9回5点差を追いつかれるも、辛うじてサヨナラ勝ち



本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第18回戦 ライオンズ9勝8敗1分


試合開始:18:00 試合終了:21:23 試合時間:3時間23分 観衆:14,414人


Lions 6×―5 Eagles


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)戸村(5 1/3)〜松崎(2 2/3)〜小山(1/3)
(L)帆足(8)〜ミンチェ(1/3)〜牧田(2/3)


勝利投手:牧田4勝7敗13S  敗戦投手:小山7勝4敗


本塁打
(L)中島15号2ラン(戸村)


序盤、ナカジ(中島)の2ランに、おかわり(中村)と秋山の適時2塁打で計5点。順調な滑り出しだった。


先発の帆足も初回にヒットと四球を1つずつ出したものの、その後は8回2死までノーヒット投球。特に3回から7回までは、相手の単調な攻めに助けられた面はあったものの、圧巻のパーフェクト投球。前回の京セラ(9月9日)での完封勝利の時の好調さがそのまま今日も出ていた。8回終わった時点で97球。2試合連続完封が十分狙える球数でもあった。


今日からミンチェが1軍復帰。復帰登板は余裕のある場面でという監督の思いもあって、9回に5点リードの場面で起用したのだと思うけど、裏目に出た。先頭の西村に右前安打を打たれ、内村からは三振を奪った。しかし、クリーンアップの3人に対して3連続四死球で押し出し。5−1とリードが4点に縮まり、なおも満塁。それでも続投させ、牧田に適時打を浴びて3点差になった所で交代。


監督は試合後に「私の継投ミス」と言っていたが、遅くとも1点取られた所で牧田をつぎ込むべきだった。


3連続四死球の所で代えていれば、「タマはそこそこ行っていた(西村のヒットも当たりは良くなかった)が、コントロールが悪かった」で済んだのが、牧田にはしっかりミートされて飛ばされましたからねぇ。球のキレも制球も悪かったというイメージで降板したので、明日以降が心配です。精神的にやられてしまっているのではないかと。起用方法も難しくなりますね。下で1度投げただけ(9月13日マリーンズ戦)で急いで上げてしまったみたいですが、もう少し下で調整させても良かったのでは。


5−2、1死満塁から登板した牧田も内野ゴロと2塁打によって、塁上の走者を全員還してしまい、5−5と追いつかれるまさかの展開に。9回裏はないだろうからと思って片付けたゲーフラを慌てて再準備するバタバタの状況になってしまいました。


なかったはずの9回裏突入。相手の投手起用にイチャモンつける余裕はないですが、3時間半制限を考えれば青山かラズナーだったのでは? 小山の制球難にも助けられて、何とかサヨナラ勝ち。勝ちはしたものの、内容的には


8回までは完璧、9回は最下位チームの戦いぶりで論ずるに値しないもの


でした。


5−5に追いつかれた時、昨年のKスタ宮城での6−1から最終回に一挙6点奪われてサヨナラ負けした悪夢の試合(2010年9月4日、最終的なスコアは6−7×で敗戦)を思い出しました。私も現場に居合わせましたが、首位独走でマジック点灯うんぬん言っている状況で、「単なる1敗に過ぎない」なんて余裕ぶっこいてたら、最終的に「あと1つ勝っていたら1位通過できたのに… あの試合できっちり勝っていれば…」というシーズンになってしまいました。


そういえば、今年も5月20日(金)ドラゴンズ戦@西武ドームでも、5−0リードを1イニングでひっくり返されて負けた試合もありましたね。私は見に行っていないので、記事も書いていませんが。


もちろん考えたくはないですが、今日万が一負けていたら、1か月後くらいに「9月16日の大逆転負けがなければ3位になれたのに…」という悔しい思いをする展開になるかも…とは感じました。


明日は、ライオンズ打線がマー君(田中)に立ち向かいます。明日の試合がとれれば、一気にいい流れが来そうな予感がします。勝つためには、水曜日のワク(涌井)と和田の投げ合いの時と似たような展開で、一発ドカンで勝ち越して逃げ切り…というパターンしかないでしょう。そんなに点は取れないでしょうし。
そのためには、一向に調子が上がる気配が見えない岸に抑えてもらうことが必要不可欠ですが…


8月のお盆の頃あたりから、ナカジの走塁面に積極性が目に付くようになりました。特に盗塁の面で。今日も2盗塁。これは、チームキャプテンとしての自覚の表れ」なのか、あるいはアメリカへのアピール??」 なのか。相手に対して「走るぞ」という意識を植えつけるためにも、いい傾向だと思います。


なにせチームで一番盗塁を決められるあの人の出塁率が著しく低く、走れる状況がなかなか出来ないですからねぇ。


今日も勝ちましたので、2011年の文化放送ライオンズナイターでの清原さん解説ゲームは5戦5勝。不敗神話継続!です。来年からはレギュラー解説者にしては??


今日のヒーローは、9回にサヨナラ適時打を放った秋山選手。サヨナラ打を打ったおかげで猛打賞のおまけがつきました。打率もいつのまにか9番打者を上回っています。9回満塁の場面で代打を出されなかったということは、首脳陣の秋山への打撃面での信頼が上がってきているのでしょうかね。




チームを指揮する監督、コーチの皆様へ。


クライマックスシリーズに行きたいなら、下の写真のボードに書かれている気持ちを死んでも忘れるな!



上位チームを追いかける立場で、ゆとりを持った采配なんか振るっていられる余裕なんかないはずだ!