンド上での投球を行った時に下半身に違和感を感じたのか、ベンチに下がり、そのまま交代。マメをつぶして交代ということは時々あったのですが、下半身(脚)をおかしくして降板は初めてだと思います。何ともなければよいのですが。


6回からはブルペン陣による継投に入らざるを得ず、6回はまず佐藤隼。ブルペンでの準備にどれだけ時間を遣えたかはわかりませんが、下位打線を三者凡退の投球。


7回は相手の下位打線から上位打線に回る打順で、平良が登板。こちらも三者凡退の投球で、しっかりリードを守りました。


7回に平良が登板すると、今までの傾向だと8回がボー、9回が守護神・アブレイユというのが勝ちパターンだったと思うのですが、8回は球威を重視したのと、ライオンズに移籍後初めての福岡での登板だからというのがあったのかどうかはわかりませんが、甲斐野が登板。ストレートは160kmを何球か計測するなど威力抜群で、クリーンアップのうち山川には詰まりながらもレフト線にヒットを打たれ、近藤に四球を与えたものの、6番と7番の塾野球部出身コンビを抑えて無失点投球。ようやく本来投げるべき持ち場に帰ってきた感じでしょうか。


打線の方は三者凡退のイニングはなく、毎回のように1人は走者を出していたのですが、いかんせん得点につなげられない。得点圏までは何とか進められても生還させることができない。野球は点取りゲームなのですが、得点が奪えない。佐藤龍が右中間にソロを放り込んで1点を奪うのがやっとでした。この本塁打が出ていなかったらどうなったでしょう。


今日勝つことで、福岡遠征時に3連戦の初戦勝利、自分にとっては福岡での金曜ナイターでの初勝利でした。また1-0での勝利はおそらく2008年以来のはず。


明日は中6日で今井が先発。奪三振王がかかっているので、そのあたりも意識しながら好投を期待したいです。

 

お立ち台は決勝点のソロ本塁打を放った佐藤龍世選手!

 

インタビューの後、少し時間を置いて場内DJからの「それではライオンズ応援団の皆様、二次会をどうぞ」という声の後で二次会を開始。二次会を終えて球場を後にしたのは、試合終了してから30分以上経過してからだったでしょうか。場内はレフトビジター席以外はガララーガ。

 

初戦終わりの後にはいつも行くあの店に行ったのですが、いつものように負けて秒で球場を後にして向かう時とは違って、店の前での待機組が多かったですね。普通にラーメン食べただけなのに、ホテルに帰ったのは11時半を軽く回っていました。

8回2死3塁から代打・栗山の2ランで逆転勝ち!

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.北海道日本ハムファイターズ戦第19回戦 ライオンズ6勝11敗2分

 

試合開始:17:00 試合終了:19:37 試合時間:2時間37分 観衆:27,575人

 

ライオンズ 2-1 ファイターズ 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)バーヘイゲン(7)~生田目(2/3)~河野(1/3)
(L)今井(8)~アブレイユ(1)

 

勝利投手:今井7勝8敗  セーブ:アブレイユ1勝5敗22S  敗戦投手:河野1勝4敗

 

本塁打
(L)栗山1号2ラン(河野)

 

今日はいつもの外野B指定で参戦。試合中雷雨でかなりの降雨があったこともあり、試合途中からはかなり涼しく感じました。


試合は相変わらず打線が涼しいというか、お寒い状況。2回に平沼の右前打に山野辺の三塁内野安打と連打が出て以降は、8回の先頭の外崎がレフト線への2塁打を放つまではノーヒット。出塁も5回の外崎の死球のみで、得点のチャンスすらありませんでした。凡打も内野ゴロが非常に多かったですね。うまくタイミングをずらされたのもあるかもしれませんが、投球への的確なミートができていないんでしょうね。当たりのいい打球もほぼなかったですし。


8回は先頭の外崎が2塁打で出塁後、蛭間がバントで送って1死3塁のチャンス。本当はバントではなく、しっかり右方向へ引っ張ってゴロでもいいので進塁打を打てるようになってほしいのですが。まあ打席の中身にこだわっていられるような状況でもないのでね。


