6回に逆転を許し、岸は初の開幕投手を勝利で飾れず



本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


【2013年パ・リーグ開幕戦】vs.北海道日本ハムファイターズ戦第1回戦 ライオンズ1敗


試合開始:18:01 試合終了:21:27 試合時間:3時間26分 観衆:26,750人


Lions 3―5 Fighters 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)武田勝(3 1/3)〜矢貫(2 1/3)〜鍵谷(1/3)〜石井(1)〜増井(1)〜武田久(1)
(L)岸(6)〜岡本篤(1)〜長田(1)〜サファテ(1)


勝利投手:矢貫1勝  セーブ:武田久1S  敗戦投手:岸1敗


本塁打 なし


初回にヤス(片岡)が初球をライト前安打、秋山が送って、クリ(栗山)が左中間を破る2塁打で先制。2回にもヤスの適時打で2点目。幸先良く点を奪ったものの、3回以降はぱったり。


先発の岸は初回、2回と三者凡退でスタートしたものの、3回につかまり西川に同点のライトオーバー2塁打、6回にも下位打線に勝ち越し打を許し、粘り切れず。岸はボールの出来は悪くなかったと思うのですが、ファイターズの各打者にかなり粘られました。おかげで6回120球。球数が多くなってしまいました。


ライオンズの打線にとって誤算だった?と思われるのは、4回途中でのファイターズ先発・武田勝の予想外の降板。左ふくらはぎの張りとの報道されていました。昨年までの対戦でも、試合の中盤あたりで攻略するケースが多かったので、張りが出ず続投してもらった方が良かったかもしれません。


6回裏に銀(炭谷)の適時打で3−4と1点ビハインドまで追い上げ、岸の後を継いだ岡本篤、長田が苦しみながらもゼロに抑えたにも関わらず、9回にサファテが失点してジ・エンド。9回裏2死1,2塁。もし1点ビハインドなら、センターの守備位置が少し前に来ていて、秋山の打球が…だったかも、なんて。


守備ではいくつか拙いプレーがありました。5回表1死1,3塁での西川の一ゴロの場面。三本間の挟殺プレーで、本塁方向へ走者を追いかけすぎてあわやホームインさせかけたり…etc.。


急造外野手&ルーキー・金子のライトの守備。3回表に西川の打球で頭上を越されたのはやむを得ないでしょう。まっすぐライナー性で向かってくる打球の処理は、本職の外野手でも難しいですから。
6回表の2死2塁での大引のライト前ヒットに対する本塁送球。アウトに出来ないのは、外野手の肩、送球の正確さとしてちょっと…。


同じライトで相手チームから出場した同じくルーキー(高卒)選手。ライオンズは敵チームの新人、新顔には非常に優しい球団なので、今日は「プロ初安打(2塁打)」、「2安打目にプロ初打点」、さらに試合後には、道内放送局のアナウンサー相手に「プロ初インタビュー」まで許しました。いくらなんでもお人好しすぎでしょう、ライオンズは。


大谷の野手としての評価について。バットに当てて打つことは、高卒ルーキーとしてはずば抜けていると思います。ただ打つ以外のプレー、特に走塁面についてはコーチ陣が指導すべきことがある気がしました。2塁打を打った時の2塁までの足の運びはすごく軽く、というかバネがあるように感じましたが。


今のライオンズには、守備のまずさに目をつぶって使っている外野手、逆に打てないけれども守備の良さで使われている内野手がいます。前者は今日の試合で守備面での不安を露呈しました。監督はどこまで我慢して使い続けるでしょうか。明日以降見ものです。

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試合前には、埼玉栄中・高等学校によるマーチングバンドの演奏。


そして始球式は、ソチ五輪出場を決めた女子アイスホッケー代表。