8回に追いつくも逆転出来ず。同一カード3連勝ならず



本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第11回戦 ライオンズ6勝4敗1分


試合開始:13:02 試合終了:16:33 試合時間:3時間31分 観衆:29,605人


ライオンズ 3―3 ファイターズ 【延長10回終了時規定により引き分け】


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)ウルフ(6 1/3)〜宮西(2/3)〜増井(1)〜武田久(1)〜森内(1)
(L)菊池(8)〜長田(1)〜涌井(1)


本塁打
(F)杉谷2号3ラン(菊池)
(L)中島8号2ラン(増井)



「ライオンズクラシック2012 稲尾和久永久欠番メモリアルゲーム」 という特別な試合。天国で安らかに眠っていらっしゃるであろう偉大なOBのために絶対に負けられない試合で、今季初めて雄星に先発登板機会が与えられました。


ストレートの球速は140km台中盤出ているの一方、空振りがなかなか取れないのに不満はありますが、8回まで投げ抜いてくれました。四球も2つで、自滅することはなし。唯一の失点になった3回の杉谷の一発が悔やまれます。8回に味方打線の奮起で黒星も消えましたし、このままローテに残れるでしょう。順当に行けば、来週日曜のイーグルス戦(西武ドーム)での登板が濃厚。投げ合う相手は、高卒ルーキー・釜田になるでしょうか。投げ負けるわけにはいきません。


打線は、昨日の吉川の5回までに比べると崩せそうな雰囲気はあったのですが、チャンスすら作れず。6回には2死から連打が出たのですが、ナカジ(中島)凡退で得点できず。


雰囲気が変わり始めたのが7回裏1死1,2塁の場面。銀仁朗(炭谷)の代打にカーターを送ると、ファイターズは好投のウルフを降板させ、宮西にスイッチしてくれました。カーターは宮西の投じる外角への外スラにタイミングが合わず空振りしたのですが、その直後の球を逆らわずに左中間方向へ。来日初ヒットが打点つきになりました。走と守ではなかなかチームに貢献できない選手なので、打で結果が出て良かったです。それにしても、カーターが打席に立つ時はチャンステーマばかり。(そういう場面での代打で使われているので仕方ないですが)


8回には、エラーで出塁したクリ(栗山)を1塁に置き、直前のチャンスの打席で凡退したナカジが今度は左中間への完璧な一発(2ラン)で結果を出しました。追いついた後再びチャンスを作り、星孝典の所に3人目の捕手の上本まで代打に送ったので、逆転まで持っていって欲しかったです。


9回表は、ライオンズに流れを引き寄せるべく、2番手の長田が三者凡退の投球。


9回裏、先頭の熊代が三塁前への絶妙なセーフティーバントに、1塁へのヘッドスライディングで執念の出塁。本来なら、ヤス(片岡)が送って1死2塁、クリは1塁が空いているので敬遠、1死1,2塁でヘルマンまたはその後のナカジが適時打を打ってサヨナラ勝ち… となるはずでしたが。ヤスが2度バントを試みて失敗し、追い込まれてカウント1−2から遊ゴロ併殺。最悪な結果になりました。2度目に失敗した球は高めのボール球だったので、見逃して欲しかったなぁ。


時間的にあと1イニングで終了と思われた延長10回。ライオンズはストッパーのワク(涌井)がマウンドへ。球速はいつもと変わらないのですが、気合いが入っているように感じました。相手打線が下位だったことと、昨日1日登板がなかったことが影響しているかもしれませんが。


10回裏は昨日攻略した森内相手にあっさり三者凡退で終了。3時間30分ルールで引き分けになりました。


0−3から追いついたのは良かったのですが、逆転はできず。今日みたいな試合で逆転勝ちに持っていけるようになれば、チームは浮上していけると思います。


明日は東京ドームでの「鷹の祭典」に参戦。携帯電話会社の社員がどのくらい動員されてくるのでしょうか?


ライオンズクラシック2012開催にあたり、試合前にセレモニーが行われました。



ノムさんからのメッセージ。試合後のシアターでは、現役時代の稲尾さんとの対戦について等、いろいろと語っておりました。



王さんからもメッセージ。



エグゼクティブ・プロデューサー、豊田泰光さんからのコメント。
「何だか(稲尾が)目の前に出てきそうな気がして、涙が出てきちゃいそうだよ…(以下略)」 


こちらまでもらってしまいそうでしたよ、ホントに。



全員が同じ背番号(24)をつけるという日本球界初の試み。普段から選手の特徴を捉えていない人には、誰が誰だか分からなくなりますね。


今日の試み、来年あたりには永久欠番が何人もいる某球団にパクられそうな気も…