7回に打者一巡の一挙6得点で逆転し、開幕8連勝!



本日のライオンズ戦の結果(メットライフドーム)の結果


vs.オリックスバファローズ戦第3回戦 ライオンズ3勝


試合開始:13:00 試合終了:16:03 試合時間:3時間03分 観衆:31,666人


ライオンズ 7―4 オリックス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)山岡(6 0/3)〜吉田一(1/3)〜比嘉(2/3)〜澤田(1)
(L)ウルフ(6)〜高木勇(1/3)〜武隈(2/3)〜野田(2/3)〜平井(1/3)〜ワグナー(1/3)〜増田(2/3)


勝利投手:武隈1勝  敗戦投手:山岡2敗


本塁打 なし


昨年非常に苦手にしていた山岡相手の試合なので、先制点が取れるかどうかがポイントだなと思っていたら、先発のウルフが先頭の宗をストレートの四球で歩かせ、福田が送って、3番の吉田正にセンター前への適時打を打たれ、あっさりと先制される展開になりました。


一方、ライオンズ打線は昨年と同様に、山岡相手に全く手が出ない状況で、4回までパーフェクトに抑えられました。今年、神戸でのオープン戦で対戦した時も完璧に抑えられましたが、その時と同じような感じで、点が取れそうな雰囲気が全くありませんでした。


失点が許されない中、5回表2死1、3塁で、1塁走者の大城が二盗を仕掛けた場面。打者が9番の若月なので、二盗されて2死2、3塁になっても打者勝負で抑えれば良かったのですが、二盗を防ぐための二塁への送球がショートバウンドとなり、その間に三塁走者が生還。あげる必要のない点をあげてしまいました。1点が非常に重い展開だったのに。


5回にアグー(山川)の2塁打、森のヒットで無死1、3塁のチャンスを作るも、還せたのは併殺の間の1点のみ。重苦しい展開のまま、中盤へ。


後々振り返ると、ここで点が取れなかったことでライオンズに流れが傾いたのかなと思ったのが6回表。


先頭の若月がレフト前ヒット。守備範囲の広いサードなら処理できそうな打球でしたが。続く宗のバントは捕手の目の前に転がり、銀(炭谷)が一塁走者を刺すべく二塁へ送球するも、高い送球でアウトにできず、ピンチを広げて無死1、2塁。続く福田もバントをしてきたのですが、今度はファーストのアグーの前へ転がり、3→5と送球。しかしこの送球が高くすっぽ抜け、三塁ベースのはるか上を通過。レフトが送球カバーに入っていたのですが、7→5と送球し、三塁をオーバーランしていた二塁走者を刺して1死。


結果的にバント失敗と同じ状況になり、その後、3番と4番を抑えて、6回表は無失点。両チームにひどいプレーが続出したイニングでしたが、ライオンズがこれだけ守備のミスを連発したのに得点が取れないチームでは勝てないですよね。ライオンズからすると、この回ゼロで終われたのは非常にラッキーでした。


取るべき場面で取れないと流れが相手に行ってしまうのは野球に限らず他のスポーツでもそうかもしれませんが、7回にアグーから打順が始まるイニングでついに流れがきました。


5回と同様、アグーと森が連続ヒットでチャンスを作り、おかわり(中村)もボール球をしっかり見極めて無死満塁。その次の打者が今日2三振で山岡に全く合っていなかった一人の外崎だったのですが、応援する立場の人間ながら「ここで適時打打って、お立ち台に立っちゃうのかな?」なんて想像していたら、全くその通りの展開に。逆転の適時打になりました。


もしここで適時打が出ていなかったら、次の銀のところで代打・クリ(栗山)だったのですが、逆転したので銀はそのまま打席に立たせて送りバント。サード前への絶妙なバントだったことと、向こうのサードがスタメンの中島から守備固めの鈴木昂平に代わっていたこともあってか、バント処理で一塁へ無理に送球し、これが悪送球となる間に1点を追加。もうこうなると押せ押せの展開です。


外崎の打席次第では銀の代打として登場する可能性のあったクリが、金子侑の代打で登場。開幕戦以来の出場でしたが、犠飛を放って仕事をしました。それにしても、代打で名前をコールされた時の歓声、打席中のスタンドの雰囲気は、まるでここで打てば優勝でも決まるのではないかと感じさせるようなものでした。秋にこんな状況が出来れば最高・・・だけど。。


さらに、上位に戻って秋山と源田にもそれぞれ適時打が出て、このイニングだけで一挙6得点。先発の山岡をKOしただけでなく、その後に出てきた投手からも打って追加点を奪うことが出来ました。昨日に続いて、今日の7回も打者一巡の攻撃。まだ4月上旬というのに、既に打者一巡攻撃を3度目撃しているという・・・。(開幕戦に参戦していれば、今日が4度目になっていた・・・)


7−2と5点リードになり、残りは8回と9回ということで勝ちパターンの投手は温存したかったのですが、石橋を叩いて渡るかのような継投で、8回2死でマレーロを迎える場面で平井を投入。9回はワグナーに最後を〆て欲しかったのですが、ヒットと四球で塁上を埋め、投ゴロを処理しようと膝周辺に打球を当てて降板。抑えの増田までつぎ込む状況になりました。今日も勝って開幕8連勝にはなりましたが、中継ぎ陣の状況が気がかりです。開幕からずっとベンチに入っていながらまだ一度も出番のないルーキー投手とかどこで使うのかな。これまでの試合でデビューさせておけば、今日の9回とか投げさせても良いのではと思いました。


先発のウルフには勝ちはつかなかったので、開幕から8試合連続で先発投手に白星がついての連勝というプロ野球新記録は生まれませんでした。まあ記録のために試合をやっているわけではないので。でも7回の展開を考えると、あと1イニング早くこれが出来ていればなあと思わずにはいられませんでした。



7回に逆転ということで、お立ち台は野手2名です。


広報から行けと言われて、呼ばれた理由がわからないまま立っていた秋山選手。


そして、7回に逆転となる適時打を放った外崎選手。




今日は昨日より寒かったので、配っていたら使う人はいたと思われますが、運送上のトラブルで実物の配布はなし。代わりに入場ゲートでハガキが配られ、球場受取か送付か選べる形式になりました。


次回の参戦は、クラシック初戦の東京ドーム(4/17)。クラシックで使用する旧応援歌の一部が発表されました。秋山選手には現・1軍守備走塁コーチの佐藤友亮さんの応援歌、浅村選手には当時同じ背番号で今は今日の相手チームにいるあの人の応援歌が当てられることが発表されました。それ以外は、追って発表されるものと思われます。