初回に3失点、その後もリードを許す展開が続き敗戦。まさかのシーズン終了。



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


クライマックスシリーズ・パ ファイナルステージ】
vs.福岡ソフトバンクホークス戦第5回戦 ライオンズ2勝4敗(アドバンテージ1勝を含む)


試合開始:13:01 試合終了:16:27 試合時間:3時間26分 観衆:31,532人


ライオンズ 5―6 ホークス
 

【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)高橋礼(4 2/3)〜モイネロ(1)〜石川(1 1/3)〜加治屋(1)〜森(1)
(L)ウルフ(5 2/3)〜平井(1/3)〜小川(2/3)〜増田(1/3)〜マーティン(1)〜ヒース(1)


勝利投手:石川1勝  セーブ:森1S  敗戦投手:ウルフ1敗


本塁打
(Sh)柳田2号ソロ(ウルフ)
(L)浅村2号ソロ(モイネロ)、中村1号ソロ(森)


今日負けたら終わりという展開で、初回、先頭の上林が初球をライト線に2塁打。続く明石がバントを試みるも2球失敗し、ヒッティングに切り替えたところで死球。3番のグラシアルはまさかの初球セーフティーバント。この3人の走者を柳田の一打で還してしまいました。今回のCSのこれまでの4試合、いずれも先制点を奪ったチームが勝っていることを考えると厳しいなとは思いましたが、いきなり無死満塁のピンチを招いて3失点でとどめられたので、相手の先発投手を考えてもどうにかなる点差だなと思っていました。しかし、ライオンズ打線は一回りするまで一人も走者を出すことが出来ず…


先発のウルフは初回に3点を失ったものの、その後は内野ゴロを多く打たせる「らしい」投球で追加点を許さなかったことで、5回に反撃のチャンスが生まれました。5回裏、先頭の外崎が三遊間深いところに転がる打球での内野安打で出塁すると、このCSで調子が出ていなかったおかわり(中村)にヒットが生まれ、さらに昨日デスパイネのスイング後のバット直撃を左手首に食らった森友哉に適時打が飛び出して1−3。続くメヒアが遊ゴロ併殺で2死になってしまいましたが、その間にもう1点追加。さらに、ここまで4試合でヒット1本のみ、今日も2打席凡退していた秋山が内野安打で出塁したところで、ホークスベンチは先発の高橋礼を諦めて、モイネロにスイッチ。


モイネロにとっての最初の打者となる源田に対する5球目(カウント2−2)で、1塁走者の秋山が二盗を敢行。レフトスタンドから見る限り、追いタッチでセーフのように見えましたが、判定はアウト。当然ライオンズベンチはリクエストを要求。ただこのリクエストに対するリプレー検証の時間が非常に長く、10分以上たっても検証中の審判団は出てこず。時間がかかるケースは往々にして判定が覆るケースが多いのですが、判定通りアウトに。場内に流された映像を見る限りでもセーフに見えたし、CS放送の中継でで解説をしていた平尾さんもこの判定に対して「え?」の反応。「確証ある映像がなかったから判定通りにした」との報道がありますが、それなら検証終了後に場内に説明すべきではないのか? ここでのアウト、セーフの判定はその後の展開に大きく影響したと思います。3アウトチェンジになるか、2死2塁カウント3−2で再開になるか。後者であれば、得点圏に走者が行くわけですから、ヒットになれば同点になる可能性が非常に高くなる状況でした。


実は今日の試合、このシーンの他に、2回表1死2塁で上林が一直を放ち、一塁手のアグー(山川)から二塁へ送球したシーンがあり、二塁走者は戻りきれず完全にアウトのタイミングでしたがセーフの判定。リプレー検証を要求して判定が覆ったからライオンズにとっては良かったのですが、それにしても今日の二塁塁審には、重要な試合(ポストシーズンの全ての試合)を裁く資格などあるのでしょうか。先ほど書いた2回表のプレーでは、しっかり見ずに勘でジャッジしていたように見えましたし、審判団に入るべき人ではないと思います。


審判にちゃんとしたジャッジをしてもらえないということであれば、本塁打で誰にも文句を付けられない形で得点を重ねるしかないと思いましたが、6回裏1死から浅村にソロが飛び出して、再び1点ビハインドに。


このまま1点差でくっついていけば、同点、逆転のチャンスは大いにあったと思いますが、8回に上林にライトオーバーの3塁打を打たれて2点の追加点を許しました。その直前に甲斐のセンターを越えそうな打球を秋山が好捕していたので、上林も抑えてほしかったのですが。


