1点リードを許す展開で8回に西川の適時打で追いつき、9回に外崎のプロ入り通算100号で勝ち越して連勝!

 

本日のライオンズ戦(みずほPayPayドーム福岡)の結果

 

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第22回戦 ライオンズ7勝15敗

 

試合開始:14:00 試合終了:17:30 試合時間:3時間30分 観衆:38,751人

 

ホークス 2-3 ライオンズ

 

勝利投手:平良3勝2敗  セーブ:アブレイユ2勝5敗24S  敗戦投手:ヘルナンデス3勝3敗 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)今井(7)~平良(1)~アブレイユ(1)
(Sh)スチュワートJr.(7)~杉山(1)~ヘルナンデス(1)

 

本塁打
(L)外崎6号ソロ(ヘルナンデス)
(Sh)牧原大2号ソロ(今井)

 

ホークス先発・スチュワートJr.相手に初回に1点しか取れなかったものの、32球を投げさせたことと、塁上に走者を出せば、それなりに走力のある選手であれば盗塁を決められるということで、初回は長谷川、源田が決めました。ホークスの勝ちパターンリレーの投手が何人も戦線離脱している(オスナ、松本裕、藤井など)ことから、先発投手を早い段階で降板させる展開に持っていければ、得点能力の低いライオンズであっても有利に働く可能性があるということ。ということで初回の32球、特に西川が12球粘って犠飛を放ったのは評価できますね。


ライオンズの打線は初回と2回は得点は1点だったものの、塁上に走者を置く状況を作ることが出来ていてよかったのですが、3回以降は完璧に抑えられて、6回まで誰も出塁できない状況が続きました。3回以降も初回同様にとはいかなくても、もう少し粘りのある打撃、攻撃をしてくれれば、7回まで引っ張らせずにもっと早いイニングで下ろせたような気がします。


先発の今井は時折微妙に制球を乱す場面も見られたものの、7回まで投げ切っての2失点。3回に牧原に同点弾を打たれた後にヒットを重ねられての2失点でした。ヒット数は9本とかなり打たれたものの、初回は先頭打者のライオンズ外野守備陣を甘く見たのと自身の走力を過信しての暴走(無理に3塁を狙って憤死)、その他のイニングは単打が多かったので、得点にはつながりませんでした。本塁打は牧原に打たれたものの、クリーンアップのメンバーに打たれなかったことで大量失点にはなりませんでした。


中盤は各打者がほぼ完璧に抑えられたものの、7回は100球を超えても続投のスチュワートJr.が急に制球を乱したのに乗じて同点、逆転と行きたかったのですが、得点圏に走者を置く状況で打てずに無得点。


しかし、先発投手が降板した後はライオンズのペースに。8回は先頭の古賀に対する四球を皮切りに、犠打で送って、2死からではあったものの西川がセンター前に運んでまずは同点。さらに9回は平沼が凡退した後、外崎が逆方向(右方向)に大飛球を放ってそのままテラス席へ。こういった展開は相手の投手の良し悪しに関係なく、つい最近まではこんな展開の試合には持っていけても逆転までもっていく試合はほぼなかったと思います。打順もごく一部の選手を除いてほぼ固定されてきていて、まだまだ得点能力は低いものの、シーズン終盤になってようやく攻撃の形が見えるようになってきました。


先発の今井が降板後は、8回は平良が制球を急に乱して四死球連発で満塁のピンチを招いたものの、最後は三振に抑えて無失点。勝ち越した後の9回はアブレイユが先頭の栗原にセンターオーバーの2塁打を浴びてピンチを招くも、ホークスに同点は許さずに終了。


今日の試合では1点ビハインドにもかかわらず、7回表にDHの佐藤龍に代走・奥村を出し、さらにその奥村にレフトを守らせるためにDHを解除。さらに8回攻撃時に古賀に代走・滝澤を起用。その滝澤を打順に残すためにサードに入れ、サードを守っていた平沼がレフトへ。パ・リーグではなかなかお目にかかれない打順変更が見られました。


福岡遠征で連勝となったわけですが、非常に相性の悪い球場で連勝はいつ以来かなと確認してみたら、2008年9月20日、21日以来(2008レギュラーシーズン優勝決定直前の連戦)とのこと。この時は2連戦2連勝でした。ちなみに3連戦での2勝はさらに遡って2004年のプレーオフセカンドステージ以来らしいです。過去に福岡現地参戦での3連戦3連勝は一度もありません。明日の試合は完全に未体験ゾーンでの応援になります。

 

お立ち台はもちろん勝ち越し本塁打の外崎選手。プロ入り通算100号本塁打を現地で見られたのは非常にラッキーでした。もっと早い段階で出ると思っていたので。