2回までに8点を奪い、終盤の猛追を振り切り、首位攻防戦連勝!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第20回戦 ライオンズ10勝10敗


試合開始:13:00 試合終了:16:40 試合時間:3時間40分 観衆:30,902人


ライオンズ 8―5 ホークス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)大竹(1 2/3)〜高橋礼(3 1/3)〜モイネロ(2)〜石川(1)
(L)今井(5 2/3)〜小川(1/3)〜野田(1)〜マーティン(1)〜ヒース(1)


勝利投手:今井5勝4敗  敗戦投手:大竹2勝1敗


本塁打 
(L)山川41号2ラン(大竹)


初回、先頭の牧原にライト前ヒットを打たれ、続く今宮に送られて1死2塁。3番の中村晃の打球は右中間深くへ。抜かれてフェンスまで到達していれば先制点を許す所でしたが、ライトの金子侑がダイビングキャッチして、2塁走者の進塁も許さず。続くグラシアルを抑えて、初回を無失点で切り抜けたことが、裏の4点につながったと思います。もし、初回で先制されていれば、全く違う展開になっていたでしょう。


ホークス先発の大竹には初対戦の時に所沢で抑えられていました。前回の福岡では崩しかけたところで逃げられました。


今日は、初回からファーストストライク狙いで、秋山は初球センター前ヒット、源田は1−0から右中間を破る適時3塁打で先制。浅村もカウント0−1からセンターオーバーの2塁打で2点目、さらにアグー(山川)が源田と同じカウントからレフトへ弾丸ライナーの2ランを放って計4点。何とわずか7球で4点を取ってしまいました。本塁打で走者がいなくなってしまったせいか、この回は4点で終了。


2回には先頭の金子侑の四球をきっかけに、盗塁で2塁に進んだ後、源田の適時打、浅村が再度得点圏に走者を進めるヒットを放ち、アグーがレフトへ詰まりながらの適時打でこの回2点目。さらにおかわり(中村)もセンター前への2塁打(相手のセンターが弾いて2塁へ進むも、失策はつかなかったため、記録上は2塁打)を放って、初回に続いて4得点。おかわりの2点適時2塁打は2番手の高橋礼から打ったものですが、先発の大竹が残して降板した走者なので、1回2/3イニングで8安打を浴びせて8失点。これまで対戦してそれなりに抑えられた2試合の鬱憤を晴らす形になりました。


3回以降、追加点が取れていれば、昨日と同じように終盤は非常に楽な展開になったと思いますが、3回以降でライオンズの出塁は3人だけ(ヒット2本に四球1つ)で追加点を全く奪うことが出来なかったため、終盤もつれ、一つ間違えばわからない展開になってしまいました。


初回の金子侑のプレーだけでなく、4回の無死2塁での長谷川勇のセンターフライを秋山が地面スレスレで捕球するプレーなど、守備でも随所に好プレーが見られました。投手陣を助けたと思います。


先発の今井に関しては、序盤に大量リードをもらいながら、3回に暴投で、4回には明石の2点適時打で失点。5回は上位打線をあっさりと三者凡退に抑えていたので、せめて6回までは行ってほしかったのですが。6回のピンチは2番手の小川がよく凌いだと思います。ホークス側としては、6回のチャンスの場面で、甲斐の代打に福田を送り、ライオンズ側が左投手に交代すると、代打の代打で川島を送るという、福田を使い捨てする作戦をとりました。そのおかげで、8回表に4点差に追い上げ、さらに2,3塁のチャンスで高谷に回った所で代打を送れないという状況になってしまいました。ただでさえ、野手の登録メンバーが1人少なかったのに、相手投手の左右にこだわってベンチの野手を無駄づかいしてはね。


8回はマーティン、9回は先週日曜以来、中6日で抑えのヒースが登板しました。


8回のマーティンは2死まではスムーズに奪えたのですが、上林のボテボテの三塁内野安打でピンチが広がり、明石にライト線を破る2塁打を打たれて失点。さらに高谷にも9球粘られて、何とか打ち取りました。


マーティンが1イニングで34球も投げてしまい、ヒースはそんなことはないだろうと思いきや、先頭の牧原から3連打を浴びて無死満塁のピンチ。グラシアルからは4球で三振を奪ったのですが、続く長谷川勇には11球も粘られ(結果は三振)、松田にはレフト前への適時打を浴びて、5−8と追い上げられ、さらに2死満塁のピンチで上林。最悪のシナリオも頭をよぎりましたが、初球であっさりと一ゴロに打ち取り試合終了。ヒースは1イニングで35球も投じてしまいました。





さすがに首位攻防戦では、序盤に大量得点を奪っても、追加点が奪えないとしんどい試合になりますね。


昨日は千賀、今日は大竹を攻略して連勝。連勝はしましたが、3週間前の福岡のリベンジはまだ3分の2を果たしただけ。明日の先発・ミランダに来日初黒星をつけて、ようやくリベンジ完遂となります。


中盤から終盤にかけて、ライオンズ打線がおとなしくなり、逆にホークス打線が追い上げてきたのが嫌な感じですが、明日も序盤に攻略して、ライオンズペースで試合を進められるかがポイントでしょう。


明日勝つことで、レギュラーシーズンの残りの戦い方がずいぶんと変わってくると思うので、「勝ったらマジック点灯」ということは気にせず、明日も一戦必勝で白星をもぎ取りに行ってほしいと思います。


屋根下の入場列で開門を待っていた時のこと。中がざわついているような感じがあったので、何かあったのかと中を覗いてみると、1塁側のフィールドビューシートの前あたりで倒れている人がいました。開門数分前に、バックスクリーンの所から救急車がグラウンド内に入っていき、車が入ると同時にスクリーンが閉じられ、中が見えない状況になりました。救急車が中から出てくる前には、場内で何があったのかは何となく状況がつかめていて、場内から救急車が出てくる時には、運ばれていく選手のコールが1塁側の入場待機列から起きていました。打撃練習中の打球の行方に十分注意しなくてはならないのは、スタンドにいる我々だけでなく、敵味方の選手関係なく同じであることを認識しました。幸い大事には至らなかったようで、ほっとしています。


このアクシデントが起きていなければ、今日のライオンズの勝利、もしかしたらなかったかも。最終回は見ていられないような状況になっていたかも…。、


お立ち台は投打の2人。まずは6回2死まで3失点の投球で、5勝目をあげた今井投手。




そして、今日もお立ち台。祖父母が来場するとよくホームランを打つという山川選手。