13安打12得点でホークス3連戦今季初の勝ち越し!


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第17回戦 ライオンズ4勝11敗2分


試合開始:13:01 試合終了:16:08 試合時間:3時間07分 観衆:24,508人


Lions 12―2 Hawks


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(H)高橋秀(3 1/3)〜金(2 2/3)〜藤岡(1)〜ブラゾバン(1)
(L)西口(7)〜星野(1)〜木村(1)


勝利投手:西口7勝6敗  敗戦投手:高橋秀1敗


本塁打
(H)松中12号ソロ(西口)
(L)中村37号ソロ(高橋秀)、上本1号満塁(藤岡)


前回6年ぶりの完封勝利を飾った西口が中6日での先発。序盤はスライダー、フォークをホークスの各打者に見極められて、3(ボール)−2(ストライク)ピッチングが続いた。2回には松中にセンター方向へソロ本塁打、さらに走者をためて長谷川に適時打を浴びて2失点。球数も投げさせられて苦しい投球だった。


しかし3回表、本多に3塁打を浴びてピンチを招いてから、今まで見極められていた変化球で空振りをとれるようになり、3回1死での内川から4回の松田まで5者連続三振。ここで試合の流れが変わった。


3回裏にクリ(栗山)の犠飛でまず1点。4回裏には先頭のおかわり(中村)に4試合連続の37号ソロが飛び出して同点。ここから打線のつながりと、ホークス投手の制球の悪さにより、4回の1イニングだけで、打者10人で一挙6得点。昨日とは全く逆の展開になった。5−2と3点リードになり、さらに2,3塁の場面でナカジ(中島)に適時打が出たのが大きかった。7−2にして次の回に行くか、5−2の3点差のままかでは全然違っていた。


7回には、昨日打ち崩すことが出来なかったホークス・藤岡を相手に、4本のヒットで5得点。ウエポン(上本)にプロ初の満塁本塁打まで飛び出した。昨日打てていればなぁと思ったが、なかなか上手くいかない。


7回に点が入っていなかったら、ベンチは8回まで西口を続投させるつもりだったようだが、満塁本塁打が出て10点差になったので、西口は7回まででお役御免。結果的に、2回の2失点だけで7回まで切り抜けた。やっぱり大エース・西口投手。大崩れしないから、一番安心して見られる。今のウチの先発投手陣の中では。


ライオンズ・クラシック2011のフィナーレを飾る今日の試合。西鉄ライオンズのOB12名を迎える中、猛打爆発で大勝。大先輩がご覧になられている中、昨日のようなぶざまな試合にならなくて良かった。


昨日からヤス(片岡)が復帰。どの打順、どのポジション(DH含めて)で使うかなと思っていたけど、9番・セカンドで起用。これで正解でしょう。2番でつないでくれるタクヤ(原)は外せない存在になったので。


今日のヒーローは満塁本塁打を含む6打点の活躍をした上本選手と、7回2失点で今季7勝目をあげたベテランエース・西口投手のバッテリーコンビ。


ウエポンは昨年のライオンズ・クラシックの最終戦でも9回に逆転サヨナラ3ランを打っており、まさに「ライオンズ・クラシックのフィナーレ男!」


昨年はヒーローインタビューがなかったと記憶しているのですが、今日はいつも通り行われました。ライオンズ・クラシックの最終戦に限れば、「2年越し」のお立ち台です。





やっぱり大エース・西口投手!(今季7勝のうち5勝は現地で見届けました)






試合前には、西鉄ライオンズのOB12名による始球式が行われました。投球を受けたのは現役のライオンズの選手です。



試合後には、グランドフィナーレということで、昔のライオンズの映像(1958年にジャイアンツを破り日本シリーズ3連覇した当時の映像、三原脩監督(当時)のインタビューetc.)が流れた後、締めはライオンズ・クラシックでエグゼクティブ・プロデューサーを務められた豊田泰光さんの挨拶で終了しました。




こういう風な応援をしてくれるファンの皆さんというのは、(グラウンドでプレーを)やっている人よりもっと強いような気がする。


(中略)


これからは我々の後輩に譲りますので、強烈な声援をして下さい。


大先輩からの重い重いお言葉です。この言葉を胸に秘め、今後は今以上にもっともっと選手達を後押しする応援をしていかなくてはと感じました。


2008年のライオンズ・クラシックのグランドフィナーレの時もそうだったのですが、豊田さんの言葉が胸に響いて、涙が出てしまうんですよ。今日も思わずちょっとだけ涙をもらってしまいました。


大腸がんの手術をされて大分年月が経つ豊田さんですが、筋肉も落ちたせいか、だいぶ身体が細くなってしまった印象を受けました。西鉄ライオンズの黄金期を支えたメンバーの中で数少ないご健在の方々のうちの一人。今日のイベントに参加された他のOBの方々もそうですが、ライオンズファンにとっては非常に貴重な存在です。


今日のフィナーレでの豊田さんのコメントが何だか遺言のように切なく聞こえてしまったのは私だけかもしれませんが、これからも健康にご留意され、1年でも1日でも長くこの世でライオンズを見守り続けていただきたいと思いました。