多和田が5回5失点ながら、プロ初勝利!


本日のライオンズ戦の結果(明治神宮野球場)の結果


vs.東京ヤクルトスワローズ戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗


試合開始:13:00 試合終了:16:28 試合時間:3時間28分 観衆:30,193人


スワローズ 5−7 ライオンズ 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)多和田(5)〜野上(1)〜武隈(1)〜バスケス(1)〜増田(1)
(YS)杉浦(3)〜成瀬(2)〜村中(1/3)〜平井(2/3)〜ルーキ(1)〜秋吉(1)〜松岡(1)


勝利投手:多和田1勝2敗  セーブ:増田3勝3敗12S  敗戦投手:村中3勝2敗


本塁打
(YS)山田23号2ラン(多和田)


昨日と一昨日の試合時間が短かった反動か、今日はロングゲームに。まあ先発投手の顔ぶれからしてそんな予感はしましたが。


初回、クリ(栗山)の四球を皮切りに、森友哉のライト線への2塁打、メヒアのレフト前適時打で1点を先制。さらにつないで追加点を取りたかったものの、初回は1点のみ。


直後の1回裏。塁上に走者を1人置いた状態で、4番・山田の場面。暴投で2塁に進み1塁が空いたので、無理に勝負しなくて良かったのですが、2ストライクになって欲が出たのか勝負しに行って、レフトスタンドに2ランを浴びるという最悪な結果に。捕手もベンチも何を考えているんだか・・・。


その後も両チームの投手が安定せず、グダグダの展開が続きました。


5−3と2点リードで迎えた5回裏。多和田の初勝利の権利がかかるイニングで、代打の藤井にレフト前ヒットを浴びた後、大引にはライトオーバーフェンス直撃の3塁打を浴び、5−4の1点差となり、なおも無死3塁のピンチ。坂口が空振り三振、川端を四球で歩かせて、1死1、3塁の状況で山田を迎えたのですが、この場面でも無理して勝負する必要はなかったと思います。結果的に犠飛で1失点のみに終わったので良かったのですが、長打を打たれていたらと考えると・・・。


多和田は5回5失点で、6回表の打席で代打を送られて交代。6回表、スワローズの投手は村中に代わり、多和田の代打には山川。何か昨日の試合と同じ匂いがしたのですが、今日は昨日とは違いました。村中のコントロールが悪すぎでした。


山川のストレート四球に始まり、金子の三塁内野安打、秋山のライト前ヒットで満塁のチャンスを作り、クリの犠飛に、森友哉のセンター前へのポテンヒットで2点を追加。これで多和田にプロ初勝利の権利。ここまでは5月末の神戸での登板の時も行ったんですよね。


6回裏、2点リード、先発投手から2番手の野上に交代。昨日の試合の嫌な予感が頭をよぎらないはずがありません。今日も先頭の松井淳にストレート四球を与え、西田にはストレートを狙い撃ちされてレフト前ヒットを浴び、無死1、2塁。続く中村がバントして1死2、3塁になるはずだったのですが、そのバントが一塁手・メヒアの前へ強めに転がり、3→5→4と送られてバント失敗の併殺打に。まさに相手のミスに救われました。


7回以降、ライオンズは追加点を奪うことは出来なかったものの、武隈→バスケス→増田のリレーで逃げ切りました。9回裏、2死1、2塁で山田を迎えた時は最悪のシナリオを考えてしまいましたが・・・。止めようとしたバットに当たって、当たり損ねの一ゴロで終了。最後は山田らしくなかったですね。


何はともあれ、広島から始まった悪夢の5連敗は止まりました。


24日からは同一リーグとの対戦が再開。おそらく初戦は故郷での試合ということで、光成が先発でしょう。粘り強い投球でいい流れを作って欲しいですね。


今日の5打席目で栗山選手がレフト前へヒットを放ち、プロ入り通算1500安打(120人目)を達成しました。オールスター未出場での1500安打達成はNPB史上初とのこと。残り3本で神宮での3連戦を迎え、いつになるかなと思っていたのですが、生で見届けることが出来て良かったです。最低あと500本は打ってもらって、ブレザーの授与式も生で見られれば・・・。


試合後のヒーローインタビューは、プロ初勝利をあげた多和田投手。5回5失点で初勝利は本人にとっては不本意だったかもしれませんね。


多和田投手はプロ初勝利を神宮での交流戦終戦であげましたが、実は数年前にFAで千葉県を本拠地にする某チームに移籍した投手も、同様にルーキーイヤーに神宮でプロ初勝利をあげています。この両投手、実はプロ初登板も同じ球場(札幌ドーム)です。高卒か大卒(多和田投手)かという違いはありますが。


高卒だった方の投手は、結局ルーキーイヤーは神宮での1勝のみ。多和田投手には2勝目を今年中にあげられるよう願っています。