本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


日本シリーズ2008】


vs.読売ジャイアンツ戦第5回戦 ライオンズ2勝3敗


試合開始:18:17 試合終了:21:48 試合時間:3時間31分 観衆:28,763人


西武ライオンズ 3―7 読売ジャイアンツ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E  
  0 1 0 0 0 0 4 0 2   7 10 2
  1 0 1 0 0 0 0 0 1   3 13 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(G)上原(3)〜山口(1 2/3)〜西村健(1 1/3)〜豊田(1)〜越智(1)〜クルーン(1)
(L)涌井(6 1/3)〜小野寺(2/3)〜三井(1 1/3)〜谷中(2/3)


勝利投手:西村健1勝  敗戦投手:涌井1勝1敗


本塁打
(G)阿部1号ソロ(涌井)
(L)平尾1号ソロ(クルーン)


【経過】 
初回、1死満塁のチャンスから石井義の二ゴロでライオンズが1点を先制。直後の2回表、阿部のソロで同点となる。3回裏、ライオンズは坂本の失策からチャンスを作り、石井義の適時打で2−1と勝ち越し。中盤は両チーム投手が踏ん張るが、7回表にライオンズ先発の涌井が捕まり、ラミレス以下5連打を許して、4点を献上し逆転を許した。9回にも追加点を奪われた。ジャイアンツの勝利で、ライオンズは後がなくなった。


【戦評】
CSの2度目の登板と同様に、ワク(涌井)が中4日で登板したのだが、その時に比べて変化球が高めに浮いていた。それでも6回まで阿部のソロによる1失点のみ、許したヒットもわずか2本だけだった。7回にクリーンアップに回ってくる所で、このイニングを抑えれば…という所だったのだけど。ラミレスのセンター前へ抜ける打球が、二塁ベースに当たり、打球方向が変わって2塁打になってしまったのは不運というしかいいようがない。


ラミレスを出塁させた後、左打者が3人並ぶ所で星野あたりを投入すれば良かったと、試合を振り返ってみると思うけれど、全て結果論になってしまう。エースなんだから代えるのには大きな決断がいると思う。ただ、引っ張りすぎず、阿部に同点適時打を許したところ、あるいは脇谷に逆転適時打を許した時に代えるべきだった。交代時期を逸したのは否めない。逆転されるにしても、2点差か3点差かでは大きな違い。


こういう試合になったのは、ライオンズの攻撃でチャンスをことごとく潰したからだ。初回にいきなり無死満塁のチャンスを作ったのに、内野ゴロによる1点しか取れない。3回にも満塁のチャンスがあったのに、下位打線に回ってしまい点がとれず。ファイターズとのCSのように、初回から3点、4点先制できれば、全然違った展開になったと思うけど。


試合途中で、右肩が抜けて細川が交代、スイングの際に左脇腹を痛めてナカジ(中島)が交代と、2人の主力が抜けてしまったのも痛かった。何点かリードした展開であれば大丈夫だっただろうが、僅差リードでこういうことになると厳しい。2人が、第6戦には出場できることを祈っている。


エースのワクで落として王手をかけられた。星勘定としては4年前と同じで、4年前はビジターの名古屋で連勝して日本一を達成した。あの時は、6戦目にエースのダイスケ(現・レッドソックスの松坂)がいた。今回はエースを使うとしても中継ぎで短いイニングしか使えない状況。日本一になるには非常に厳しい状況。それでも何が起こるか分からないし、とにかく第6戦を絶対にとる、一戦必勝で戦わなきゃいけない。


一般発売で、東京ドームのビジター応援席のチケットを取った時、6戦目と7戦目のチケットが先に取れた。何か今考えると、シリーズがもつれる展開になる暗示だったのではとも思えた。7戦目は、ビジター応援席のほぼど真ん中で見られるから、6戦目絶対に勝って、7戦目に持ち込みたい。