先発、中継ぎ陣が7回までに失点を重ね、終盤の追い上げ及ばず、カード負け越し

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本日のライオンズ戦(メットライフドーム)の結果

 

交流戦】vs.阪神タイガース戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗

 

試合開始:13:00 試合終了:16:55 試合時間:3時間55分 観衆:4,763人

 

ライオンズ 8-9 タイガース 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(T)村上(2 1/3)~及川(1 2/3)~小林(1)~馬場(1)~岩貞(1)~岩崎(1)~スアレス(1)
(L)平井(3 0/3)~佐野(1/3)~與座(1 2/3)~武隈(1)~十亀(1)~森脇(1)~ギャレット(1)

 

勝利投手:及川1勝(プロ初勝利)  セーブ:スアレス1勝16S  敗戦投手:與座1敗

 

本塁打
(T)糸井3号2ラン(平井)、梅野1号2ラン(與座)
(L)愛斗5号3ラン(村上)

 

今日の試合は一昨日同様、点の取り合いになっていろいろとありすぎました。試合のキーポイントになった点を1つずつ。


先発の平井について。一緒に観戦した仲間がブルペン投球を見て、「体が重そう。一回りはもつだろうが、二回り目以降は厳しいだろう(つかまるだろう)」と言っていましたが、ほぼそんな感じでしたね。一回り目で糸井にライトへの2ランを食らい、二回り目は愛斗の3ランで逆転した直後の3回に上位打線でチャンスを作られ、エラーも絡んで同点に追いつかれ、4回には下位打線からチャンスを作られたところで降板になりました。先発ローテに余裕があれば、一度抹消してミニキャンプで走り込んで体のキレを取り戻してもらってということも出来るのですが、ニールが濃厚接触者認定で離脱中なのでね。個人的には今シーズンは中継ぎに戻すべきではないと思います。ポストシーズンに行った場合は別ですが。中に回しても劇的に球威が改善されるわけではないですし、連投させて疲労を蓄積させれば、もっとひどいことになると思いますし。来週も神宮で投げさせざるを得ないですかね。


3回にエラーが絡んで同点に追いつかれた場面。マルテのセンター前ヒットを若林が処理する際に、一度グラブで弾き、その弾いたボールを拾いに行こうとしたときに脚をやってしまいました。報道では左膝と書かれていましたが、以前から傷を抱えていたところをやってしまったのかもしれません。倒れた後全く動けずに担架で退場。これを書いている時点では、都内の病院に行ったという情報しかありませんが、様子を見ていた感じでは長期離脱になる可能性が高いように思いました。今、様々な理由で野手が戦線離脱していますが、もしかすると復帰まで一番時間がかかってしまうのではと心配しています。


4回表、平井がバント処理のエラーも絡んで無死満塁のピンチを招いて降板後、佐野が内野ゴロとライト前ヒットで同点を許し、3番手として與座が登板。マルテから見逃し三振を奪った後、大山のレフトへ抜けそうなライナーをショートの山田がジャンピングキャッチする好プレー。同点で止めたので、直後に勝ち越し点が取れていれば違った展開になったと思いますが、点が取れなかったことで、向こうの2番手投手にプロ初勝利を献上することになりました。


中盤以降はライオンズの攻撃は落ち着いてしまった一方、タイガースは5回に最近打撃不振でスタメンを外れることもあった梅野がレフトへ2ラン、7回には糸井の犠飛とまたも梅野のセンターオーバーの3塁打で4点のリードを許す展開になりました。パ・リーグの上位チーム相手ならこれだけリードを許すと厳しい感覚になるのですが、一昨日のこともあるので、まだまだわからないと思いながら終盤へ。


追い上げのチャンスは7回裏に。先頭の森友哉ががら空きの3塁線を破る2塁打で出塁すると、クリ(栗山)がライト前ヒットでつないで、左投手を苦にしない左打者の呉念庭の適時打でまず1点。制球に苦しむ岩貞相手にアグー(山川)が四球を選び、スパンジー(スパンジェンバーグ)が追い込まれたカウントからライト前へ適時打を放ち、7-9の2点差に。続く愛斗が浅めの左飛を放ち、3塁走者が生還して8-9となったのは良かったのですが、なぜか2塁走者のアグーが中途半端に飛び出してしまい、2塁に戻れず憤死。このボーンヘッドがなければ、2死1,2塁でチャンス継続で、同点に追いつくチャンスもあったのですが・・・。


8回は表にマルテのセンターへの大飛球を途中出場の川越がフェンス際でジャンピングキャッチする好プレー。2塁走者も3進できず、結局8回表は無得点。その裏、先頭の代打・メヒアが3塁ベースに当たるラッキーな2塁打で出塁。タイガースの中継ぎ陣の中で唯一打ち崩すのが厳しいスアレスが9回に出てくることを考えると最低でも追いついておきたい場面で、川越の代打・岡田がバントを決めて1死3塁。3番、4番が倒れて同点には追いつけなかったのですが、バント策が失敗だったというのは結果論です。3塁まで走者を進めたことで相手が前進守備の隊形を敷いてくれてヒットゾーンは広がっていたので、内野フライさえあげなければ良かったのですが・・・、おかわりさん(中村)。今日はいいところなし。


9回は一昨日5失点のギャレットが登板。直球を狙い打たれて追加点を奪われるピンチがあったのですが、スパンジーの好返球で阻止。1点差のまま9回裏へ。


8回のチャンスで代打、代走を出しまくってしまったので、呉念庭からの4人で最低同点に追いつくことを考えましたが、先頭の呉念庭が出塁できず。アグーがセカンドへの内野安打、愛斗がストレートの四球を選んで1,2塁のチャンスを作ったのですが、メヒアの代走でそのままセンターの守備についていた岸が三塁正面へのゴロを打って試合終了。愛斗の時にスアレスが力んでいたのか、ボールがかなり暴れていたので、四球をもらえればと思ったのですが。代打のコマを8回で使い切ってしまっていたので、厳しかったですね。


一昨日はテレビで、昨日と今日は現地でタイガースを見た印象。攻撃に関しては満遍なくヒットが出ることと、一番目立ったのが走塁ですね。塁上に走者がいる場面でヒットが出たときに1つでも先の塁を狙おうとする姿勢がはっきり感じ取れました、一方の投手陣ですが、中継ぎ陣(特に勝ち試合の7~8回あたり)はもっとしっかりしている印象を持っていたのですが、パ・リーグのチームの勝ちパターンの面々に比べると、スピードボールがない分、抑えられそうな怖さはないという印象でした。今のライオンズ打線でもそれなりに点は取れそうな感じはあったので、あとは投手陣がどれだけ抑えるかというのが勝敗のカギだったのですが。一昨日、今日と取られすぎました。

 

7回裏(ビジターの時は7回表)の攻撃前、今日のように4点以上ビハインドの展開の時には、離脱している野手のタオルを掲げることにしています。キャプテンが先日コロナ陽性になったので、今はキャプテンと外崎のタオルを2枚並べて掲げています。いわゆる故障者リストメンバーのタオルなのですが、次回観戦時以降さらに1枚追加されることになってしまいました。さすがにこれ以上増えると・・・


若林が交代した後にそのままセンターの守備から入った川越。今シーズンまだノーヒットで、なかなか出場のチャンスがこれまでなかったのですが、千載一遇のチャンスが巡ってきました。今日の試合で詰まった当たりではありましたが今シーズンの初ヒットを放ちました。呉念庭、山田、愛斗のようにチャンスを生かして定着して欲しいですね。