1死3塁から昨日から打撃好調の古賀が遊ゴロで走者を進められず。続く奥村のところに代打・クリ(栗山)を送った場面で、ファイターズは生田目から左腕の河野に継投して左対左の対決に。ファーストストライクを確実に捉えるイメージを持って、代打の打席に入ったのでしょう。きっちり初球のストレートを捉えて、ライトスタンド最前列へ。恐れ入りましたとしか言いようがないのですが、ベンチで見届けた若手野手陣はどう見たのでしょうか。チームが逆転した、やったーではダメなんですよ。自分が同じ場面で打席を迎えたらどういう打撃をするか、3塁走者を還すにはどういう準備をして打席に入るべきか、日頃からしっかり考えてもらいたいです。


クリの逆転2ランで結果的には勝ったわけですが、7回表のファイターズの先制点につながった場面での守備は反省すべき点がいくつかありますね。

 

まずは1死1塁で郡司がライト前ヒットを放った場面。当然1塁走者を2塁で止めて、外野フライでは得点にならないような状況にすべきだったのですが、1塁走者が無理気味に3進を試みたのに対し、ライトから三塁ベースへの返球が若干逸れて1死1、3塁の状況に。俊足の1塁走者なら仕方なしですが、お世辞にも走力はそれほど高くないレイエスでしたから、3塁に向かって走られたのなら3塁ベース上でアウトにしないといけませんでした。


さらに3塁まで進んだ1塁走者のレイエスに代走・五十幡。ファイターズ側がこの策を講じた段階で次の打者である上川畑にスクイズをさせる作戦があることは容易に想像がついたはずです。内野を守る各面々も当然ながらスクイズされて自分の目の前にどのような球が来た時にはどう処理するかイメージは持っていたと思います(と信じたい)ですが。一塁手が捕球して本塁に送球して間に合わなかったというのであればまだやむを得ないところはありますが、本塁送球すら出来ずに捕球の状況でミス。大いなる反省材料ですね。


さて明日は5月26日(松井稼頭央前監督がこの日限りで休養に入った日)以来勝利がない日曜日の試合。ファイターズ先発予定の北山の速球をライオンズの各打者がしっかり捉えるというイメージが全く浮かばないのですが、武内の新人王獲得へのアシストのためにも打線の奮起を願いたいですね。

 

お立ち台は、8回までスクイズでの1失点のみで粘投し、裏に逆転して今季7勝目が転がり込んできた今井投手!

 

続いてはチーム勝利の一打、20年連続となる今季1号本塁打を放った栗山選手!

 

中盤で追い上げるも再度引き離されて敗戦、2024年シーズンの4位以下が確定

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.北海道日本ハムファイターズ戦第18回戦 ライオンズ5勝11敗2分

 

試合開始:18:01 試合終了:21:03 試合時間:3時間02分 観衆:23,337人

 

ライオンズ 2-5 ファイターズ 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)加藤貴(6)~生田目(1)~宮西(1)~柳川(1)
(L)松本(3)~水上(2)~ヤン(2)~田村(2)

 

勝利投手:加藤貴8勝7敗  セーブ:柳川1敗8S  敗戦投手:松本1勝8敗

 

本塁打
(F)清宮10号3ラン(松本)


今日はFCの内野指定席引換券にLポイントを足してネット裏のエグゼクティブシートから。コロナ禍が明けて、ヴィクトリーロードが復活してからは一軍戦でこの席種に座るのは初めてかも。


先発は中6日で松本航。2回までは順調だったものの、3回に2つの四球でためた走者を1、2塁に置いて、清宮に右中間スタンドギリギリに放り込まれて3点の先制を許しました。ファイターズはこれが今日の試合の初安打。ライオンズは序盤の3回までに何本ヒット打って塁を賑わしていましたっけ。


清宮に打たれたのは145キロのおそらく真っ直ぐ。今日もまた被弾してしまいました。一発病どうにかなりませんかね。


結局3回で前回より少ない球数で降板。試合前から3回までと決めていたのでしょうが、松本航にショートスターターやらせる意味ありますかね、もう今年の順位がほぼ決まっている状況で。中途半端なイニング数を任せるくらいなら、ダメ元でも若手投手に先発枠1つあげても全く問題はないし、来年以降考えるとその方がよっぼど有益だと思いますが。


