柳田の先制満塁弾で試合の主導権を握られ、8失点の完敗で2022シーズン終了・・・

本日のライオンズ戦の結果(福岡PayPayドーム)の結果

 

クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ】
vs.福岡ソフトバンクホークス戦第2回戦 ライオンズ2敗

 

福岡ソフトバンクホークス 8-2 埼玉西武ライオンズ 

 

勝利投手:東浜1勝  敗戦投手:今井1敗

 

本塁打
(L)山川1号ソロ(レイ)
(Sh)柳田2号満塁(今井)

 

試合が終わり、シーズン終了が決まった瞬間、悔しさというより空しさの感情だけが残りました。現地に行っていたらどんな感情が湧いていたのかなと。そんなこと考えたくもないですが。


今回のCSが始まる前の監督会見。「今回は(監督就任6年目でようやく)戦える投手陣が整った」と話していましたよね。どんなにいい選手が揃っていても、その能力を最大限に引き出す起用が出来る人がベンチにいないと、宝の持ち腐れになってしまいます。果たして今日の試合、失点を最小限に抑える投手起用をしたと言えるでしょうか。


先発の今井については、3回に突然制球を乱して3四死球で塁を埋め、昨日に続いて今日は満塁弾を柳田に食らいました。相手の主砲の前に四死球を出したことは来年に向けての課題だと思いますが、これはどうしようもありません。3回で降板させるわけにはいかず、4回も続投させたこと、ここまでは仕方ないと思っています。


5回は本田、6回は昨日に続く連投になったスミス。本田は1人走者を出したもののゼロに抑えましたし、スミスは昨日に続く1イニング無失点。ここも間違ってはいません。


問題なのは終盤の7回以降の継投。本田、スミスときたので、当然7回は水上、8回は上位打線、クリーンアップに回るので平良を投入と思っていたら、なんと7回に増田をマウンドにあげました。先頭の柳町に左中間を破る2塁打を打たれた段階でダメだと思い、甲斐のバントで1死3塁にされ、三森以降左が4人続くところで公文を突っ込むべきと思いきや続投。悪い予感は的中するもので、三森にダメ押しの6点目の適時打を打たれ、さらに牧原にはセンターオーバーの3塁打を打たれて7点目を失ったところでようやく交代。1-5の4点ビハインドで残り3イニングという段階で厳しい状況ではあったものの、それなら尚更追加点を防がなくてはいけなかったのではないでしょうか。いい投手、信頼のおける投手から順番に適材適所で投入して打たれたのなら、我々応援する側も納得するし、諦めもつきます。今日の7回の投手起用に関しては納得が出来ませんでした。


7回裏の失点で雰囲気がおかしくなったというか、絶望的×100くらいの展開になった状況で、8回に平良を投入。普段と全く異なる大量ビハインドの展開で投入されたせいかわかりませんが、イレギュラーバウンドして内野安打になる不運などもあって1失点。


9回にアグー(山川)が右中間へソロを放ちましたが、やっぱりその前の打者が出塁しておかないと。「意地の一発」という表現も何か違うような。

 

こんな形であっさりと2試合で敗退してしまっては、CSに出ない方が良かったのではないか、ドラフトの指名順を考えると5位くらいで終わった方が良かったのではないかと考える人もいるかもしれませんが、相手のホークスの戦い方を見ると、やはり短期決戦は経験がモノを言うと感じました。この2試合に出場したメンバーの中には、2019年までのCSを経験していない選手もそれなりにいました。この2試合が来年以降の糧になるのかは、来年以降同じ舞台に立つ場面が来てみないとわかりませんが、全てが無駄だったということは決してないはずです。

 

これで2022年シーズンの全日程が終了しました。所沢には戻らず、そのまま宮崎のフェニックスリーグに合流する選手もいるでしょう。一番気になるのはFA権を取得した2人の来年以降の身の振り方ですかね。ライオンズのユニを着て試合を戦うのは今日が最後になってしまったのか、それとも来年も引き続き・・・なのか。

 

今シーズンもベンチの采配や選手のプレーについてなど、いろいろと思うところを書かせてもらいました。特に采配に関しては(グラウンド上でプレーする選手たちは個々にベストを尽くしてくれていると思っているので、どうしても言いたいことだけに抑えたつもり)。


今年も中途半端というか、不本意な形でシーズンは終わってしまいましたが、自主トレ、春季キャンプの時期から体をいじめ抜いてきた選手の皆さんには、体のケアをしっかり行いつつ、来るべき2023シーズンに向けてまた準備を始めてもらいたいと思っています。

 

とりあえず1年間お疲れ様でした。

 

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退任が発表された辻監督。今日もそうですが、特に短期決戦の舞台での采配にはケチをつけさせていただいたこと多数。それでも6年の在任中に長丁場のレギュラーシーズンで2度の優勝。チームのエース(先発1番手の投手)、クリーンアップの選手が引き抜かれる中でも連覇を果たした2019年シーズンの優勝は見事でした。この年のレギュラーシーズン優勝決定のシーン(2019.09.24@ZOZOマリンスタジアム)は生まれて初めて現地で味わったシーズン優勝でした(CS勝ち上がり、日本一、アジア一は2008に経験済み)。大変感謝しております。

 

naohosk.hatenablog.com

 

2016シーズンのオフに就任された際は6年も指揮をとられるとは思いませんでした。というのも、現役時代の姿、堅いイメージがどうしても印象に強く、今の若い選手達には指導の面で合わないのではないかと危惧していたからです。実際に指揮される姿を6年間拝見しましたが、特に今シーズンは試合開始前のメンバー紹介の時など、選手との距離が近すぎるのではないかと思うくらい、いい関係が築けていたように外から見る限りでは思いました。これも他球団でコーチ、二軍監督などを務められる過程で蓄積された経験によるものだったのでしょうか。

 

来シーズン以降はどのようにされるのかわかりませんが、ライオンズへの愛情を強く持たれている方なので、是非キャンプの際に足を運んでいただいて、守備走塁コーチの指導に差し支えのない範囲でアドバイスなどしていただければと。特に内野の守備力向上にはまだまだ力が必要だと思っていますので。

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さて、自分のことに戻ると、来年はエスコンフィールドも出来るので早速行ってみたいし、交流戦マツダカープ戦が久々に週末組まれるという噂もあるし、遠征費が嵩みそうです・・・

 

(※)の部分は 辻監督退任が正式に報じられてから追記しました。