大宮でのパリーグ相手の不敗神話がストップ

本日のライオンズ戦の結果(県営大宮公園野球場)の結果



vs.北海道日本ハムファイターズ戦第10回戦 ライオンズ4勝6敗


試合開始:18:01 試合終了:21:35 試合時間:3時間34分 観衆:20,473人


Lions 1―5 Fighters


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)八木(5)〜江尻(1)〜林(1)〜建山(1)〜武田久(1)
(L)涌井(6)〜三井(1)〜藤田(1)〜野上(1)


勝利投手:八木8勝1敗  敗戦投手:涌井12勝4敗


本塁打 
(F)小谷野6号ソロ(涌井)
(L)中島15号ソロ(八木)


大宮でのパリーグ相手の公式戦で初黒星を喫してしまった。


2回に小谷野に先制ソロを許した球は失投。直後の2回裏、先頭のおかわり(中村)の打球が左中間スタンドへ一直線…かと思われた打球が、外野フェンスの真上に当たってグラウンドへ跳ね返り2塁打に。
ここで後続が続いて、同点、さらには逆転という展開になっていれば、ライオンズの流れになっていたと思うけど。走塁ミスが痛かった。この回に点が取れなかった所あたりから、今までの大宮の試合とはちょっと違った雰囲気になったような気がする。


先発のワク(涌井)は、球速はやや抑え目で丁寧な投球を心がけていたように見えたのだが、3回に連続2塁打で追加点を許した。4、5回は走者を出しながら粘っていたのだけど、6回に高橋の打球を自身のグラブではじいて無死1、3塁のピンチを招き、連続四球で3点目を失った。下位の3チーム相手の中盤から終盤にかけての2点ビハインドならそんなに気になる点差ではないのだけど、ファイターズの勝ちパターン継投の投手陣を考えると、1−3と2点差がついた所で、勝敗の行方が少し見えたかなという展開だった。


ファイターズの強い所は、3点目をとってさらに無死満塁のチャンスで、適時打ではなく、内野ゴロと犠飛で追加点を嫌らしく奪ったところ。チャンスだからといってやたらとバットを振り回すわけではなく、どの方向にどのような打球を打てばいいのか考えて打っているのが各打者から感じられた。ファイターズが予想外に(といっては失礼なのかもしれないけど)落ちてこない理由を思い知らされた試合だった。


打線も終わってみたら、ナカジ(中島)のソロによる1点のみだった。しかもこのソロも、ファイターズの鶴岡orスレッジがきちんと邪飛を捕球していれば生まれていなかったもの。実質的には完封されてしまったようなものだ。7月に調子が上がってきた時期があったけれど、今はシーズン序盤の状態に戻ってしまった。ただあの時に比べて終盤追い込まれた時の粘りは出てきたけれど。


どんなに悪くても2勝1敗、出来れば1ヶ月前の西武ドームでの対戦同様に3タテをもくろんでいたのに、ワクを先発に立てて必勝態勢で挑んだ1戦目を落としてしまったのは非常に痛い。残り2つ勝たなければいけない状況なのだけど、帆足も岸も登板がないので、かなり厳しいような。


大宮に行って負けたのは初めて。帰りの大宮駅東口へ向かう途中、外野スタンド裏の通路はバカ混みだし、氷川神社の脇の車道も完全に歩道と化していた。車道に歩行者(ファン)がはみ出して、まるで一方通行の道路のようだった。大宮での鳴り物なし応援もそうだけど、試合展開が長くなり、かつライオンズが敗れたときにしか出来ない体験をすることになってしまった。勝って内野を巻き込んだ二次会を十二分に楽しんでから帰ると、駅へ向かう途中で混んでいるということもないのだけど。(これまで経験した大宮の試合は3戦3勝だった)


試合前には、ライオンズOBで現在は文化放送で解説をされている山崎裕之さんが打席に、ファイターズOBの木田勇さんがマウンドに立ち、1打席勝負を行いました。


結果は・・・  カウント0−3から山崎さんが打ち、センター前へのポテンヒットでした。


↓打席での山崎さんの様子