ちょうど1年ぶり(2012年7月21日以来)の高校野球観戦。1年前の記事はこちら。今日は訳あって、保土ヶ谷の第1試合とハマスタの第2試合をハシゴしました。親父からは、本業(プロのスカウト)でもしねぇぞなかなかと言われましたが…


気違いなことをやっていることは認識しつつ、まずは保土ヶ谷球場へ。第1試合開始は11時でしたが、余裕を持って10時15分頃到着。




到着時には、ネット裏の上段(屋根下)はかなり埋まってましたが、下段は通路側以外にまだまだ空席があったので、1塁側ベンチ上の中段付近へ。自分の座席の右横には、テレビ神奈川の中継用カメラが。



今日、本来はハマスタへ直行する予定だったのに、その前にわざわざ保土ヶ谷へ立ち寄ったのは、第1試合に登場予定の桐蔭学園谷繁ジュニア(ドラゴンズ・谷繁捕手の長男、快(かい))がいるため。


試合前の守備練では、レフトのポジションに2名の選手。背番号7(田代)が最初、背番号19(谷繁)が次に打球を受けていたので、今日はスタメンじゃないなと思ったら案の定… 6番レフトのスタメンには田代の名前が。



試合は序盤から桐蔭ペース。初回に3番・清水、4番・増田の連続適時打で2点を先制すると、2回には犠飛で1点、3回にも1点を加えてリードを広げる展開。5回終了時点で7−0リード。3回戦まではスタメン出場していた谷繁に代わりレフトスタメンで登場の田代は2打席凡退で、5回終了時に退く。6回表から谷繁快がレフトの守備に。ちょうど5回終了後のインターバルでトイレへ行ったら、子供たちが「快(谷繁)が出てきた!!」と大騒ぎ。有名人ですね。



野球ではよく「代わった選手の所に打球が飛ぶ」と言いますが、その言葉の通り、代わり端の最初の打者のフライが谷繁のもとへ。無難に処理しました。


6回表終了時で7−0。このまま行くと、7点差以上のため7回コールド(7回裏攻撃はない)になる展開。6回裏は2番・高橋からの攻撃。谷繁は6番に入っているので、2人塁に出れば回る計算も、三者凡退で打席は回らず6回裏終了。谷繁の打席は見れないのか…と残念がっていたら、7回表に桐蔭が1失点して7−1と6点差になり、7回裏の桐蔭の攻撃があることに。快の打席が見れるぅ!と心の中で大喜び…。


7回裏の2番目の打者なので、攻撃開始前にはネクストバッターサークルへ。




先頭打者・加園が凡退して、1死無走者で谷繁が打席へ。




目線より上にグリップエンドがくる上段の構え。ここから摺足打法でのスイング。今日の打席はこの1打席だけ。結果は… 背走する二塁手と前進する中堅手の間に落ちるヒット。ヒットはヒット。とりあえず打つ方では結果を出しました。直後に、ライトゴロで二塁で憤死したのはアンラッキーでしたが。


谷繁快選手。登録は177cm・77kgだそうです。体格のいい選手が多い桐蔭学園の他の選手と並ぶとこんな感じに。(手前側、左から4番目の背番号19をつけているのが谷繁)



彼一人を見るともっと大きく見えます。がっちり体型は親父さん譲りですかね。


横浜スタジアムの第2試合を見るために、7回裏終了時点で保土ヶ谷を後にすることに。7回裏でコールドになれば良かったのですが…


ちなみに、試合はそのまま7−1で終了したそうです。


横浜スタジアムの第1試合は12:24で早々に終了。2試合目の開始が予定の13時半から早まることが予想され、試合開始には間に合わないことを覚悟の上で、保土ヶ谷駅までバス、保土ヶ谷からはJRで関内へ。



ハマスタに来たのは、東日本大震災からちょうど1年後の2012年3月11日以来、約1年4か月ぶり。駅周辺、球場周りがだいぶ変わっていました。




外野席まわりの場外にチケット売場は2つもなかったはずですが…




ハマスタに入場するためのチケットは保土ヶ谷であらかじめ買っておいたので、到着後は一塁側入口へ猛ダッシュ関内駅南口を出て、横断歩道を渡り、3塁側内野席への坂を上り始めた時には、1回表の守備につく慶應の選手の場内アナウンスが行われていたので。