攻撃面は相変わらず点を取るのが下手すぎる。今日は相手のバント処理ミスの間の1点と、併殺崩れの間の1点のみ。先頭打者は6度も出塁したのですが、次の打者で塁上の走者を進められたのは6回の平沼のヒットの1度のみ。これではバントしてでも走者を進めろと叫ぶバント厨がうじゃうじゃ湧きそうだなと思わせる拙攻ぶりでした。故障上がりで1軍に戻ったばかりの平沼が好調、今日の試合では古賀が猛打賞でしたが、右方向へのヒットは良かったですね。特に左投手相手の打席では続けてほしいですね。


終わってみたら、追いつけないくらいに追い上げた後、引き離されてそのまま終了。7回に引き離された後の3イニングの攻撃ではわずかヒット1本のみで、それ以外では全く出塁もできずでした。


ネット裏のエグゼクティブシートにせっかく座ったのにチームは負け。ヴィクトリーロードを選手が上がることもなし。まあいつもどおり何となく試合やっていつものように負けてしまったなという感じでした。


明日も参戦予定なので、今日は手短にこのへんで。

初回から打者一巡6得点の猛攻で大勝!(2軍戦)

 

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)

 

イースタンリーグ公式戦】vs. オイシックス新潟アルビレックスBC戦第17回戦 ライオンズ12勝4敗1分

 

ライオンズ 9ー3 オイシックス

 

【投手リレー】

(O) ●目黒(4)~下川(1)~安城(2 1/3)~鈴木(2/3)
(L)青山(2)~〇羽田(3)~平井(1)~本田(1)~甲斐野(1)~松本(1)

 

本塁打

(O) 佐藤5号ソロ(羽田)、陽1号ソロ(平井)

 

今日は今季初のイースタン戦観戦。2軍戦の観戦自体けっこうな久しぶりかも。


スタメン見ると1軍で結果を出せず、又は感染症特例などで落ちていった1軍でも顔なじみの選手がずらり。もう少しフレッシュなメンバーが見たかったのですが、3軍が明日はデーゲームで離れた場所で試合が組まれているので、やむを得ないでしょうか。


先発は青山。昨日仙台で先発予定だったものと思われますが、登板が流れたので、今日下で調整登板したのでしょう。2回32球でおりたので、ロン毛さんの状態次第ですが、来週木曜又は金曜に先発するものと思われます。


2番手は羽田。球速は150km前半がコンスタントに出ていましたが、特にNPB経験者にはジャストミートされていたように見えました。打者にとってはガンほどの球速を感じていないのだろうと思います。変化球でカウントを稼げるようにしないと、1軍、とりわけ先発ローテで回るのは厳しいように思いました。


その後も平井→本田→甲斐野→松本航と1軍経験の多い投手が続々登場。平井、甲斐野の投球は久々に生で見ましたが、すぐにでも上げるべきというほどのインパクトはありませんでした。1軍は稀に見るボロボロのシーズンなので、無理に上げる必要もないかなと思います。


打線は初回によくつながりました。ただ相手投手のレベルを考えると、今日のスタメンクラスならこのくらい打てて、点取れて当然かなと。今日の先発投手とは先月の柏崎でも対戦があったようで、その時も攻略していたようです。


中盤以降に若干の選手の入れ替えがあり、金子功児の打席が見られたのは新鮮でした。8裏のライトフェンス直撃の2点2塁打はお見事でした。来年以降に支配下登録されるよう、引き続き頑張ってほしいです。


2軍は初回から打者11人で7安打1死球で6点を取りましたが、1軍も今季初というほどの大量得点ぶりを序盤から見せたようで。3回以降は無得点だったようですが、明日はどうなるでしょうかね。

 

若獅子インタビューは古市捕手でした。

序盤から着実に加点し、松原の移籍後初のマルチ安打に武内の好投もあり快勝!

