本日のライオンズ戦(西武ドーム)の結果


日本シリーズ2008】


vs.読売ジャイアンツ戦第4回戦 ライオンズ2勝2敗


試合開始:18:18 試合終了:21:11 試合時間:2時間53分 観衆:27,930人


西武ライオンズ 5―0 読売ジャイアンツ


   1 2 3 4 5 6 7 8 9   R H E  
  0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 4 0
  1 0 0 2 0 2 0 0 ×   5 7 0


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(G)グライシンガー(5 0/3)〜山口(1)〜東野(1)〜豊田(1)
(L)岸(9)


勝利投手:岸1勝  敗戦投手:グライシンガー1敗


本塁打
(L)中村2号2ラン、3号2ラン(グライシンガー)


【経過】 
初回に無死2塁から栗山の一塁線を破る2塁打で、このシリーズで初めて先制点を奪う。4回には先頭の中島の死球の後の初球を、中村がレフトポール際へ2ラン。さらに、6回にも中島が内野安打で出塁した後、中村が今日2本目となる2ランを左中間へ叩き込んだ。ライオンズ先発の岸は、ジャイアンツ打線を4安打に抑え、毎回奪三振のおまけつきで、シリーズ初登板初勝利を完封で飾った。


【戦評】
2回表途中から観戦。初回の適時打は、武蔵大和あたりでラジオで聴いていた。目の前に座っていた(西武ドームへ向かったと思われる)学生くんもガッツポーズしていた。
ヤス(片岡)が初回いきなり出塁→二盗成功→クリ(栗山)の2塁打で先制点。理想的な形で点が取れた。グライシンガーを序盤からいらつかせるのは、とりあえずこの方法だと思っていた。


一番燃えたのが4回のナカジ(中島)が死球を受けた場面。肘なのでそれほど影響はない所に当たったと思われたのだが、珍しくかなりエキサイトしていた。気持ちがすごく出ていたし、グライシンガーのイライラと動揺を誘うことになったし、結果的にはライオンズ側にいい形ででた。続くおかわり(中村)の打球も、切れるかなと思ったのだけど、レフトからライト方向へ神風が吹いてくれて?ポールを巻いた。最高に気持ちよかったな。


2打席連発となった2ランも、完璧な打球。高い放物線を描いての本塁打が多いから、打った瞬間完璧なあたりというのは、長距離打者としては少ない。5点目が入った時点で、勝負はとりあえずついた。あとは、岸が読売打線を眠らせた状態で5戦目に持ち込めるかということだけだった。


先発の岸に対して、読売打線は内角への変化球を打ちあぐねていた。1戦目のワク(涌井)も投球に余裕がある時は緩いカーブを使ったりしていたのだけど、今日の岸の投球で弱点が見えたような気がする。あとは、5戦目以降の投手が同じように投げられるかどうか。
一方のライオンズ打線は、おかわりの1本目の本塁打のように、3戦目まで苦しんでいた内角攻めに対応できるようになった。というか、内角攻めばかりするから読み勝ちの部分もあるのだけど。


5戦目は両チームが誰を先発に出してくるか読みにくい。ライオンズは順当なら中4日でワクなのだが、2戦目からベンチ入りしていない西口の存在が何とも不気味。足の状態とかは分からないのだけど、ギャンブルで先発の可能性があるのか?


明日は、今年の西武ドームでの最後の試合。もしかすると1塁側でライオンズの応援をするのも最後になるかもしれない。4年前の日本シリーズではドラゴンズに王手をかけられて、6戦、7戦とビジターの名古屋へ乗り込んだけど、今回は王手をかけて週末の水道橋へ向かいたい。


ナベQ監督には、後々悔いが残らないような采配をして欲しい。先発投手を含めて。



↓勝利監督インタビュー↓


↓2打席連発、中村選手↓


日本シリーズ初登板初完封勝利の岸投手↓