本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果
vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第24回戦 ライオンズ14勝9敗1分
試合開始:13:00 試合終了:15:52 試合時間:2時間52分 観衆:33,143人
○Lions 6―3 Eagles
【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)井坂(6)〜佐竹(1/3)〜山村(2/3)〜小山(1)
(L)岸(6 1/3)〜岡本篤(2/3)〜石井一(1)〜牧田(1)
勝利投手:岸8勝9敗 セーブ:牧田5勝7敗21S 敗戦投手:井坂3勝5敗
【本塁打】
(L)フェルナンデス16号ソロ(井坂)
イーグルスはマー君(田中)が来るという情報も流れていたが、実際には井坂が先発。マー君のように凄みはないが、ライオンズが過去に結構苦労してきた投手。今日も4回まで2安打1四球に抑えられ、塁に出ても併殺でチャンスを逸するなど、なかなか得点できず。予想通り苦労する展開になった。
イーグルスが1点リードの展開からライオンズに流れがくるきっかけになったのは、5回表1死1塁(1塁走者は聖澤)、カウント2−2の場面で三振ゲッツーがとれたこと。盗塁を試みてくるだろうとは予想できたけど、きちんと刺せたのは大きかった。盗塁が決まり、2死2塁で内村を迎えていたら、もしかしたら2点目を取られていたかもしれないし。
流れが変わりそうな予感がした5回裏。先頭の浅村がヒットで出塁後、大崎にはバントをさせずに強攻させたらレフトフライとなり1死。続く銀仁朗がバスターエンドランを成功させて1死1,3塁となり、結果オーライにはなった。大崎にバントをさせるべきだったかを語り始めるとキリがなくなるので、この場面はこれで良かったとしたい。
さらに秋山に死球で1死満塁になったところで、クリ(栗山)が前の打席の併殺打を帳消しにする適時打をきっちり打てた。さらにタクヤ(原)の犠飛に、ナカジ(中島)の適時打で一挙に3点を取って逆転できた。同点止まりでなく、一気に勝ち越せたのが大きかった。
続く6回には、ホセ(フェルナンデス)のソロと銀仁朗の犠飛で2点を追加。試合後に振り返ると、この2点が非常に大きい追加点で、3−1の2点リードでそのまま終盤にいっていたら、展開は分からなかった。
4点リードになった7回表。岸が、中村真人と牧田に連打を浴びて無死2、3塁。続く銀次にもレフト前にポテンヒットを打たれて5−2と少し追い上げられ、なおも無死1,3塁。この場面(伊志嶺が打席)か、遅くとも次の聖澤の場面で代えるべきだった。結果的には、聖澤がフルカウントから完全なボール球を振ってくれたおかげで1つアウトを取ることが出来たから良かったが、見逃されていたら無死満塁の大ピンチになっていた。2番手で投げたアツシ(岡本篤)が締めてくれたので良かったが、結果によっては投手交代の時機を完全に誤る(先発投手を引っ張りすぎ)大きな采配ミスにつながっていた。8回にカズヒサ(石井一)を投げさせたように、ミンチェに対して不安を持っているのは分かるけど、それにしてもあまりに代えるタイミングが遅すぎ。
8回裏、大崎が一塁強襲の適時2塁打を放って奪った6点目がダメ押し点になった。9回表も牧田があっさり三者凡退で締めて終了。3点差で登板して21セーブ目がついた。
今日を含めて残り4試合。先発投手のレベルを考えれば、ライオンズにとって得意不得意は別にして、一番易しい相手だった。中盤まで点が取れずに苦労したけれど、何とか逆転して勝利を掴めてほっとした。
これを書いている段階では、まだオリックスが試合中で2点リードの展開。オリックスが今日勝つか負けるかでライオンズの立場にだいぶ違いが出てくるけど、たとえオリックスが勝ったとしてもライオンズにとって自力CS進出の芽がある。明日から残り3試合、目の前の相手のことだけ考えて、一つ一つ戦ってもらいたい。
特に明日。シーズン途中からさんざん不甲斐ない投球を繰り返してきた背番号18には、ライオンズのエースと呼ぶにふさわしい投球をたまには見せてもらいたい。
残り3試合。先発投手のレベルが高かろうとも、このレベルをクリアしなければ、CSに進出しても単なる参加賞で終わってしまう可能性が高いのだから。
ヒーロー1人目は、6回に4点目のソロ本塁打を放ったフェルナンデス選手!
2人目は、マルチヒットを記録し、8回にダメ押し適時打を放った大崎選手!