令和5年度神奈川県高等学校野球秋季県大会準々決勝 vs.桐光学園高校戦@サーティーフォー保土ヶ谷球場

夏の全国制覇後に切り替わった新チームの戦いぶりを初めて見るために保土ケ谷へ。8時半過ぎに現地には到着したのですが、当日券の販売列が隣のサッカー場付近まで行ってました。保土ヶ谷駅からバスで行ったのですが、球場手前の花見台で降りずに、1つ先の保土ヶ谷野球場前まで乗って正解でした。野球場前のバス停からもう少し先まで歩いてようやく列の最後尾でしたから。


中に入ってみると思いのほかまだガラガラで、ネット裏の屋根下(上段)の通路側が余裕でとれました。


9時くらいからベンチ前でキャッチボールを開始、その後9:25頃からシートノック。噂で守備が…みたいなことは聞いていましたが、ノックの段階ではそれほど感じませんでした。相手の桐光学園と比べると、送球スピードや安定性が若干劣るかなと感じるところはありましたが。

 


さて試合ですが、夏の甲子園を決勝まで戦い、それから新チームが本格的に活動を始めたということで、準備不足というか、克服すべき課題がまだまだいろいろあって、発展途上にあることを痛感させられる結果になりました。


一番の課題は打線ですね。桐光学園の法橋の制球が抜群に良かった(ゾーンギリギリを突くストレートに、フォークボールも)ことはあるのですが、このレベルで手も足も出ないのかと思いました。打者はベースギリギリに立ったり工夫はしていたようですが… 序盤から球数は投げさせていたのですが、夏と違ってそれほど暑くはなかったですし、球数が増えても投球には影響が出なかったみたいですね。


打てないのであれば抑えるしかないということで、先発の小宅は初回だけ投球が上ずっていましたが、2回以降は安定した投球。6回までは順調だったのですが、7回に捕まってしまいました。スタンドから見る限り、3連打で失点を重ねて場面は、ボールの質云々より配球の問題かなと。投球テンポも含めて単調だったように感じました。あとは適時打を含む3連打の打球が悉く三遊間の真ん中に飛ぶ、いわゆるコースヒットだったことで、ツキもなかったかなというところはあります。


出塁すらままならないチームに1点どころか一気に3点ビハインドは厳しすぎましたね。最終回に満塁のピンチを招いて、2番手で7回途中から登板した鈴木佳門が左脚の不調を訴えて降板後、小宅が再登板したのですが、相手先発の法橋に今日2本目となる適時打を打たれて万事休すでした。結局、慶應打線は散発3安打に抑えられ、得点を奪えずに終了。


これで関東大会への出場が断たれ、来春のセンバツ大会出場が絶望的に。強豪校との公式戦が今年は出来ず(夏の全国制覇のおかげで来月の鹿児島国体には出場するが)、本気モードの実戦経験が積めないのは痛いのですが、新チームの動き出しが遅れたことで出来なかったこと(基礎練習など、他のチームに比べて遅れをとっているところ)をこの機会にしっかり行って、来春の県大会の時に「見違えるようなチームに変わったな」と感じさせてくれることをただただ期待するだけです。


さて、来月の国体はどんなメンバーで戦うのでしょうか?(旧チームの3年生も出場可能な最後の大会です)