8回裏、不調の秋山にようやく左中間を破る2塁打が飛び出して1点を還し、9回裏には2死からおかわりがレフトへソロ本塁打を放って1点差まで追い上げましたが、8回に3点差に引き離されたのが効く形になってしまいました。



今日は、昨日や一昨日と違って終盤まで競った展開に出来たので、勝つチャンスはこの3日間の中で一番あったと思いましたが、結局はブルペンの差で負けたと思います。向こうは本来なら先発も出来るような投手が複数人入っていて、短いイニングでよいリリーフで行かせると確実に抑えますからね。


あとは、CSの前の南郷での調整がうまくいった選手、うまくいかなかった選手がはっきり分かれてしまったこと。調整がうまくいかなかった選手の使い方。反省すべき点はいろいろあると思います。CSという短期決戦だからこそ、調子の良し悪しをしっかり見極めて、打線をいじる、投手起用を考えるということがあってよかったのかなと思います。


試合後、CSを制覇したホークスの表彰式がありましたが、見たくなかったので、トイレに行っていました。今日で今シーズンが終了してしまったので、トイレに行くついでに、今年球場でお世話になった方々の一部にもご挨拶。


最後に、2018シーズン最終戦セレモニー(本来はレギュラーシーズンのホーム最終戦で行うが、リーグ優勝決定が懸かった試合になったため延期されたもの)を実施しました。監督の挨拶もあるのですが、監督がマイクの前に立った瞬間、嗚咽がとまらなくなり、両手で頭をかかえたまま1分間くらい何もしゃべることが出来ない状態でした。優勝監督がインタビューで涙を流すシーンはライオンズに限らず何度も見ましたが、これだけたくさんのファンが見ている中で、悔し泣きの姿を見せる監督は初めてです。監督も自分の采配、選手の調整法など、いろいろとうまくいかなかったことに責任を感じて涙を流している。持っている悔しさは自分を含めたファンと同じなのだということがよくわかりました。


試合後、監督は新たに2年契約を結んだようですが、悔し涙はもう見たくない。嬉し涙を流す姿を見せてもらえるよう、来シーズンも応援を届けていきたいと思います。


昨年はリーグ2位でCSに進み、ファーストステージ敗退。今年はリーグ優勝してCSに出て、ファーストステージはなく、ファイナルステージから登場してそこで敗退。昨年より1つステップアップしました。正直、リーグ優勝した時点で、CSを突破するのは当たり前で、日本シリーズに出るものだと思っていました。セレモニーでの監督のコメントにあった「まさか今日で終わるとは思わなかった」という言葉は自分と全く同じ感覚です。一方で、そこに隙というか慢心があったのかなとも思います。


今日でシーズンが終わってしまったという事実は変わりません。ただ、今シーズン10年ぶりにリーグ優勝したという事実も色褪せることはありません。



昨日(10/20)のブログで身に着ける予定と書いたのはこれのことです。逆王手をかけて日本シリーズへ出るための切り札だと思って、応援する立場としての気持ち、魂を表に示すために、今日の試合で初めて着ました。


来年もう一度リーグ優勝して、今年と同じように所沢でファイナルステージを迎え、日本シリーズに出て、日本一を目指す。目指すべき目標が来年も残されたわけなので、そこに向かって、明日から準備を始めてほしいと思います。


試合後、寂しいペナント披露(場内一周)になってしまいましたが、レフトスタンドの前で披露してくれました。手前のカメラマンが邪魔で、ひたすら怒鳴り散らしていたら、しゃがんでくれました(^^;)


日本シリーズのチケット。応援仲間との協力もあり、所沢開催の予定だった第3戦から第5戦まではFC先行抽選でレフト外野自由を人数分確保、広島のチケットも第1戦だけ3塁側の内野B指定ですが確保できていました。第1戦、第6戦の日の広島のホテルも確保済みでしたが、今日の試合後にキャンセルしました。第1戦の日のホテルはキャンセル料が発生。ポストシーズンは往々にしてこういうことは起こります。まあ飛行機のキャンセルほどはかからないので、やむなし。


11月23日に優勝パレードが予定されていますが、その日の行動予定はまだ考えられるような脳内の状況ではないので、近くなってから考えますかな。夜もいろいろとあるようなので、楽しみです。


試合前の昼食。明日、雄星にライオンズ卒業試験(追試)登板で勝ってもらいたいという願いも込めて食べました。
明日は試合なくなった…