9回に柳田のソロで追いつかれるも、延長11回に山川のサヨナラ2ランでホークスの胴上げを意地で阻止!

本日のライオンズ戦(ベルーナドーム)の結果

 

vs.福岡ソフトバンクホークス戦第25回戦 ライオンズ10勝14敗1分

 

試合開始:18:00 試合終了:21:45 試合時間:3時間45分 観衆:27,313人

 

ライオンズ 3×-1 ホークス 【延長11回】 

 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)千賀(7)~甲斐野(1)~モイネロ(1)~松本(1)~藤井(2/3)
(L)松本(7)~水上(1/3)~平良(2/3)~増田(1)~スミス(1)~本田(1)

 

勝利投手:本田4勝2敗  敗戦投手:藤井5勝1敗3S

 

本塁打
(Sh)柳田23号ソロ(増田)
(L)山川41号2ラン(藤井)

 

ベルーナドームは相手チームに胴上げをさせるために存在する球場ではない!

 

ホークスの先発が9/4に福岡で観戦した時と同じ千賀だったのと、その試合は勝ち試合だったので、その時と同じくオグレディのTシャツに、We ARE ONEのマスクカバー。いわゆる験担ぎというものです。

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ライオンズは福岡遠征時の初戦に先発した松本が今日の先発。立ち上がりを見れば状態が大体わかる投手だと思っていますが、今日は最高に良かったですね。ストレートで押し込んで空振りも取れていたし、変化球の抜け球も少なかったです。
ピンチらしいピンチは、4回1死から牧原大と柳田に連打を打たれた場面と、6回の三森内野安打、牧原大バントでの1死2塁で柳田を迎えた場面くらいでした。6回は柳田の三ゴロでの平沼の好捕にも助けられました。


結局7回まで投げきって被安打5の無失点投球。四死球が1つだけというのが無駄なピンチを招くことなくしっかり抑えられた要因でしょう。やっぱりホークスには相性がいいんでしょうか。


打線はホークス先発の千賀相手に1巡目は手も足も出ずという感じでした。明らかに初回から飛ばしていて、ストレートの割合が高く、ストレートに狙いを絞っても打てる感じはなかったです。


チャンスが到来したのが、打線が2巡目に回る4回裏。源田と森友哉が連続ヒット、アグー(山川)が四球でつないで満塁のチャンスで、クリ(栗山)のセンター前ヒットで先制点。3本のヒットは全て初球打ち。ファーストストライクを捉えた打球でした。苦労して取った1点。結局千賀相手に打ったヒットはこの回の3本だけでした。2点目以降取るチャンスがなかったわけではありませんでしたが、取れなかったですね。取れていれば9回で決着をつけられたかもしれませんが。


8回からは両チーム継投に。ホークスは1点ビハインドでも勝ちパターンではなく甲斐野を投入。それでも1番からの好打順でライオンズは追加点を奪えず。一方のライオンズのブルペンの様子を見ると、8回が水上、9回が平良だと思っていましたが、この2人を8回に使ってしまいました。ベンチの意図はわかりません(おそらくホールドのタイトルの関係かと)が、9回はクリーンアップに回るので、1点リードで増田では厳しいだろうという悪い予感がしていました。


8回裏に追加点が奪えずに1-0のまま9回表へ。先頭の牧原大は初球をいい感じで捉えられたものの、センター正面への打球で1死。続く柳田には左中間に流す飛球を打たれ、スタンドまで運ばれて同点に。悪い予感が当たってしまいました。ただ逆転までは許さず9回裏へ。アグーから始まる打順でホークスはモイネロを投入してきて得点を奪えず。クリが内野安打で出塁し、その代走で出た滝澤が愛斗に初球を投じる前に牽制死。ここでもまた嫌な予感。


延長10回は両チーム得点できず。スミスはストレートがキレキレでした。さすがに158km表示は違う気がしましたが、ナイスリリーフでした。


11回は本田が登板。三森にライトオーバーの2塁打を打たれ、柳田を敬遠してデスパイネとの対戦は怖かったですが、ミスショット?で一飛。後で映像を見ましたが、見逃せば若干ボール球と思うような甘い変化球。ラッキーでした。


11回裏はホークスが藤井を投入。ライオンズはこの回で決めないと引き分けの可能性も考えられた打順のイニングだったので、想定通りの継投。外崎、源田への投球を見る限り打てそうな球はなかった気がしましたが、続く森友哉がセンター前へ運び2死1塁でアグーが打席。ネクストに代打でおかわりさん(中村)がいましたが、無理に勝負しなくてもいい場面ではあった気がします。しかし普通に勝負してくれて、4球目を完璧に捉えてレフトスタンドへサヨナラ弾を確信する打球。結局サヨナラ勝ちで目の前の胴上げを阻止しました。今まではこういう試合では悉くやられて、相手にいい思いをさせ続けてきたライオンズでしたが、今日は意地を見せました。9月に入って打線の調子が急降下したこともあり、福岡で1勝5敗。9/27の勝利と合わせて本拠地で連勝して少しは借りを返せたでしょうか。

 

ホークスは中継ぎをかなり使い、藤井とモイネロは今日で3連投。明日が最終戦なので必要な場面がくれば登板するのでしょうが、厳しい戦いになりそうな気がします。最後2連敗で終わるのではと帰りの電車で弱音を吐くホークスファンもいましたね。


明日は唯一蚊帳の外の試合になります(仙台と千葉は優勝がかかる両チームが関わる試合)。タイトル争いをしている人は獲得できるように(展開次第の人もいますが)、先発投手は調整登板させておきたいですね。エンスは予告先発なのでいいですが、與座あたりも先を考えて投げさせておいた方がいい気がします。

 

お立ち台はもちろんサヨナラ2ランを放った山川選手。試合前の円陣での発言の通りにチームは3点を取り、本人はプロ入り初のサヨナラ弾とのこと。最近試合前の円陣での言霊が怖いくらいに当たりまくってますね(今日は千賀から3点か、試合で3点かの微妙な違いはありましたが、大目に見て当たりでいいでしょう)。

 

実はベルドのレフト外野に参戦して最後に勝ったのはこの試合↓。3か月以上勝てておらず、今日も最終回に追いつかれて延長戦に入ったときは「今年はもうここでは勝てないのではないか。今日もまた勝てずに、胴上げを見せつけられる憂き目に逢うのかなの」と頭をよぎることもありました。

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ライオンズの順位は確定していましたが、相手チームの状況を考えると非常に重要な試合。9回であっさり終えることは出来なかったものの、劇的な形で終えられたのはCS以降のポストシーズンの戦いにいい影響を与えるような気がします。自分の参戦試合で勝つか負けるかはそれに比べればたいしたことではありません。