2番手登板の大石がプロ初勝利!


vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第10回戦 ライオンズ4勝6敗


試合開始:13:01 試合終了:16:35 試合時間:3時間34分 観衆:27,962人


ライオンズ 9―5 イーグルス


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)釜田(5 1/3)〜ハウザー(1/3)〜橋本(1 1/3)〜加藤大(1)
(L)菊池(4 1/3)〜大石(1 2/3)〜ウィリアムス(1)〜長田(1)〜涌井(1)


勝利投手:大石1勝1敗  敗戦投手:ハウザー1勝2敗1S


本塁打
(E)牧田4号2ラン(菊池)
(L)中島9号ソロ(加藤大)


雄星は今季2度目の先発登板。一方のイーグルスはサンデーということで高卒ルーキー・釜田が中6日で先発。釜田を生で観るのは初めてで、昨年の甲子園でも注目していた投手だったので、試合前から非常に楽しみにしていました。


プロの選手としては、釜田よりも2年先輩になる雄星ですが、今日も立ち上がりの制球が定まらず。序盤の3イニングで4四球。四球自体が失点に絡むことはなかったものの、これでは投球のリズムはつかめないし、球数は自然と多くなり…


毎回のように得点圏に走者を許し、4回も1死1,2塁のピンチ。明らかに疲れが見えていたが、今日の雄星に全くタイミングが合っていなかったホセ(フェルナンデス)に打席が回り、ライオンズファンにとっては期待通りの遊ゴロ併殺。ホセに打たれていたら、4回もたず降板だったでしょう。


結局、5回1死1塁から牧田にレフトスタンドへ完璧な打球を運ばれ、5失点(自責は2)での降板。味方の某内野手にいくつか足を引っ張られた場面もあったものの、何とか5回は投げきって欲しかったです。


先週は8回3失点。今日は5回途中までで5失点。ファイターズ打線の調子の悪さ、イーグルス打線の粘りと打撃コーチはじめとする研究の成果、雄星本人の状態etc.。原因はいろいろあるでしょう。西口、岸と先発投手が2人欠けており、明後日から8連戦を控えるということもあり、少々出来が悪くても、まだ先発のチャンスはあるでしょう。


イーグルスの釜田は、高校野球時代はスピードボールを投げる印象がありましたが、今日見た限りでは割とまとまった投手だと感じました。微妙なコントロールが出来ていなかったせいで、ライオンズ打線がつかまえることが出来た気もしますが。釜田は6回途中までで4失点。これまでプロに入って登板した6試合、全て先発で6イニング以上投げ、失点は3以内に抑えていたのですが、ライオンズの打線が6回3失点の壁を打ち破りました。今日はたまたま打つことが出来たのかもしれません。5回裏のような投球をされると、なかなか攻略が難しい好投手だと思います。


5回もたなかった雄星の後の2番手として、昨年のドラ1・大石が登板。イニングまたぎで6回表も投げ、6人の打者に被安打1の無失点。スピードは出ないのですが、軽く投げるようなフォームなので、ストレートに対して意外と打者は振り遅れるのかもしれません。


6回裏、銀仁朗が右中間へ2塁打を打った後、釜田を降板させてくれたことがライオンズにとって良い方に出ました。代打・オーティズが一ゴロに打ち取られて2死になってから、クリ(栗山)とヤス(片岡)の連続適時打、ヘルマンとナカジ(中島)が連続死球。満塁の場面でカーターに打席が回り、相手投手の暴投とカーターの中前安打で一挙5得点。この時点で、大石にプロ初勝利の権利が発生。2週間前の十亀も同じように中継ぎで登板し、その間に味方が勝ち越し、プロ初勝利をあげました。3点リードで残り3イニング。まだまだ安心して観られる状況ではありませんでしたが、今年だけで3度目のプロ初勝利の瞬間を生で見届けるチャンスがやってきたということで、そわそわしていました。


8回裏、大石にプロ初勝利を届ける可能性を高めるべく、ナカジがソロ本塁打。守備でさんざん足を引っ張った分、打つ方で取り返しました。


9回表は、休養十分のワク(涌井)が三者凡退に抑えて試合終了。大石にプロ初勝利がつき、イーグルスとの3連戦3連敗も免れました。


プロ初勝利をあげるともうお決まりのパターン。


もっと厳しい場面(僅差リードの場面)で投げさせてもらえるように頑張りましょう。






決勝適時打を放ったカーター選手。スタンフォード大学出身のインテリ選手。話す英語も聞きやすいです。


今日が球宴前最後の球場応援。20試合中、ホームが12試合(大宮の1試合を含む)、ビジターが8試合。ホームでの応援成績は3勝6敗3分。週末、特に日曜祝日中心の観戦ということもあり、勝率が非常に悪かったです。でも、自分が「もってるな〜」と感じるのは、3勝の内訳が、


今年のドラ2・小石投手のプロ初勝利試合


今年のドラ1・十亀投手のプロ初勝利試合


昨年のドラ1・大石投手のプロ初勝利試合


なのです。ちなみに、大石投手はプロ初登板(5月5日、マリーンズ戦)も生で観ています。


次回の現地応援は、球宴明け初戦の7月25日マリーンズ戦@西武ドーム。プロ初…で何かネタがないか考えるのですが、ないんですよね。今季初…とか外国人選手の来日初…はいろいろ浮かぶのですが。


ちなみに、当日は私にとって今季初の西武ドームナイター(現地)です。