中盤の2本塁打で追い上げるホークスを突き放し、首位攻防戦初戦勝利!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.福岡ソフトバンクホークス戦第19回戦 ライオンズ9勝10敗


試合開始:14:01 試合終了:17:57 試合時間:3時間56分 観衆:30,264人


ライオンズ 11―5 ホークス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Sh)千賀(4 1/3)〜石川(2/3)〜モイネロ(1/3)〜五十嵐(1 2/3)〜高橋礼(1)
(L)郭俊麟(5 0/3)〜小川(1/3)〜平井(2/3)〜増田(1)〜マーティン(1)〜野田(1)


勝利投手:郭俊麟1勝  敗戦投手:千賀11勝6敗


本塁打
(Sh)グラシアル6号ソロ(郭俊麟)、川島3号ソロ、上林20号ソロ(野田)
(L)浅村27号3ラン、山川39号ソロ(千賀)、山川40号2ラン(高橋礼)


郭俊麟は今季2度目の先発、3週間前の福岡以来の先発マウンド。前回登板のリベンジの舞台でした。


前回との違いは、初回、先頭の牧原に投じた全球でわかりました。ストレートは全く使わずの変化球攻め。森友哉のリードか、試合前にバッテリー間で話し合ってのこの配球かはわかりませんが、変化球の制球が良かったこともあり、ホークス打線には効果的でした。各打者に対して、ストレートは見せ球に使い、決め球は変化球。みんなタイミングがなかなか合わず、フルスイングをさせませんでした。グラシアルにファーストストライクをレフトスタンドに持って行かれたのは失投でしょう。


5回に下位打線にチャンスを作られ、今宮に適時打を打たれたのですが、ライトからの好返球で2塁走者を刺して、1点差に追い上げられたところでとどめました。1点差に追い上げられた直後、5回裏の4点が非常に大きかったですね。初回に相手のバッテリーミスと適時打で3点を先制した後、なかなか追加点を奪えず、その間に追い上げられていたので、流れがホークスに行きかねない状況でした。そんな中での連続本塁打。浅村の3ランに、アグー(山川)のソロ。最高の形で追加点を奪い、ホークス先発の千賀をKOしました。2発が出たのも、先頭の金子侑がセンター前やや右中間寄りへの打球で2塁打にしたのがきっかけ。好走塁でした。


郭俊麟は6回の先頭打者の中村晃に四球を出した所で降板。この走者が生還してしまったので、6回途中3失点という結果になりましたが、ホークス相手には上々の投球でした。変化球を多投して的を絞らせませんでした。明日以降、ホークス打線を抑える大きなヒントを与えてくれる投球だったと思います。再来週、再び所沢でホークスとの3連戦がありますが、その時にまた登板チャンスがあるでしょうか。


7−2とリードした6回表に1点を還されたのですが、すぐその裏に2点を追加。これが大きかったです。特にアグーの打席、2死1,2塁で2塁走者の秋山が三盗成功。その後、相手投手の暴投で秋山が生還することに。三盗が追加点につながりました。この走塁も大きかったです。


ダメ押し点は、8回裏2死2塁からアグーの今日2本目の本塁打(2ラン)。打った瞬間本塁打とわかる打球でした。チームとしては、2011年のおかわり(中村)以来の40本塁打到達。超大事な一戦での2発。今シーズン1試合も4番から外れていない立派な主力打者になりました。


8点リードの9回表に登板した野田。途中出場の川島と、今日2本のヒットを放っていた上林にソロを食らいました。大量リードをしていて、明日も同じカードで試合があるこそ、ゼロで締めてほしかったのですが。明日以降、厳しい場面での左打者相手の登板があるでしょうから、その時に結果を出してもらいましょう。




今日のヒーローは2人。まずは、3年ぶりの1軍での勝利投手となった郭俊麟投手。インタビューアーの質問には通訳を介さず、簡単な日本語で話していました。



そして、今日2発の本塁打を放った山川選手。明日以降も引き続きの活躍が必要です。チームの勝利のためには。