2020関東大学ラグビー対抗戦A 慶應義塾大学vs.明治大学@秩父宮ラグビー場

前回観戦から約1か月。10/4の今季の対抗戦の開幕戦で筑波大学に敗れてから、日本体育大学立教大学との対戦(いずれも慶應日吉グラウンドでの無観客試合)を経て、今日が4試合目。観戦は2試合目になります。

 

 

 

今日の秩父宮での試合は2試合。第1試合が帝京大学vs.早稲田大学、第2試合が明治大学vs.慶應義塾大学。集客力のある大学が揃うということで、チケット確保がタイヘンでした。発売開始時刻に合わせて販売サイトに入り、座席指定が出来る試合なので、自分で座席を選ぶ方式で購入しようとしたら、「選んだお席を確保できません」の表示が繰り返され、そうこうしているうちに自分の選びたい席種が次々とsoldoutになっていき、開始後10分足らずで、グラウンドの端の方の席しか残っていない状況になりました。その日は行きたいもう1試合のチケ確保もあるので、11/1の観戦は諦め・・・ と思っていたら、数日後にたまたまサイトを覗いたタイミングでチケット販売が復活していて、その場で席種のみ指定し、座席はおまかせで購入。いろいろ苦労しながら迎えた今日の観戦でした。

 

今日はこちらの座席から。西スタンド(メインスタンド)、グラウンドに向かって右側のゴールラインと22mラインのちょうど中間付近で最上段。すぐ左横には記者席がありました。

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座席番号を見たときは、かなり端の方だし、メインS指定席の割に見づらい席かなと思っていたのですが、高い位置なのでグラウンド全体が見渡せるので、思ったより見やすかったです。今日は大丈夫でしたが、完全に屋根下なので、雨が降っても全く問題なし。

 

とりあえずは第2試合の感想から。

 

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先制したのは慶應義塾大学。敵陣22mライン付近で相手のペナルティで得たPGをFB山田が決めて3点を先制。

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前半10分過ぎにも敵陣右サイドを攻め、相手のペナルティのアドバンテージをもらう中プレーが続き、アドバンテージが解消させた直後に、敵陣22m付近中央から左サイドへ大きく振ろうとしたパスを明治大学の選手にカットされ、大きく前方へキックしたボールにも明治の選手が追いつき、そのままトライ。コンバージョンキックも成功して3-7と逆転を許しました。

 

その後、慶應は敵陣22m近くで2度のペナルティキックのチャンスをもらい、タッチに蹴り出してのラインアウトから得点チャンスをうかがいましたが、タッチへのキックがいずれもゴールラインを直接割るミスキックに。普通に蹴り出していれば、大きな得点チャンスだったのですが、みすみすチャンスを逃しました。この場面まではFB山田が蹴っていたのですが、2度連続失敗で以降はSO中楠が蹴るようになりました。1度はまあ仕方ないにしても、2度連続は・・・

 

前半はお互いの攻撃をしっかり凌いで、3-7のまま終了。

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後半も前半と同様の展開が続きましたが、後半15分過ぎ、明治陣ゴールラインから5m付近左サイドでのラインアウトからドライビングモールに持ち込み、最後はHO原田がトライをして逆転(コンバージョンも決まって10-7)。

 

残りは20数分あったので、さすがにこのまま逃げ切るのは厳しいと思っていましたが、センターラインからやや明治陣に入ったところでの明治ボールスクラムから左にパス交換が展開され、最後は途中出場の23番・髙比良に走りきられて再逆転を許しました。慶應が今日の試合で唯一、ディフェンスラインの間を突破されたシーンでした。トライ後のコンバージョンは失敗したのですが、そのおかげで慶應にとっては2点ビハインド。PGで逆転できる点差でした。

 

残り6~7分というところで、以降も一進一退の攻防が続き、慶應はビッグゲインを許してピンチの場面もありましたが、相手のミスにも助けられてスコアにはつながらず。

そして最後の最後で、明治が自陣22m付近でペナルティをして、慶應がPGのチャンス。決めれば再々逆転でそのままノーサイドという場面で、今日の試合、何度もキックでミスをしていたFB山田が挽回のチャンスとばかりにしっかりと決めて試合終了。

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今日の試合、トライは1つだけしか奪えませんでしたが、相手のトライも2つだけに抑えました。相手の攻撃に対してしっかりと前でタックルで止められていたので、両サイドを走られる場面もほとんどありませんでした。走られたとしても敵陣内での攻撃だったので、失点につながることはなかったです。スクラムに関してもほぼ互角でした。

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逆転につぐ逆転で最後は慶應が1点差で勝ちましたが、手に汗握る展開が続く非常にいい試合だったと思います。慶應は1か月前に筑波に負けたとは思えないチームになっていました。欲を言えば、敵陣深く攻め込んだときに1つでも2つでもトライを取って帰ってこられるチームになれば、得点力も増しますし、得点のバリエーションも増えるのになあと思いました。

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とりあえずこれで筑波との敗戦はチャラになりました。勝利数、勝ち点上では。あとは来週の青山学院大学戦に確実に勝利し、残る早稲田大学帝京大学との試合でいかに戦うかですね。1つでも上の順位で大学選手権に行きたいですし。

 

第1試合は試合前の予想とは違う展開になりました。両チームこれまでの3試合を見た限りだと、帝京の方が仕上がりがいいように見えたので、帝京優位で進むと思っていました。しかし、早稲田のFW陣の頑張りと、帝京のペナルティの多さが最終結果につながったと思います。これで上位校の力関係が全くわからなくなりましたね。

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今日は最後の最後で劇的なシーンを見られたので、苦労してチケットをとった甲斐がありました。

 

来週末は昨年想定外の敗戦を喫した上柚木公園陸上競技場に行きます。昨年とは相手が違いますが、今日を含めて4試合を見る限り、昨年みたいなことにはならないでしょう。