本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


パリーグクライマックスシリーズ第2ステージ】


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第5回戦 ライオンズ4勝2敗(advantage含む)


試合開始:18:15 試合終了:21:07 試合時間:2時間52分 観衆:21,731人


西武ライオンズ 9―0 北海道日本ハムファイターズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 3 0
  0 1 4 0 0 0 1 3 ×   9 12 0
  

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)グリン(2 2/3)〜藤井(3 1/3)〜武田久(1)〜建山(1)
(L)涌井(9)


勝利投手:涌井2勝  敗戦投手:グリン2敗


本塁打
(L)後藤2号ソロ(グリン)


【経過】 
2回裏、ライオンズが後藤のソロで先制。3回には中島と後藤の適時打、石井義への押し出し四球で4点を追加し、先発のグリンをKO。終盤に入り、7回には後藤の今日3本目となる適時2塁打、8回には栗山の適時3塁打で計4点を追加し、試合を決めた。ライオンズ先発の涌井は7回2死までパーフェクト投球、3安打無四球完封勝利で、このシリーズ2勝目。日本シリーズ進出の貢献者としてシリーズMVPも獲得した。


【戦評】
予想外の大量点差の展開。試合前には、「シリーズ進出決定の瞬間は号泣するかな」と思っていたけれど、進出決定よりも点差がどんどん開いていくことに喜びと感動を覚えてしまった。ぐっと込み上げてきたのは、表彰式が終わって、選手たちがグラウンド一周でレフト側からライト側へ向かってきた時。このシリーズだけではなく、シーズン終盤でいろいろ苦労したことも思い出してしまってね。何はともあれ、よくここまで来た。


監督がインタビューで言っていたように、最終ゴールはまだまだ先にある。現状に満足せず、セリーグ王者を倒して、日本一を勝ち取って欲しい。今日流すつもりだった涙も、日本一を決めた瞬間のためにとっておく。


打線のつながりに、ヤス(片岡)の2盗塁など機動力を絡めた攻撃でファイターズの投手陣を攻略した野手陣も見事だったけれど、今日はワク(涌井)の好投に尽きる。立ち上がりあっさりと三者凡退に抑えたのだけど、前回の大宮の登板時とは違って、力みが全然なかった。回が進むにつれて、遊ゴロや二ゴロが増えてきて、完全にペースを握ることが出来た。終わってみたら3本ヒットを打たれてしまったけれど、無四球完封。内容的には、第2戦で完封されたダルビッシュよりも良かったのでは。最終回、最後の打者となった稲葉に対しても珍しく148キロ出ていたし、やれば出来るんだよな。日本シリーズも期待したい。


このシリーズを振り返って、シーズン中とは違って、打線のつながりの良さで勝った気がする。日本シリーズも好投手ばかり出てくるだろうから、一発攻勢は期待できないだろうし、打線をつなげるのも厳しいかもしれない。先頭打者を塁に出した時に、機動力を使ったり、相手の守備陣型を崩すような嫌らしい攻めも必要になるだろうな。


あとは投手陣。4戦目のカズさん(石井一)、5戦目のワク(涌井)は今季一番の投球を見せてくれた。不本意に終わった岸と帆足には、日本シリーズでの挽回を期待したい。


あと、シリーズを勝ち抜く上で鍵になるのが、投手が打席に立つセリーグ本拠地での試合。投手自身の打撃(バントなど小技を含めて)もそうだけど、継投をした時に投手の打順をどこに入れるかなど、いろいろと考えることが多くなる。今年はセの本拠地での試合が多いから、ビジターでいくつ勝てるかがシリーズの行方を大きく左右する気がする。


まぁ、シーズン中にやってきた野球がどれだけ出来るか。日本シリーズ初経験の選手も多いけれど、プレッシャーに負けず、各自のパフォーマンスの100%に近いものを出してくれれば。皆がそれを出来れば、いい結果は見えてくるはず。


日本シリーズまで少し時間があるけれども、いい緊張感を持って、調整をして欲しい。


↓今日のスタメン↓


↓監督の胴上げ後、選手たちがライトスタンド方向へ歩んできて、万歳三唱!↓


↓レオとライナもガッツポーズ!↓


↓表彰式↓


↓CS第2SのMVPは2勝をあげた涌井秀章投手!↓