前回高校野球夏の甲子園神奈川県予選)を見に行ったのが、2005年7月24日。横浜スタジアムで行われた準々決勝2試合。


この年は、春のセンバツ慶應義塾高校が45年ぶりの出場を果たし、続く夏の甲子園に初出場をかける年だった。


慶應は第2試合で平塚学園と対戦。第1試合も東海大相模(当時第1シード)と桐蔭学園(当時第2シード)という屈指の好カード。混雑が予想されたので、第2試合を観ることが自分にとってのメインイベントであったのだが、第1試合開始に合わせて入場。11時に試合開始も、延長14回までもつれ、試合時間も4時間に届かんばかりの大熱戦を繰り広げたおかげで、第2試合の開始が予定より2時間以上遅れた。結局、慶應は平塚学園との試合を4−3と接戦で制し、準決勝進出。


準決勝では東海大相模を延長の末2−1で下したものの、決勝で投手陣が崩れ、桐光学園に甲子園出場の切符をさらわれた。


それ以来の今日の観戦。観戦しようとするきっかけになったのがこの記事。その中で、


日本一の激戦区・神奈川からは慶應義塾のライト・齋藤大輝(3年/182センチ 79キロ/右投左打)と横浜商のショート・山口達也(3年/183センチ 76キロ/右投右打)のふたりを推したい。


齋藤は高校、大学時代の高橋由伸(巨人)がピタッと重なる逸材。低い弾道で伸びていく打球に、強肩と広い守備範囲、さらに俊足。グレーの「慶應カラー」も似合っていて、すでにスター性も発散させている。(…以下略)


今年の慶應は第3シード。今日勝つと、次の5回戦以降はシード校との対戦が続き、特に準々決勝では東海大相模今日の4回戦でノーシードの立花学園にまさかの敗退)、準決勝では横浜との対戦が予想され、来週末の準決勝・決勝まで勝ち残る可能性はあまり高くないと踏んだ。そこで、生で齋藤大輝を観るなら今日しかないと思い立ち、生まれて初めての保土ヶ谷球場へ足を運ぶことになった。





齋藤の打席を5回見ることが出来た。3打席目までは全くいい所なし。4打席目はストレート四球。そして、9回表に回ってきた第5打席。右中間方向への大飛球は、フェンス直撃の3塁打。逸材ぶりが唯一垣間見えた場面だった。



写真の一番左、背番号9をつけているのが齋藤(182cm・79kg)。体格のがっしり度合は、他の選手と比べると少し上回っている。高卒でドラフトにかかることはないと思うが、大学で野球を続けて、4年後にどれだけスケールの大きい選手に育つか、楽しみな選手ではあると感じた。



今日の試合、慶應は厚木高校に対して5−0と一応勝利したが、内容はいまいちだった。4回に取った先制の3点は、押し出し四球、二ゴロ(打った瞬間は併殺と思われたが、二塁から一塁への転送が出来ず)、レフト前適時打。このイニングで打ったヒットは、3点目の適時打1本だけ。完璧に打って取った得点は9回だけだったかな。


得点がなかなか奪えなかった原因としては、決めるべきバントをしっかり決められなかった点。隣に座っていたおばさま方に、


「どうせバントしようとしたって下手くそなんだから、打っちゃえばいいのに」


と言われる始末。つなぎの野球がきっちり出来んようでは、勝ち上がっていくことは難しいでしょうな。よっぽど投手が頑張らない限りは。


5回戦は、


7/23 vs.湘南学院平塚球場第2試合)


さらに勝ち上がると、対戦が予想される相手は、


準々決勝 7/25 vs.平塚学園?(横浜スタジアム第1試合)


準決勝  7/28 vs.横浜?(横浜スタジアム第1試合)


決勝   準決勝の翌日


来週末、ベスト4まで残れるでしょうか?

                                • -



テレビ神奈川の実況席。試合中、1球だけここの近くに飛んできたファールボールがありました。


両チームの応援席の様子。まずは3塁側の厚木高校。



そして1塁側の慶應義塾高校。4回戦なので、まだまだ大人しめ(人数もそれほど多くない)です。



試合終了後は、保土ヶ谷公園を少しだけ散策。


まずは少年野球場。奥に見えるのがテニスコート




続いてラグビー場。



さらにはサッカー場





最後に噴水広場。奥の建物はかながわアートホール。