ハマスタでは1塁側内野席、やはりベンチ上の上段に着席。着席した時には、既に試合が始まっていました。



今年はオープン戦でも交流戦でもハマスタに来る機会がなかったので、新しくなったスコアボードと対面するのも初めて。好天時でもずいぶん見やすくなりました。


試合は終始慶應ペース。初回から5番・植田のレフト前適時打に、6番・三枝のセンターオーバーの走者一掃3点3塁打で4点を先制。2回には、淵野辺高校が草野球レベルのエラーを連発したおかげもあって6点を追加し、2回終了時点で10−0とリード。2イニング目で打順が3巡目に入っていました。この時点で、この試合は5回で(コールドゲームになり)終了することを確信。


4回表に右中間を破る3塁打を打たれて1失点したものの、直後の4回裏に適時打2本と相手投手の暴投で4点を追加し、最終的には5回コールドで14−1で終了。試合時間は1時間20分弱だったのですが、試合中だけなぜかピーカンだったので、試合終了後には手の甲と両腕の露出部分が日焼けで真っ赤に…。




試合は慶應の圧勝でしたが、応援席の人数も慶應が圧勝でした。聞き慣れた応援の中で試合が見られるのもいいですね。




保土ヶ谷で見た桐蔭学園もそうでしたが、慶應もエース投手を温存。明日5回戦がありますからね。5回戦からはシード校同士の対戦が始まります。慶應(第3シード)は第2シード・武相と対戦。ちなみに、桐蔭学園は第3シードの横浜創学館と対戦。横浜創学館といえば、ライオンズの秋山&坂田の母校。今日保土ヶ谷で観戦した時に、隣の老夫婦が「(秋山くんは)この前横須賀に応援に来ていたみたいねぇ」なんて話をしていました。


明日行われる5回戦のカードは以下のような感じ。


1. 東海大相模(第1シード)vs.藤沢翔陵(第3シード)
2. 海老名vs.弥栄(第3シード)
3. 桐光学園(第1シード)vs.横浜商大
4. 横浜隼人(第2シード)vs.横浜(第3シード)
5. 桐蔭学園(第1シード)vs.横浜創学館(第3シード)
6. 武相(第2シード)vs.慶應義塾(第3シード)
7. 向上vs.茅ヶ崎北陵
8. 平塚学園(第2シード)vs.麻溝台(第3シード)


強豪校がゾロゾロ。慶應は明日もし勝てば、25日の準々決勝で5.の勝者と対戦。順当にいけば、今日の1試合目で見た桐蔭がくるでしょうか。幸いにして、東海大相模松井裕樹のいる桐光学園とは決勝まで当たらない組み合わせにはなっているのですが、県予選を勝ち抜いて甲子園に行くのは至難の業です。


今日見た限りでは、相手のザル守備に助けられたのはあるものの、慶應義塾は昨年よりもよくまとまったチームに仕上がっているように見えました。エース投手の投球は見れなかったのでわかりませんが、打線は上位から下位まで万遍なく打てる選手で組まれていますし、今日の4回裏に見せたような、相手がちょっとボールを逸らした瞬間を見逃さずに進塁する隙のなさも見えました。あとはディフェンス面がしっかりすれば、期待は出来ると思います。主力に2年生以下もいるので、来年はもっと期待できるかも…。


試合が早く終わったので、帰る前に球場外にあるベイスターズグッズショップへ。



先日、ベイスターズからトレードで渡辺直人選手が移籍してきました。在庫整理もあるのだとは思いますが、



「果敢に走れ」とはイーグルス時代のイメージでは?? しぶとい打撃と堅実な守備というのが今のイメージのような気もしますが。


レプリカユニ、背番号入りTシャツ、リストバンド、ユニフォーム着用ベアなんかがまだ残って置いてありました。


ライオンズから移籍していった長田に対してもやってあげられればいいんでしょうけど、長田個人のグッズって店頭販売してないんだよなぁ…


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(7月23日追記)


翌日(7/22)、神奈川県予選5回戦が行われ、慶應義塾高校は第2シードの武相高校を8−3で破り、ベスト8進出を決めました。


対戦相手を決める桐蔭学園vs.横浜創学館の試合ですが、延長15回の末、2−2の引き分けで翌日再試合に。


23日に行われた再試合では、第1シードの桐蔭学園が4−3で横浜創学館を下しました。順当な結果になりました。


【準々決勝】 慶應義塾vs.桐蔭学園 (7月26日11時開始@横浜スタジアム (24日行われる予定の準々決勝2試合が順延となったため、本試合も順延に)