関東大学ラグビー対抗戦A 慶應義塾大学vs.青山学院大学@東京ガス大森グラウンド


今年はライオンズが久々に健闘してくれたおかげで、10月中旬まで野球にのめり込んでいたため、ラグビー観戦は今シーズン初。10月初めに行ける日があったはずなのですが、ラグビーのスケジュールが完全に頭から消えていて別の予定(野球以外)を入れてしまい・・・


今日の試合は東京ガス大森グラウンド東京ガスラグビー部はトップイースト1部(トップリーグ、トップチャレンジリーグの下)にいるチームで、その練習場での試合でした。公式戦ではあるのですが、企業チームの練習グラウンドでの試合なので無料試合


グラウンドの入口はこんな感じ。中に入って右左折を繰り返すと左前方にラグビーグラウンド。


東京ガスのグラウンドなので、自販機の側面にはこんなデザインも。


試合は14時開始なのですが、グラウンド正面の大学テント(メンバー表の配布やグッズ販売のテント)が12時半には準備されるとのことだったので、自宅を出て途中で昼飯を食べて、最寄の京急平和島駅に12時半頃着き、10分くらい歩いて現地へ。


グラウンドには仮設のスタンドがあり、自分が着いた時は殆どファンがいない状況でしたが、13時過ぎにはかなり埋まっていました。13時20分頃?から試合前練習。


さて試合なのですが、慶應は既に大学選手権への出場が決定、一方の青山学院は入替戦出場が確定していて、ある意味消化試合。しかし、慶應は大学選手権出場に際しての順位付けが確定していない状況。今日のこの試合と早明戦の結果次第で、早稲田、明治との3校間での順位付け(2〜4位)が決まる展開でした。ちなみに今日の試合前の状況は、


早稲田 5勝1敗(慶應に勝利、全試合の得失点差+195)
明治  4勝2敗(慶應に敗戦、全試合の得失点差+293)
慶應  4勝2敗(明治に勝利、早稲田に敗戦、全試合の得失点差+95)


慶應は格下の青学が相手なので勝利前提とすると、早明戦で早稲田が勝った場合は、2位:早稲田、3位:慶應、4位:明治。


一方、早明戦で明治が勝った場合は、3校が5勝2敗で並び、しかも3校間の直接対決がいずれも1勝1敗になるため、対抗戦7試合での得失点差で順位付けを決めるため、明治の2位がまず確定。3、4位は今日のスコア次第。慶應と早稲田は試合前の時点で100点離れているので、早稲田の大敗または慶應の大勝がない限りは、慶應が4位になってしまうことに。従って、慶應にとって今日の試合は大量得点を奪って、最小失点に抑えることが必要でした。



試合は立ち上がりから慶應のトライラッシュで、前半11分までに4トライを奪う「らしからぬ」展開。トライが悉く隅の方に決まっていたので、トライ後のコンバージョンの難易度が高くなり、なかなか決まらず。しかも今日の試合、キッカーがSO古田ではなく、CTBの栗原が試合を通して蹴っていました。前半はなかなかヒットせず、かなり苦労していたようです。


今年の青学は日体大にも敗れており、例年に比べて弱いことはわかっていましたが、スクラムでも慶應が圧倒し、少々強引に縦への突破を図っても、サイドにふってバックスを走らせても簡単にゲイン出来るということで、普段の試合ではキックを多く使っていますが、今日の試合ではキックを殆ど使っていませんでした。たまに使うショートキックも悉くマイボールになり、トライにまでそのままつながるシーンも目立ちました。青学のバックスの後方にそれだけスペースがあったということでもありますが。


前半10〜20分の10分間、慶應の攻撃が緩んだ時間帯があり、その間に青学に1トライを許しましたが、その他は試合を通じて慶應の一方的な展開でした。公式戦というよりは練習という感じでした。


前半だけで9トライ4ゴールで53得点。昨年までであればノーサイドの瞬間でのスコアです。得失点差100を埋めるために、後半もどんどん攻めて、後半31分で今日16トライ目が決まり、91−5。このあたりからスタンドでは100点ゲームへの期待が高まっていきました。


そして後半39分。LO辻のトライが決まって103−5となり、100点超え達成。コンバージョンも決まり105−5。自力で得失点差100を埋め、早明戦では明治がリードする展開。


慶應ノーサイドまで攻撃の手を緩めず、さらに2トライ(トライ後のコンバージョン2本も成功)を加え、最終的には119−5という歴史的な大勝。


慶應は他の強豪校と違って爆発的な得点力のあるチームではありません。練習試合では100点ゲームもたまにありましたが、公式戦ではいつぶりだろうかと、帰りの電車の中で過去の記録を遡り続けました。


2002年10月6日 関東大学対抗戦A vs.東大戦の143−5での勝利以来15年ぶりのことでした。自分が現役学生だった時代です。今は東大は対抗戦Bグループ(Aグループの下)にいますが、当時はAグループにいて、毎年入替戦で勝って残留を続けていました。


早明戦で明治が勝ったにもかかわらず、まさかの展開で対抗戦A3位扱いで大学選手権進出。4位になると、初戦となる3回戦でいきなり強豪の東海大学と対戦する死の山に入ることになっていたので、3位通過になってほっとしています。


大学選手権の初戦(3回戦)は、12月16日(土)12:05〜 大阪のキンチョウスタジアムで関西リーグ3位の立命館大学との対戦に。4位扱いで進出するよりは楽な相手になりましたが、気を緩めることなく勝利をもぎ取って欲しいです。私も当日は日帰りで大阪に応援に行くつもりで、今日の帰りにチケットをゲットしてきました。


大阪に行く前日、職場の忘年会の予定が入っているのだけど、どうしようかな??