本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第7回戦 ライオンズ4勝2敗1分


試合開始:13:00 試合終了:15:53 試合時間:2時間53分 観衆:27,340人


西武ライオンズ 3×―1 北海道日本ハムファイターズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 0 0 1 0 0 0 0 0   1 4 2
  1 0 0 0 0 0 0 0 2X  3 7 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)ダース(5)〜建山(2)〜宮西(1 2/3)
(L)石井一(9)


勝利投手:石井一5勝1敗  敗戦投手:宮西2敗


本塁打
(L)ボカチカ7号2ラン(宮西)=来日初のサヨナラ本塁打


【経過】 
初回にライオンズが相手の守備のミスで1点を先制。4回にファイターズはスレッジの3塁打で同点に追いつく。5回以降は両チームの投手が踏ん張り、同点のまま9回裏へ。2死1塁で延長突入かと思われた場面で、ボカチカがバックスクリーンへサヨナラ2ランを放って試合を決めた。ライオンズはファイターズとの3連戦勝ち越し決定。3連勝で貯金が2桁の10に到達した。


【戦評】
相手の先発がダースということで、石井一久が普通に投げれば楽な試合になるかと思っていたら、予想外の苦戦。初回にエラー絡みでライオンズに先制点が入った直後は動揺したのかボール球が続いたけれど、チャンスを逸して追加点ならず。3回には四球、盗塁、進塁打の内野ゴロで3塁まで、4回には2安打で2塁まで走者を進めたのに後続が続かず。チャンスはないことはなかったのだが、ライオンズの打者がうまく対応できなかった。球数が多かったからかは分からないけれど、5回1失点で降板。いいイメージを与えて降板させてしまった。次回は対応策を考えないと。


ダースは初めて生で観たのだけど、ストレートはそれほど速くはなく、高めにいく球が多かった。今日のライオンズ打線は、その高めのストレートにうまく対応できていなかった。


ライオンズも先発の石井一久が見事な投球。4回に3塁打で1点を失ったけれど、ボカチカがムリをしていなければ長打にはならなかったし、完璧に打たれたヒットはこの一打だけだった。四死球の数は多かったけれど、要所でのストレート、変化球とも内外角の投げ分けが素晴らしかった。9回裏に味方のミス(失策はつかず)絡みで1死1,2塁のピンチを迎えたけれど、内野ゴロと三球三振で切り抜けた。その前に8回にも2死1塁の場面で、稲葉の打球があわや左中間を抜けそうな飛球があったのだけど、クリ(栗山)の好捕で阻止。今日の試合で、公式戦での本拠地登板は5試合目となるけれど、その中でも1、2を争うような好投だった。


石井一久の好投を不意にしないためにも、ライオンズ打線は早く勝ち越し点を取らなきゃいけなかったのに、8回までチャンスらしいチャンスがあまりなかった。9回も1死からヨシヒト(石井義)が内野安打で出塁も、細川がバント失敗で走者を進められずに2死。延長を覚悟していたら… ボカがバックスクリーンへ放り込む一発! こんな結末が待っていたとはね。石井一久にも完投での5勝目が転がり込んで良かったよ。


昨日の6点差逆転といい、今日の土壇場でのサヨナラ劇といい、印象に残るシーンが多すぎるよ、特に今年は。ボカがサヨナラを打って、ホームベースへ戻ってきた時に、デーブ(大久保)コーチが一目散に選手よりも早くボカの所へ走っていっていたけれど、彼が中心になってチームの雰囲気をすごく明るくしてくれているように見える。適時打とか本塁打で選手がベンチに帰ってきた時に、よく選手と抱きついているシーンも見かけるし。チームの中に、昨年までにはなかったいい物が生み出されているのではないだろうか。


千葉でルーキー・唐川に完投を許した翌日から3連勝で貯金が2桁になった。明日は予想通りワク(涌井)とダルビッシュの投げ合いになった。立ち上がりにやや難のあるダルビッシュをライオンズ打線が攻略できるかどうか。もし攻略できたならば、9日から始まる長期遠征でもいい流れに乗れそうな気がする。



「今日は晴れて良かったですね」 って、ここはドーム球場なんですけど。


「GWの最終日ですが、家に帰るまで油断しないで下さい!」って、野球の応援はピクニックとか遠足みたいなモノでしょうか?



最後に日本語での一言を求められて…


「オナカスイタネ!」
食べる系の日本語を率先して覚える ボカチカ選手でした。


試合後、来場者全員が参加できるグラウンドウォークとベースランニングが催されて、今季2度目のグラウンド入りを果たしたのですが、ベースランニングは長蛇の列が出来ていたので諦めました。いつも今日くらい観客が入るのが望ましいのだけど、もう少し少ない時に催される時があれば、一度ランニングに参加したいですね。