本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


パリーグクライマックスシリーズ第2ステージ】
vs.北海道日本ハムファイターズ戦第3回戦 ライオンズ2勝2敗(advantage含む)


試合開始:13:00 試合終了:16:25 試合時間:3時間25分 観衆:33,078人


西武ライオンズ 4―7 北海道日本ハムファイターズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 1 4 0 0 0 0 1 1   7 9 2
  0 0 0 0 2 1 0 0 1   4 7 1
  

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)武田勝(5)〜多田野(0/3)〜武田久(2)〜建山(1)〜MICHEAL(1)
(L)帆足(5)〜大沼(2 1/3)〜三井(0/3)〜岡本真(1/3)〜星野(1/3)〜グラマン(1)


勝利投手:武田勝1勝  敗戦投手:帆足1敗


本塁打
(F)スレッジ2号3ラン(帆足)



【経過】 
2回にファイターズが、ライオンズ・中村の悪送球の間に1点を先制。3回には、田中賢の一ゴロとスレッジの3ランで4点を追加し、前日同様に序盤で5点のリードを奪う。5回にライオンズが佐藤の三ゴロと赤田の2塁打で2点を還して、ファイターズ先発の武田勝をマウンドから下ろす。終盤、ライオンズの中継ぎ陣が捕まり、8回に田中賢のセンター越え3塁打、9回には代打・飯山のスクイズで追加点を奪われ、逃げ切られた。ライオンズは第2戦、第3戦と連敗し、対戦成績はアドバンテージを含めても2勝2敗のタイとなった。


【戦評】
昨日の岸と同様に、今日の先発の帆足も序盤で捕まってしまい、大量失点を許してしまった。初回の立ち上がりは完璧、2回も味方の送球ミスで1点はとられたものの、内容は悪くなかった。3回に、ファイターズに打線をうまくつなげられて、スレッジの3ランも絡められて、大量失点。昨日、金子誠に2ランを浴びてリードを広げられたように、今日も一番やってはいけない方法で点を取られてしまった。


序盤は完全なファイターズペースだったけれど、5回に中村と平尾の連打に、森本の捕球ミスもあって、無死1,3塁と絶好の追い上げの機会が出来た。このシリーズ初スタメンのショウゴ(赤田)の2塁打などで2点を還して、武田勝を引きずりおろす形にはなったのだけど、ここで更に点をとって、ファイターズにプレッシャーをかけておきたかった。ライオンズ打線に一発を絡めた爆発力があるとはいえ、序盤に5点も6点もリードを許すと、追いかけるのはかなり厳しい。


2番手で出てきた大沼が6回、7回とファイターズ打線を完璧に抑え、3イニング目の8回に登板し、先頭の森本に中前安打を打たれる。バントで送られ、1死2塁になり、打席に左の田中賢を迎えた所で、左投手の三井にスイッチ。初球をセンター越え3塁打されて、三井は1球で降板。何のために出したのか分からなかった。大沼が好投していたので、そのまま続投させて打たれた方が悔いが残らなかったような気がした。この1点で点差が3点になり、非常に痛い失点だった。


9回には3点ビハインドの場面で、このシリーズ初めて抑えのグラマンが登板。しかし、先頭の高橋に四球を出し、糸井には追い込みながらもレフト前にヒットを打たれ、代打・飯山には見え見えのスクイズを決められて、1失点。右打者に対して、変化球は外側へ抜けるし、ストレートでも簡単には空振りが取れない。レギュラーシーズン中の、打者が手も足も出ないような投球は見られず。今の状態だと、僅差でリードの場面で登板させるにはやや不安が残った。


試合には負けてしまったが、最終回に相手の抑えのマイケルから1点を奪うなど、粘りもそれなりに見せた。2戦目に続いて連敗し、流れがファイターズに傾いているように見えるが、明日は1日休みになるから、また初戦を戦う心づもりで第4戦に臨んでもらいたい。


たぶん第4戦は、ベテランのカズさん(石井一)が先発。日本シリーズなど大舞台でドデカイことをやって、ライオンズも以前に苦しめられてきた投手なだけに、今度は相手チームに向かってやって欲しい。カズさんが神のような投球を見せてくれれば…



↑第1戦から第3戦では、ビジター応援席以外のチケットを持つ来場者全員に毎試合デザインの違う「特別応援フラッグ」が配られていました。このおかげで、3塁側も半分くらいはフラッグで染まっていましたよ。