第104回全国高等学校野球選手権神奈川大会4回戦@バッティングパレス相石ひらつか

7月9日に高校野球の神奈川県大会が開幕してから、雨で日程がずれないかどうかずっと気にしていたのですが、一昨日の雨で一部日程が変更になったものの、今日(18日)の4回戦の日程は当初の予定通り開催。ということで、予定していた平塚球場へ。第1試合はここ最近因縁のカードになりつつある慶應義塾高校vs.桐蔭学園高校、さらに第2試合では横浜高校が登場ということで、来場者数は多くなるだろうということは容易に想像できたので、普段の通勤の日と同じくらいの時間に出発。平塚駅に着いたのが8:35くらいで、駅からは1.7kmの道のりを15分少々で歩きました。バスもあったのですが、本数があまり多くないこともあり、バス乗り場の列もかなり延びていましたね。

 

9時前に到着すると、球場正面付近にはとぐろを巻くようにチケット購入の列が。窓口4箇所で販売していましたが、購入するまでに10分少々はかかったでしょうか。

 

中に入ると屋根下(ネット裏上段)から埋まっており、自分が入った段階ではほぼ埋まっていました。ということで、日焼けすること覚悟でネット裏のやや3塁寄りの前列へ。普段なら隣1席空けられるくらいの余裕があるのですが、今日はそうは行きませんでした。

 

試合前のシートノック。桐蔭学園はミスなくきっちりとこなしている印象でしたが、一方の慶應義塾は捕球ミスに悪送球と、試合中であればエラーが記録されるようなプレーを最初に連発。ミスがきっかけで失点しなければいいなあと非常に心配になりました。

 

 

 

試合ですが、1回表に先頭の村岡が死球をもらった後、2番の横地がライトポール際に飛び込む先制2ラン。幸先いいスタートを切りました。

 

さらに3回には2死2、3塁のチャンスで6番の吉野がセンター前ヒットを放って2点を追加し、4-0。ここまで2安打で4得点。ヒットが全て得点に結びつき、効率のいい点の取り方が出来ていました。

 

4-0といい流れで来ていたのが暗転したのが4回裏。1死1、2塁から桐蔭学園の6番の松尾が放った打球はショートの正面へ。うまく処理すれば併殺がとれる打球でしたが、送球に頭が行き過ぎていたせいか捕球できずに打球がセンター方向へ転がる間に2塁走者が生還。その後、2死まではこぎつけたのですが、塁上に2人の走者がいる状態で、8番の米倉のレフトポール際への打球がポールを巻く3ランとなり、一気に4-4の同点に。試合前のシートノックを見て懸念していたことが現実になってしまいました。同点に追いつかれたところで、慶應は先発の広池から沖村にスイッチ。ちなみに先発した広池君はライオンズで現在球団本部副部長を務められ、本拠地で勝利した試合の後のベンチ裏動画にも度々登場される広池浩司さんの息子さんです。

 

5回は両チーム無得点で、グラウンド整備を挟んで試合の後半へ。

 

6回表の慶應義塾の先頭打者の8番・吉開がレフトポールに近い方向へ高く上がる打球を放ち、スタンドをギリギリ越えるソロ本塁打で勝ち越し。再び慶應がリードする展開になりました。

 

さらに8回表には2死無走者の状況から2番の横地が今日の第1打席を思い出させるようなライト方向への大飛球を打ち上げ、今日2本目となるソロ本塁打を放ち6-4。さらに続く3番の宮原(主将)が四球でチャンスを作り、4番の吉田がセンターオーバーの2塁打を放ち、1塁走者が生還して7-4と3点リード。7点目のホームを踏んだ宮原が走塁間に脚を攣ったようで、ホームイン後に引きずっていたのが非常に気になりましたが、8回表終了後に治療を行ってからそのまま継続出場。

 

8回はすんなりと終わりましたが、9回は3点リードしていながらも第1シード・桐蔭学園の意地を感じる攻撃を受けました。1死1、3塁から1番の相澤のライト前ヒットで2点差になり、同点の走者が1塁にいるというピンチを迎えましたが、何とか逃げ切りました。実際にはここで書き切れないくらい厳しい場面があり、試合終了までハラハラドキドキが続く展開でしたが、辛うじて勝つことができました。

 

最初の方で「因縁のカードになりつつある」と書きましたが、

2021夏初戦 ○慶應5-4桐蔭 勝った慶應が県大会ベスト4

2022春3回戦 ●慶應4-5桐蔭 勝った桐蔭学園が県大会準優勝し、関東大会出場

2022夏4回戦 ○慶應7-5桐蔭 

といった感じでここ最近の県大会での対戦が多くなっており、勝った方が県大会のかなり上位まで進出しているという事実があります。春の大会の結果、桐蔭学園が今大会第1シード、一方の慶應はベスト16入り出来ずにノーシードということになっていました。

 

次戦が20日の金沢戦(第3シード)、さらに勝ち上がると順当に行くとその次の準々決勝で東海大相模との対戦が予想されます。昨年の夏は5回戦で第1シードの桐光学園を破ってベスト4まで進みました。さて今大会は・・・?

やはり昨年の大会に出場経験のある選手は頼りになりますね。攻撃(打撃)面に関しては今日の試合を見る限りだと完全に横地君のチームだなと感じました。

 

今大会ではコロナ禍前と同様の応援スタイルが復活しました。やはりこれがあるのとないのとでは全く違いますね。

 

夏の高校野球の県予選で平塚球場に来たことは過去にもありますが、外野を開放したのは今日が初めてのような気がします。第1試合の4回表の途中で開放されました。試合終盤ではこのくらいの入りでした。

 

重要な試合に勝利したということで、帰りは勝利の嗜みということで、ロマンスカーで帰りました。

 

試合時間は高校野球の割には長く3時間弱でしたが、入場料800円は非常に安く感じるような好ゲームでした。夜のTVK高校野球ニュースが楽しみ。進行役はどのアナウンサーかな??(笑)

→翌日以降だとTVK高校野球のサイトからも見られるようになります。