本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果
vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第５回戦 ライオンズ１勝４敗
試合開始：14:00 試合終了：18:25 試合時間:4時間25分 観衆：30,232人
○ライオンズ ７×－６ イーグルス 【延長11回】
【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Ｅ)美馬(6)～青山(1)～ハーマン(1)～松井裕(1)～高梨(1)～宋家豪(2/3)
(Ｌ)多和田(5 1/3)～小川(1/3)～平井(1 1/3)～ヒース(1)～マーティン(1)～増田(2)
勝利投手：増田２勝４Ｓ 敗戦投手：宋家豪１敗
【本塁打】
(Ｌ)森５号ソロ(美馬)、メヒア３号２ラン(松井裕)
今季４戦４敗の相手で、現状ウチよりも上にいるチームであること、さらにはウチを裏切ってＦＡで出て行った奴がいるチームということで、絶対に負けられない３連戦の初戦でした。試合の中盤以降、いろいろなことがあって、外野の芝エリアも久々に殺伐とした雰囲気があって、ホームスタジアムらしい雰囲気を作れていたと思います。
初回に秋山の適時２塁打に、森友哉のレフト前適時打で幸先よく２点を先制。先発の多和田はこの２点の援護点でスイスイといかなくてはいけなかったのですが、３回に足立の三塁線を破る２塁打と茂木への四球でピンチを招き、オコエの犠飛と島内のライト前への適時打であっさりと同点に追いつかれました。
追いつかれた直後の３回裏、アグー(山川)の内野ゴロの間に１点勝ち越したのですが、４回表に茂木の適時打ですぐに追いつかれる始末。４回裏と５回は両チームとも三者凡退の攻撃が続き、試合が落ち着くかなと思われたのですが、６回表に先頭の山下に右中間を破る２塁打を打たれた後、今江の適時打であっさりと勝ち越され、今江がバントで２塁に進んだところで降板。多和田が投げている間、２度のリードをもらっていたのですが、いずれも追いつかれて、最後には勝ち越しまで許して降板。先週の京セラでのオリックス戦もそうでしたが、ピリッとしませんね。今シーズンの開幕投手ではあっても、このレベルの投球では、とても「エース」と呼べるレベルではありません。降板した直後の６回裏に、森友哉のソロが出て同点に追いつき、黒星が消えただけでもツキはあると思います。
先発が早いイニングで降板することによって、中継ぎ投手陣にしわ寄せがきます。今日は勝ちパターンの投手陣によるリレーになったのですが、６回２死から平井が登板することになり、回跨ぎをした７回に捕まってしまいました。８回はヒースがランナーを出しながらもゼロに抑えたのですが、９回に登板したマーティンは先頭の島内と続くウィーラーに連続ヒットを許してピンチを作り、２死まで取った後、足立の打席で暴投により失点。４－６と２点ビハインド、９回裏は７番のおかわり(中村)から始まる下位打線ということで、今日も厳しいかなと覚悟しました。
９回裏、１死から外崎が四球で出塁。１点ビハインドであれば、この走者を本塁に迎え入れれば最悪延長戦に持ち込めるのですが、２点ビハインドだったので１点足りません。続く木村の所で代打・メヒア。今シーズンは打った２本のヒットがいずれも本塁打ながらも、打率は１割少々。正直、併殺にならなければＯＫ、できれば四球でいいので、後ろの打者につないで欲しいという思いでした。カウント１－１からの３球目、甘い変化球が真ん中高めにきて、右方向へ。打球が上がった瞬間は微妙でしたが、ライトスタンドにギリギリ入る２ランになりました。こんな最高の結果になって、期待していなかったメヒアには大変申し訳なく思っています。
できれば９回で逆転サヨナラとして決着をつけたかったのですが、６－６のまま延長戦へ。
延長10回表、２死３塁で浅村を迎え、当然ながら申告敬遠して１，３塁。４番の島内は代走を出されて島井に変わっていたので、島井勝負なわけなのですが、この島井に対して３－１とボール先行にしたあげく四球で出塁させて２死満塁。最悪な結果も覚悟したのですが、ライトの愛斗がなぜか前に守っていて、ちょうどいいところにフライが飛んできてピンチを防ぎました。
10回裏は先頭の秋山が四球で出塁したものの、後続が凡退して、11回に突入。ブルペンに残っているのは３人だけで、佐野と國場は昨日の試合でかなり球数を投げていて使えない状況。やむを得ず増田が２イニング目へ。イニング跨ぎで珍しく三者凡退に抑えました。
11回裏、先頭のおかわり(中村)が放った三ゴロを今江が少し弾いて送球が遅れたことで出塁。外崎のバントで２塁に進め、代打・岡田が凡退も、２死２塁で金子侑がセンター前に弾むヒットを放ち、２塁走者のおかわりがギリギリで本塁へ生還。実はおかわりが出塁した際に、イーグルス側からリクエストがあり、判定が覆らず失敗に終わったため、その後の本塁へのクロスプレーの際にリクエスト要求が出来ませんでした。延長に入ると、９回終了時点でのリクエストの残り回数に関わらず、１回しか要求できない（１回失敗したら権利がなくなる）ため、球審の判定へのリクエストは行われず、セーブでサヨナラ勝ちとなり終了。決勝点になったホームでのクロスプレーも微妙なタイミングだった気はしますが…
相手が相手であること、奴がいること、７回裏の源田のレフト線への当たりをファウル判定され、リプレー検証映像を見る限りライン上に乗っているように見えたにも関わらず、判定は覆らずにファウルのままetc. いろいろとありまして、試合中にかなり血圧が上がってしまい、頭が痛くなる思いを久々にしました。腹が立つこともありましたが、何はともあれ、奴に１本もヒットを打たれることなく、３三振（うち２つは見逃し）を奪って勝利出来たので、うれしかったです。
明日はもっと楽に勝ってほしいですね。向こうの投手は普段ロングリリーフをやっている投手ですが、ショートスターターではないですよね。
今日はまるで夏のナイターを思わせるような天候でした。試合開始時の気温は23.5℃で今季初めて半袖でも少し暑さを感じるくらいでしたが、試合開始後、空が徐々に暗くなり、４回くらいからだったか雨が降り始め、５回終了後のインターバルでは雷鳴がとどろき、屋根に叩きつける雨音がしっかり聞こえるほどでした。雨は一時的ではなく、それなりの時間にわたって降り続いたため、ドーム内の気温もぐんぐん下がり、終盤は寒く感じるくらいでした。試合後に確認したら、試合終了時点で15.0℃まで下がっており、試合開始時から8.5℃も下がっていたようです。体感以上に気温が下がっていたんですね。こういう時だけは、「屋根がついていてよかったな」と思う瞬間です。
ヒーローですが、まずは９回に試合を振り出しに戻す２ランを放ったメヒア選手！（サマサマヤー！！！）
そして、延長11回、サヨナラで決着をつけるセンター前適時打を放った金子侑司選手！
