本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


パリーグクライマックスシリーズ第2ステージ】


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第4回戦 ライオンズ3勝2敗(advantage含む)


試合開始:18:15 試合終了:21:22 試合時間:3時間07分 観衆:18,704人


西武ライオンズ 9―4 北海道日本ハムファイターズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 0 0 0 0 0 3 0 1   4 7 0
  4 1 2 0 0 0 1 1 ×   9 15 1
  

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)スウィーニー(3)〜坂元(2)〜多田野(1 2/3)〜宮西(1 1/3)
(L)石井一(7)〜岡本真(1)〜グラマン(1)


勝利投手:石井一1勝  敗戦投手:スウィーニー1敗



本塁打
(F)ボッツ1号ソロ(グラマン)
(L)細川1号2ラン(スウィーニー)、赤田1号ソロ(宮西)


【経過】 
ライオンズが初回から1死3塁のチャンスを作り、3本の適時長短打で4点を先制。2回には栗山の適時打、3回には細川の2ランで追加点を奪い、序盤で7−0と大量リードとなる。先発の石井一が7回まで好投。最後の7回に3点は取られたものの、13奪三振の圧巻の内容だった。ライオンズは追い上げられた終盤に、後藤の適時打と赤田のソロで駄目押し点を奪い、9−4で勝利。アドバンテージの1勝を加えて、日本シリーズ進出へ王手をかけた。


【戦評】
2戦、3戦と完全にファイターズペースになっていたが、それを止めたのがカズさん(石井一)だった。スワローズ時代から日本シリーズなどの大舞台で普段とは見違えるような好投をして、ライオンズも苦しめられたことがあったけれど、今日もその「神」ぶりが発揮された。


初回に2つの四球を出して、1死1,2塁のピンチを作るも、4番と5番を連続三振に抑えると、2回以降は安心して見ていられる内容だった。初回は変化球が大きくぬけることもあったけれど、2回以降はコントロールもまとまって、球のキレも抜群で、開幕当初の姿が見られたような気がする。7回に味方のエラーもあって3点を取られてしまったが、今季最多の136球を投げたということで、スタミナ切れがあったのでは。無失点のまま降板して、残りのイニングを別の投手でいって、完全にファイターズを封じていれば、なお良かったのだけど。


8回に登板の岡本真はあっさりと三者凡退に抑えて完璧な内容。最後に登板したグラマンに関しては、第3戦に続く失点で、やや不安が残る。右膝の影響が若干残っているのか?


打線は初回から爆発。やはりヤス(片岡)が先頭打者で出塁し、直後に盗塁して機動力を発揮できたのが大きい。2回の第2打席では、1塁にショウゴ(赤田)を置いた状況で、バスターエンドランをきれいに成功させた。序盤の3回までは、攻撃が全てうまくいき、第2戦、第3戦で打ちあぐねたのが嘘のようだった。


今日は第3戦までと大きく打順を入れ替え、4番から6番を入れ替えた。新聞紙上では、4番にヨシヒト(石井義)が入ると書かれていたのだけど、実際にはおかわり(中村)が4番で、ヨシヒトは5番。でもこの打順が功を奏し、ヨシヒトが第1戦の大宮に続いて3安打の活躍。打順の組みかえが成功した。6番に下げられた後藤にも最終打席で適時打が出たのは、翌日以降を考えると大きい。


さぁ、日本シリーズ進出へ王手をかけた。明日の予告先発は、第1戦と同じで、ともに中4日での登板。ライオンズ打線はグリンと対戦ということで、いいイメージは持っているだろうが、攻略した時には、別の好投手(このシリーズで登板がまだない藤井や、第3戦で先発した武田勝など)に早々に継投してくることが考えられ、どんな展開になっても厳しい試合になるだろう。でも、今日のように終始ライオンズが主導権を握る展開になれば、必ず歓喜のゴールにたどり着けるはず。負けたら第6戦でダルビッシュと対戦、なんて悪いことは考えず、目の前の試合に集中すべし。レギュラーシーズンで見ることが出来なかった「本拠地胴上げ」を明日こそ見せて欲しい!