中盤以降猛打爆発15安打16得点で、本拠地で開幕から11連勝!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第5回戦 ライオンズ4勝1敗


試合開始:13:00 試合終了:16:16 試合時間:3時間16分 観衆:32,741人


ライオンズ 16―4 イーグルス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)藤平(5)〜釜田(1)〜高梨(1/3)〜菅原(1 2/3)
(L)多和田(7)〜伊藤(2)


勝利投手:多和田5勝  敗戦投手:藤平1勝2敗


本塁打 
(E)ペゲーロ5号2ラン(伊藤)
(L)山川11号2ラン(藤平)、森2号2ラン(菅原)


ライオンズ打線が攻略するには、昨日の先発投手より今日の先発投手の方が苦労するかなと試合前は思っていました。


初回、レフトが並の守備力の人なら点にはならなかったかもしれませんが、銀次のレフト前ヒットで1点先制を許し、3回には育成上がりの八百板にプロ初安打、さらにはプロ初盗塁で得点圏に走者を置いた状況で、藤田にセンター前への適時打を許し、2失点目。ライオンズ打線も、初回に源田が11球粘る打席があったものの、2回まではパーフェクト。2点ビハインドでなかなか攻略できないとなると、中盤以降のスタミナ切れ待ちかなという感じでした。


ところが、安定感抜群だったイーグルス先発の藤平が3回裏に、先頭のクリ(栗山)にライト線への2塁打を許し、メヒアにセンター前への適時打で1点を失ったところから、急に制球がおかしくなりました。金子に四球を出し無死1、2塁。秋山、源田は凡退しましたが、浅村が内野安打でつないで満塁のチャンスを作り、アグー(山川)には押し出しの四球で同点。さらに満塁のチャンスが続いていて、森友哉に一打が出ていれば、もっと楽な展開になっていたかもしれません。3回は同点どまり。


4回は再び三者凡退で終わり、ライオンズ先発の多和田も立ち直っていたので、このまま競った展開で中盤から終盤に入っていくかなと思っていたら、5回以降がとんでもない展開に。


5回は先頭の金子がレフト前ヒットで出塁し、直後に二盗を仕掛け、その間の送球が乱れて一気に3塁へ。続く秋山が、3打席目でようやく藤平の球を捉えてライト前への勝ち越し適時打。さらに、得点圏に走者を進めて1死2塁でアグーの打席。フルカウントまで行ったので、前の打席の結果を考えても歩かせても良かったのではないかと思ったのですが、まともに勝負してくれた結果、左中間スタンドへの2ラン。


5回裏に3点。これで多和田はだいぶ楽になったと思います。


6回裏は結局打者一巡の攻撃になったのですが、2死から前のイニング同様に金子がヒットで出塁し、二盗に成功。続く秋山にはフルカウントになったところでイーグルスは申告敬遠を選択。これが結果的にまずかった気がします。四球、長打、四球、長打、適時打と続いて一挙6得点。試合が壊れてしまいました。


大差リードになるといろんな選手が出てくるわけで、DHで出場していたメヒアには7回裏にヒットで出塁した所で代走として熊代が送られ、8回に打席が回ってきました。


同じく7回裏に打席が回ってきた金子のところで、代打・カズオ(松井)。ついに、このタオルを実際に使うシーンがやってきましたよ。実はこの打席が、ライオンズに復帰後、本拠地での初打席でした。


代打だけで終わると思いきや、8回表からはそのままレフトの守備位置へ。2イニングの守備と2回の打席を見ることができ、打撃では結果を残せませんでしたが、15年ぶりのライオンズのユニを纏っての公式戦での姿。15年前とはユニフォームの色などは変わりましたが、ポジション的には当時より間近に見られることもあり、なかなか感慨深いものがありました。


最終回の守備、すんなり終わるはずだったのですが・・・。


ミスですんなり終わらず、登板していたルーキー・伊藤に苦労をかけることになってしまいました。エラーの後、外人に2ラン、2塁打と連打されてしまいましたが、自責もつかないということで、ルーキー投手にとってはいい勉強の場が与えられたというところでしょうか。


所沢だとなんだか負ける気がしないですね。明日は移籍後2度目の先発となる榎田が先発登板予定。今の打線の状態なら、1点や2点くらい取られることは気にせず、思い切って投げられるから投手陣にとっては楽だと思います。明日も勝って、GWの残りの6試合の遠征に気分良く出て行ってもらいましょうかね。


写真を撮ってはいませんが、6回裏の浅村の走者一掃の2塁打が出た場面。1塁走者が本塁へ生還した直後、ブルペンにいたワグナー投手が飛び上がって喜んでいました。まさか自分の登板が今日はなくなったということで喜んでいるわけではないと思いますが、ブルペンで待機する中継ぎ投手でこれだけ喜びを表現する投手ってなかなかいないと思いました。


8点差を逆転した試合での最後のサヨナラ打が出た場面で、サヨナラ打を放った森友哉選手に向かって、ワグナー投手が喜びを存分に表現しながら近づいていったシーンを映像で見ました。チームに溶け込めていることが感じられるシーンでした。これからだんだんと大事な場面を任されるようになって、結果を出してくれるようになると信じています。他の勝ちパターンの投手の負担を軽減できるような働きをしてくれれば・・・。


お立ち台は3選手。まずは、7回2失点で開幕から5連勝の多和田投手。3月、4月のパ・リーグ投手部門の月間MVPはこれで確実に??



2人目は2試合連続の本塁打など、今日も4打点の活躍、山川選手。3月、4月のパ・リーグ野手部門の月間MVPは確実でしょう。


最後は、勝ち越し打を放った秋山選手。今日は一人親の子供たちを招待していた日でもありました。