はつの

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第17回戦 ライオンズ8勝9敗

 

試合開始:17:00 試合終了:19:30 試合時間:2時間30分 観衆:22,045人

 

ライオンズ 7-0 イーグルス 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)瀧中(7)~伊藤茉(1)
(L)武内(7)~佐藤隼(1)~ボー(1)

 

勝利投手:武内7勝2敗  敗戦投手:瀧中1勝3敗

 

本塁打なし

 

ライオンズの先発投手陣の中で現状一番安心して見られる武内が先発。先制点を奪いさえできれば、ライオンズのペースに持ち込める可能性は高いと試合前から思っていました。


2回裏、外崎の四球に始まり、ガルシアの右中間への2塁打でチャンスを広げた後、野村大の犠飛、松原の右中間を破る3塁打に、銀仁朗(炭谷)のスクイズで3点を先制。中でも3点目につながったスクイズにはしびれました。まずカウント1-0からの2球目、外角に低めに外れる投球に対して1回目のスクイズを敢行してファウルに。空振りしてしまっては3塁走者が飛び出していて憤死だったので、投球にバットを当てただけでも十分。2度目はないのかなと思っていたら、よもやのフルカウントからのスクイズ敢行。見事に投手前に転がして成功。昨年まで在籍していて、瀧中の特徴を十二分に把握していたからかはわかりませんが、完璧なスクイズでした。この3点目は今日の試合の展開を考えると非常に大きい得点でした。


中盤の5回にも先頭の源田の2塁打でチャンスを作り、山村の適時打で加点。適時打を打った打席での自打球の影響で直後の守備から交代したのが心配です。


2回の3点でも十分でしたが、5回の追加点が実質的に今日の試合でのダメ押し点になったでしょうか。先発の武内は全力で飛ばしている印象は受けなかったのですが、制球がほぼ乱れなかったですし(四球はストライクゾーンからわずかに外れる投球を続けて初回の辰己の打席で出した1つのみ)、本人がお立ち台でも言っていましたが、良かった方なのだと思います。投球数109球で7回まで投げ切りましたが、リリーフ陣にもう少し信頼があれば、たまには少し早めに降板させてもいいんですけどね。新人王を十二分に狙える立場なので、故障させることを避けなくてはいけないですし。


8回は2番手の佐藤隼があっさりと三者凡退に抑えた後の8回裏の攻撃。蛭間のライト線への2塁打に始まり、外崎の適時打、今日2本目の長打となる松原の左中間への2点2塁打で3点を追加。2回も8回も打点さえついていないですが、チャンスメイクの2塁打を打ったガルシアの打撃も効きました。ガルシアは支配下登録、1軍登録後にまだ本塁打は出ていないですが、外野の間を破ったり頭を越える打球が頻繁に見られるので、そのうち出るでしょうね。思っていたより三振が少ないのが意外でした。


9回は4点差のままのつもりでブルペンではボーがずっと準備をしていたので、点差が開いたもののそのままボーが試合を〆る1イニング。浅村にセンターフェンス直撃かと思われる大飛球を打たれましたが、西川の好捕もあり無失点で終了。


先発が今年のライオンズのまさにエースである武内であること、序盤から着実に得点を積み重ねられたこともあり、今年現地参戦した試合でこんなに楽に勝てたことがあったかなと思うほどの珍しい展開でした。今日は試合後にhitomiさんのライブが予定されていたのですが、試合後にライブがある時の試合って勝った記憶がほとんどないんですよね。ヒーローインタビュー~二次会中にライブの準備→二次会終了後速やかにライブ突入という展開もこれまで(昨年以前も)なかなかなかったなと。

 

お立ち台は長打2本で3打点の松原選手と、先発で7回無失点で7勝目をあげた武内投手。武内投手は投球イニング数が93イニングとなり、今日の試合終了時点では2イニング足りない状況になっています。防御率もホークスのモイネロとほぼ同じですね。

 

試合後のhitomiさんのライブ。3曲歌われましたが、LOVE2000が最後でした。シドニー五輪の時に女子マラソンのQちゃん(高橋尚子さん)がレース前に聞く曲としても有名だった曲。あれからほぼ四半世紀も経ってしまったんだなと。時間の流れは速いなと思いますし、人間みんな年をとりますよね。当時私は大学生でした。

 

この3連戦は今日しか参戦しないため、外崎の1000試合出場に源田の1000安打のカードを両方今日収集する必要がありました。昼飯を抜いてベルドに突撃し、カード入手するべく食べました。

