5回に一挙7得点を奪って逆転し、今季初の5連勝!


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第18回戦 ライオンズ7勝10敗1分


試合開始:14:00 試合終了:16:59 試合時間:2時間59分 観衆:25,321人


Lions 7―5 Fighters


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)ウルフ(5)〜多田野(1)〜谷元(1)〜石井(1)
(L)石井一(4 2/3)〜岡本篤(1 1/3)〜グラマン(1/3)〜ミンチェ(1 2/3)〜牧田(1)


勝利投手:岡本篤1勝1敗7S  セーブ:牧田4勝7敗15S  敗戦投手:ウルフ12勝8敗


本塁打
(F)スケールズ9号ソロ(石井一)
(L)中島16号3ラン、中村41号ソロ=プロ通算200号本塁打(ウルフ)


先発の石井一。立ち上がり制球を乱していなかったので安心して見ていられると思った矢先、スケールズに先制ソロを浴び、4回には連続適時打を許して3失点。5回に1イニング2死球を与えて満塁のピンチを招いた所で降板。先週もチームが4連勝している状況で登板して結果を残せず。今日も同様。何だか谷間というか、連勝のための壁になってしまっている。


5回の満塁のピンチに登板したのが2番手の岡本篤。これ以上点差をつけられることが許されない展開で、小谷野を三振にとって、何とか3点ビハインドのまま5回裏へ突入。


4回までファイターズ先発のウルフの速球に押され、わずかに2人しか塁に出せなかったライオンズ打線が5回に大変身。振り返るとあのイニングだけ何が起きてあんな展開(7点)になったのか良く分からなかった。ライオンズ打線のウルフ攻略作戦が成功したのか、あるいはウルフがただ乱調だっただけなのか。


大崎のセーフティーバント安打に始まり、各打者がつないでつないで、最後は3、4番の一発で締め。大崎からおかわり(中村)の7得点目のソロ本塁打まで、バント1つを挟んで7連続安打。タクヤ(原)の逆方向(レフト方向)への同点適時打が非常に素晴らしかった。おかわりが200号本塁打にリーチをかけてから4試合ノーアーチだったけど、ようやく200号が出て、生で見届けることが出来た。ただ直前のナカジ(中島)の勝ち越し3ランに興奮し、その興奮覚めやらぬうちに出てしまったので、Lビジョンの「200号本塁打」の表示は撮影することが出来ず…


5回に7点を奪って7−3と勝ち越し、そのまますんなり逃げ切らなくてはいけなかったけど、7回に3番手で登板したグラマンがピリッとせず。3連続ヒットに内野ゴロで2点を献上し、5−7と2点差になった所でミンチェにスイッチ。この投手継投は一つの賭けであったし、成功すれば今後に向けて希望が見える継投だった。


ミンチェは3日前のイーグルス戦で、5点リードの最終回に調整登板したが、制球を乱しまくって1イニング投げ切れなかった。今日はその時より厳しい2点リード、しかも塁上に1人いる場面での登板になった。前回登板では球のキレはそこそこ、制球が悪い状態だったので、大振りしてくる打者に対して登板させれば抑えてくれるかなという予感はあった。


実際に6番・中田の所から登板させ、初球を一ゴロに打ちとった。続くスケールズを3球三振に打ちとって7回のピンチを切り抜けると、8回は三者凡退に抑えた。「ピンチの場面で出てきて抑える」という、故障離脱前のミンチェらしさが見えた今日の登板だった。次の登板でも今日と同様の投球が出来るかはわからないが、牧田の前に投げさせられる投手が戻ってきたことは、今後を考えて非常に大きかった。


最終回は守護神の牧田が先頭打者をヒットで出したものの、後続を抑えて2点差で逃げ切った。小谷野が放った強烈な三ゴロをタクヤが体で弾いた打球が、ナカジの所へ転がり、結果的に遊ゴロに。ナカジの打球へのフォローが良かったのもあるが、牧田にもようやく運の良さが巡ってきたのか?


今日は5回の一挙7得点だけで勝ってしまったけど、試合を安心してみるためにも、6回以降に1点でも2点でも追加点を取って欲しかった。ウチの中継ぎ投手を信頼したいのだけど、信頼できる投手は何人いるか?というのもあるので。


前回連勝ストッパーになってしまった石井一は、結局5回を投げ切れず、実質KOとなってしまったが、味方の大反撃があり、チームは勝利をおさめることが出来た。


明日の予告先発は、ライオンズ・涌井、ファイターズ・武田勝。ワク(涌井)は先週福岡で見せてくれた完投勝利の投球が本物なのか、そして好調のライオンズ打線が武田勝を攻略できるかどうか。厳しい試合になるとは思うが、どんな形であれ連勝を伸ばして欲しい。


さてライバルチームはというと、イーグルスは本拠地・仙台でマリーンズ戦が予定されていたが雨天中止。オリックスは神戸に首位・ホークスを迎えての対戦だったが、こちらも3回表終了時点でノーゲームになった。この結果、3位・オリックスとは3.5ゲーム差、イーグルスとは順位が入れ替わって、ライオンズが4位になった。


今週水曜から木曜にかけて台風が本州を通過する予報が出ている。台風の遠い影響で全国的に雨になっており、明日、明後日の仙台の試合は実施できるか微妙な状況。これからシーズン終了まで約1か月。雨天中止のゲームが今後どれだけ発生するかは分からないけど、雨天中止分の試合日程がどこに組まれるかによって、チーム成績が大きく左右されそうな予感がする。


ちなみに、ライオンズ戦で試合日程未発表なのは、QVCでのマリーンズ戦1試合のみ。


今日のヒーローは、5回に勝ち越し3ランを放った中島選手と、2番手としてピンチを切り抜けて直後の大逆転劇を呼び込む好投をした岡本篤投手。出来れば200号本塁打を放ったあの選手も呼んで欲しかった。





岡本篤投手は今季初勝利になりました!