8回表終了時点での6点ビハインドを追いつくも、延長10回に勝ち越し許し、連勝は13でストップ!




本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第17回戦 ライオンズ6勝11敗


試合開始:18:00 試合終了:22:16 試合時間:4時間16分 観衆:32,579人


ライオンズ 7―8 ホークス 【延長10回】 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)千賀(7)〜岩嵜(1)〜嘉弥真(0/3)〜サファテ(1)〜モイネロ(1)
(L)多和田(4 2/3)〜野田(2 1/3)〜本田(1)〜平井(1)〜増田(1)


勝利投手:サファテ2勝2敗34S  セーブ:モイネロ2勝1敗1S  敗戦投手:増田1勝4敗22S


本塁打 
(Sh)川島5号2ラン(野田)
(L)秋山20号ソロ(千賀)、浅村12号2ラン(岩嵜)


先発・多和田の立ち上がり。初回無失点に抑えたものの、球数を投げさせられ、不安を感じさせる投球でした。2回と3回は立ち直り、このまま中盤まで持ってくれればと思っていましたが…


ライオンズは3回裏に岡田が今日チーム初となるヒットをライト前に放ち、金子が四球でつないで、無死1、2塁のチャンスを作ると、秋山が中飛を放ち、1、3塁に。2死から浅村がレフトへ大飛球を放ったのですが、フェンス際で好捕されて無得点。レフトの頭を越えていれば2点、スタンドまで届いていれば3点先制できた場面だったので、何とか先制点につながって欲しかったです。先制点が取れていれば、全く違う展開になったと思いますが。


チャンスの後にピンチありというとおり、4回表は松田に右中間に2塁打を打たれると、その後は思うように制球がきかなくなり、ピンチを広げた後、中村の2塁打で2点の先制を許し、さらに四球でピンチが続き、上林の適時打で3点目、今宮の二ゴロの処理を浅村が誤る間に4失点目。ホークス先発・千賀相手に4点ビハインドは厳しいとこの時は思いました。


多和田は5回もピンチを招き、2死満塁にしたところでKO。野田にマウンドを譲ったわけですが、後から投げる投手は満塁の場面から行くのは厳しいです。押し出し四球で1点の追加を許しましたが、更なる失点は許しませんでした。本来なら多和田が招いたピンチは自分で片付けてから下りて欲しかったですが。


ライオンズが反撃を開始したのは6回裏。先頭の秋山がレフトフェンスの上の縁に当たってボールはスタンドイン。スタンドインした所がフェアゾーンかファウルゾーンかでビデオ判定に持ち込まれましたが、判定通り本塁打。これで秋山は初めてシーズンの本塁打数が20本に到達。また、この本塁打が反撃の狼煙となりました。


7回表、明石の代打・川島に2ランを浴びて、1−7になった時はさすがに連勝が止まることを覚悟しました。この時点での目標は勝ちパターンの投手を引きずり出すことでしたが、8回裏に6点リードの展開でなぜか岩嵜が出てきました。


先頭の源田がフルカウントまで粘ってレフト前ヒット、続く浅村がセンターバックスクリーン左への2ランを放って、3−7の4点差。この時点で目標は「抑えのサファテを引きずり出すこと」に変わりました。8回裏はその後もチャンスを作ったのですが、2死1、2塁の場面で銀(炭谷)に打席が回り凡退。今日の下位打線は9番の金子がヒット2本と貢献していましたが、他の2人は昨日までのようには行きませんでしたね。


9回表は平井が無失点に抑えて、4点ビハインドのまま9回裏へ。8回裏と同様、金子から始まる打順で左腕の嘉弥真を投入してきました。後ろの打者にしっかりつないで、塁上を賑わすようなことになれば、サファテが出てくるだろうと思っていましたが、金子がセンター前ヒット、秋山がレフトオーバーの2塁打、さらに源田が四球を選んで無死満塁。満塁弾が出れば同点となる場面で、サファテが出てきました。


イニング頭から出てくるサファテは正直言ってあまり打てる気がしないのですが、走者を3人も背負った場面からの登板なので、何とかなるかもしれないという淡い期待がありました。


満塁から浅村がレフト前への2点適時打で5−7、おかわり(中村)が内野安打でつなぎ、クリ(栗山)が三振の後、ここ最近いい場面で活躍してお立ち台に上ることが非常に増えているアグー(山川)がレフト前への2点適時打を放ち、4点差を追いついて7−7の同点。「淡い期待」が現実のものとなった瞬間でした。


9回裏もサヨナラに向けたお膳立てが出来ている場面で、またもや銀に回ってきて、ここでも凡退し勝ち越すことが出来ませんでした。銀にとっては、今年の打率の良さ(例年に比べて)がフロックでないことを証明するにはうってつけの場面。チームとしては連勝の勢いで一気にうっちゃって、サヨナラ勝ちまで持っていかなくてはいけなかったと、試合後に振り返ってそう思いました。スタンドの雰囲気も、完全に相手を飲み込んでしまうような雰囲気でしたし。


延長戦にもつれこみ、10回は抑えの増田が登板。最近の登板では、先頭打者に2塁打を打たれるケースが多いのですが、今日のように同点または1点リードの場面で登板した場合では、先頭打者に長打を打たれてはダメです。当然次の打者が送って1死3塁。ここで迎えたのが松田で、初球と2球目がボールになったにも関わらず、無理に勝負に行って右中間を破る2塁打を打たれて、1点勝ち越されることに。ボール球が先行していたのに、なぜ松田と勝負したのかなと。確かに続く打順の福田には、6月25日の福岡でサヨナラ3ランを浴びてはいましたが、松田との相性を考えて、カウントが悪くなったらそのまま敬遠で良かったのではないかと思います。結果論ではなく。



60年ぶりの14連勝に向かって臨んだ今日の試合でしたが、9回には追いついたものの、延長戦で勝ち越されて勝負ありでした。球団タイ記録に並ぶことは出来ませんでした。


まあ、ファイターズ、オリックス、マリーンズ、イーグルスと4カード連続して3タテして勢いがあるのは間違いないですが、さすがにホークス相手には勢いだけでは3連戦3連勝は厳しい。3つのうちどこかで負けることは想定の範囲内でしたが、今日そうなってしまいました。


大型連勝は止まりましたが、今後優勝を目指して戦うのであれば、明日の試合が非常に大事。今年は本拠地でのホークス戦は過去2カードいずれも2勝1敗と勝ち越しているんですよね。高みを目指すべく、明日は勝って、半歩前進したいですね。


この3連戦、「剛也の串カツ弁当」には、プロ入り通算350号本塁打の記念のポストカードが封入されています。