本日のライオンズ戦(東京ドーム)の結果


日本シリーズ2008】

vs.読売ジャイアンツ戦第1回戦 ライオンズ1勝


試合開始:18:15 試合終了:21:00 試合時間:2時間45分 観衆:44,757人


読売ジャイアンツ 1―2 西武ライオンズ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E
  0 0 0 0 1 1 0 0 0   2 6 1
  0 0 0 1 0 0 0 0 0   1 2 0
  

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)涌井(8)〜グラマン(1)
(G)上原(7)〜越智(1)〜西村健(1)


勝利投手:涌井1勝  セーブ:グラマン1S  敗戦投手:上原1敗


本塁打
(L)後藤1号ソロ、中島1号ソロ(上原)


【経過】 
4回2死2塁からラミレスのライト前への2塁打でジャイアンツが1点を先制。直後の5回表、ライオンズの先頭打者・後藤にソロ本塁打が飛び出して同点。さらに、6回には中島の右中間スタンドへのソロで勝ち越し。ライオンズは先発の涌井が8回を1安打に抑える好投をみせ、9回はグラマンがランナーを出しながらも無失点に抑えて、第1戦はライオンズが接戦をモノにした。


【戦評】
初回のライオンズの攻撃。先頭のヤス(片岡)がライト前ヒットで塁に出て、早速自慢の足をみせるチャンスがきた。2度牽制をされて、ギリギリのタイミングでベースに戻る。そして3度目… 逆を上手く突かれて牽制死。せっかく出した走者が予想外の形で刺されて、嫌な予感がした。それでも、最後までジャイアンツに試合の流れが行かなかったのは、先発のワク(涌井)が好投したのもあるけれど、初回にヤスが牽制死の後、クリ(栗山)が四球で出塁して、3人であっさりと攻撃を終わらなかったからだと思う。クリはこの日ノーヒットだったけど、第1打席の四球はヒット1本分以上の価値があったのでは。


ワクが3回までパーフェクト投球。4回におかわり(中村)の捕球ミスからピンチを招いて、2死2塁でラミレスを迎えた場面。右方向へ打球を詰まらせて、ライトフライで終了! と思ったら、ボカ(ボカチカ)が一度グラブに収めたボールをこぼして2塁打にして、先制点を許してしまった。終わってみたら、ワクがジャイアンツに打たれたヒットはこの1本だけだったのけど、エラーで良かったのでは。ショウゴ(赤田)とかが守っていれば、ダッシュで普通にキャッチできる打球だっただろうし。


先制点を許したが、すぐに後藤のソロで同点に追いつき、流れをジャイアンツに渡すことがなかった。6回にもCSの第1戦と同様に、ナカジ(中島)が右中間へ本塁打をぶち込んで勝ち越し。これら2本のソロはともに上原の失投だったかもしれないけれど、失投を見逃さずに仕留めたのが素晴らしい。今日は一度も連打が出なかったけれど、少ないチャンスを確実にモノにした。


9回、ライオンズがチャンスを作れば、ワクまで打順が回る可能性もあったが、三者凡退で終了し、打席は回らず。9回もマウンドに上げて完投をさせるのかと思いきや、シーズン中同様にグラマンをマウンドへ。先頭の木村拓に対して、2球で追い込みながら、カウントを2−3まで持ってこられ、最後は二遊間を抜けそうな内野安打。レギュラーシーズン優勝目前の試合で大崩れしてから、状態は全然上向いていないと感じた。


続く小笠原の打球は、低いゴロで同じ二遊間へ。センターに抜けるかと思ったら、ヤスが打球をとめ、一度グラブからこぼしながらも、ボールを二塁ベースカバーのナカジへ送って1つアウトをとった。もし、打球がセンターへ抜けていれば1,2塁か1,3塁の大ピンチになっていたし、二塁でフォースアウトをとれなくても1,2塁のピンチと、タイヘンなことになっていたのだけど、ヤスの好守で救われた。


続くラミレスの放ったゴロも高いバウンドだったけれど、グラマンが長身だったことが功を奏して、投ゴロ併殺打で試合終了。8回まではある程度安心してみていられたのだけど、9回は超ヒヤヒヤだった。でも、逃げ切れて一安心。


今日は本塁打のみによる得点だった。欲を言えば、中継ぎ投手陣からもヒットを打って、追加点を取りたかったのだけど、越智も西村もストレートの走りが良くて攻略できなかった。先発投手を攻略した後に出てくる中継ぎ陣をどう崩すかが、今後ライオンズが勝っていく上でキーになりそう。


今回のシリーズも、ナカジがお祭り男になりそうな予感。明日のライトの守備位置には誰がつくのかな?




↓勝利監督インタビュー↓


↓ヒーローインタビュー(涌井投手)↓


↓渡辺監督と涌井投手のならび↓