好投の隅田が最終回に先制点を許し、打線は得点できずに完投負けでホークス戦負け越し決定

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果
 
vs.福岡ソフトバンクホークス戦第17回戦  ライオンズ4勝13敗

 

試合開始:17:00 試合終了:19:35 試合時間:2時間35分 観衆:20,939人

 

ライオンズ 0-1 ホークス

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)モイネロ(8)~松本裕(1)
(L)隅田(9)

 

勝利投手:モイネロ6勝3敗  セーブ:松本裕2勝1敗5S  敗戦投手:隅田6勝8敗

 

本塁打なし

 

先発の隅田はホークスの早打ちにも助けられて、5回まで40球と少々の球数で無失点。ボール球が先行する場面はあったものの、着実にカウントを整え、さらには変化球のキレがよかったために空振りを奪えるという内容的に非常に素晴らしい投球でした。一方のホークス先発のモイネロは球数を要しながらもライオンズ打線に連打を許さず、ライオンズ側から見れば得点チャンスは全くありませんでした。ヒットは散発でしたし、もらった四死球もゼロでしたので。


9回に先制点かつ決勝点となる1点を奪われてしまったわけですが、先頭の周東を出してしまったのが痛かったですね。バントで送って得点圏まで進められてしまうと、浅めに守る外野手の正面に飛ばない限りは単打で確実に本塁まで還られますし。今宮に送られ、代打・中村晃を左飛に打ち取るところまでは良かったです。2死2塁、打席に栗原という場面でどうすべきだったかについては、結果論になってしまうので何とも言えません。今日2本ヒットを打たれていたのは事実ですが、申告敬遠で4番打者勝負にするのは不気味ですし、さらにその次には最も確実性の高い打者がいるわけで。栗原と勝負した結果四球になってしまって、その次の打者と勝負というのはあり得たかもしれませんが。栗原の先制打かつ決勝打になった当たりですが、左中間を抜かせずに西川が打球を止めてよく単打にとどめたと思います。適時打を打たれた後に暴投があったので、左中間抜かれて万が一3塁まで行かれるようなことがあれば、さらにもう1点失っていたでしょう。そうなっていれば9回表の時点でほぼジエンドでしたからね。


9回裏1死から野村大が粘って四球、4番の山村が追い込まれたカウント1-2からレフト方向へ流してのヒット。一打同点の場面も、続く蛭間が二ゴロで2死2、3塁。1塁が空いたということで、続く外崎を申告敬遠して、2死満塁で西川との勝負。結果は中飛でゲームセットでした。


蛭間の二ゴロは1塁ベース上で際どい判定になり、セーフの判定に対してホークスサイドからリクエストあり。現地ではアウトに覆るのはおかしいやろと不満を叫ぶ声も聞かれましたが、冷静に見れば、覆るところまで至るかは微妙だったもののアウトだなとは思いました。外崎敬遠の後、満塁での西川の場面。どのような意識で打席に入ったかはわかりませんが、外野が超前進守備の隊形を考えれば、フライを上げるのではなく、ライナー性の打球、できれば左中間又は右中間を抜けそうな打球を打ってほしかったです。意識はしているけれども、打撃の技術が不足していて思ったような打球が打てなかったというのなら練習しかありませんが。相手の守備隊形からどのような打撃をすべきか、そのような打撃が出来るように技術を高める、こういったことはキャンプの時に散々やっておかなくてはいけないことなのですが。交流戦明けの4日間の休養期間の際にも、キャンプで十分練習できていないからということ基礎的な練習をしていましたが、オールスターブレイクの期間もそうしたことをやった方がいいですね。


球宴前は今日が最後の試合。27勝59敗1分、借金32でのダントツの最下位。今日の試合で9回に1点の先制点を奪われた後、9回裏にすぐ逆転サヨナラ勝ちできるようなチームであれば、30超える借金を抱える状況にはなっていなかったでしょう。


球宴明けから今シーズンの残り56試合。順位的には最下位を脱出することすら絶望的な状況であるので、ボチボチ打線の核とするべき選手が見えてきた中で、来季につながるような戦い方をして欲しいですね。勝敗は二の次になったとしてもです。