同点の9回に登板した増田が崩れてサヨナラ負け


本日のライオンズ戦の結果(東京ドーム)の結果


交流戦】vs.読売ジャイアンツ戦第3回戦 ライオンズ1勝2敗


試合開始:14:00 試合終了:16:44 試合時間:2時間44分 観衆:45,671人


ジャイアン 3×―2 ライオンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(L)ウルフ(7)〜ワグナー(1)〜増田(1/3)
(G)内海(7)〜マシソン(1)〜カミネロ(1)


勝利投手:カミネロ1勝9S  敗戦投手:増田3敗11S


本塁打 
(G)坂本勇8号ソロ、亀井5号ソロ(ウルフ)


今のライオンズが勝つためには、まず先制点を取って、中盤くらいまでに大量点差に引き離して、相手の戦意を喪失させる、それしかないのですが、今日のように接戦になってしまっては・・・。


先発のウルフは、立ち上がりから制球は定まっていなかったものの、凡打はゴロが多く、結果的には「らしい」投球は出来ていました。序盤はヒットを打たれると全てスタンドまで飛ばされるということで、どこまで持つのかなあと心配にはなりましたが、相手の貧打線ぶりにも助けられたか、7回まで2本のソロ本塁打による2失点で切り抜けました。得点圏に走者を背負ったのは、3回に二盗を決められた場面の1回のみ。結果としては良かったのかなあと思います。普段は立たない打席でも1つ送りバントを決めてくれましたし。


打線は、ベテランの内海相手に1回り目はなかなか捉えられませんでしたが、2回り目のクリーンアップに回る打順あたりからは、しっかり捉えた打球が増えた気がします。4回のアグー(山川)、外崎の連打の時の打球からは特にそう感じました。同点に追いついた後、さらに勝ち越しのチャンスでおかわり(中村)に回ったのですが三振。昨日の最後の2打席で調子を取り戻すきっかけになるかと思ったのですが、今までのようにはいかず、今日は音無し(四球は1つあり)でした。


さらに、2死1、2塁で8番の金子侑に回った時に、勝負を避けて満塁にしてでもウルフとの勝負を選ぶかと思われたのですが、そのまま金子との勝負。打ちに行くのは良いのですが、どうせ打つのなら中途半端に当てずに振り切って欲しかったです。


このまま行けば、3回り目でKOまで持っていけるような流れだったと思いますが、序盤同様に捉えきれず、勝ち越し点を奪えませんでした。


ライオンズは先発投手が降りて、リリーフ勝負になると話になりません。今日はワグナーは抑えてくれましたが、同点で迎えた9回に登板した増田はやはりダメでした。先頭打者の岡本に対し、粘られた上で投手強襲の内野安打に。続く阿部がバントをしてくれたおかげで、亀井を敬遠し、1死1、2塁で下位打線を迎えました。しかしここからストライクが入らないというか、微妙なコースのボールを全く取ってもらえず、陽にはあわや3塁線を破られそうな内野安打を打たれ、最後は小林への代打、ルーキーの大城にライトオーバーを打たれてジ・エンド。同点で増田を出すとうまくいかないのは今年に始まったことではないのですが、特に今年の状態では厳しいです。


8回に投げたワグナーは制球の点で問題はあるのですが、ボールのキレという点では今の増田よりは上だと思うので、一時的な配置転換も考えた方がいいような気がします。ストッパーが出ては毎試合のように失点しているような状況ではちょっと。


そもそも今日の展開で勝つのであれば、9回に勝ち越すしかなかったと思います。仮に9回をゼロで切り抜けて延長戦に入ったとしても、10回に安心して送り出せる投手ははっきり言っていませんので。


おそらくウルフを明日抹消して、中継ぎ補充でヒースを上げて、来週の6連戦と中止になった横浜での1試合を戦うことになるでしょう。でも、ヒースを上げた場合、先発投手の外国人は1人しか置けないので・・・。


昨日から1軍に合流した2年目のドラ1・今井投手の姿を見ることが出来ました。試合前の練習後、ベンチに引き上げる所でしたが、ドラ1ということで「荷物運びはしない」特別扱いでしたね。同期入団で昨日3ランを打たれた中継ぎ投手はだいぶデカいものを運ばされていましたが・・・。