今日は14時キックオフの慶應義塾大学vs.青山学院大学戦の1試合観戦だったので、昼過ぎに現地に着くように遅めの出発。新宿から湘南新宿ラインで熊谷まで直通の列車に乗ったのだけど、乗った直後に、「高崎線内の上尾駅で人身事故が発生したので、この列車は途中で運転見合わせになる可能性がある」との放送が。


結局、大宮まで通常運行し、大宮で運転見合わせ。大宮到着後20分後くらいに運転再開見込みは出ていたものの、各駅に電車が止まっていてスムーズに進まないだろうと予想し、大宮から新幹線ワープで熊谷へ。結局、当初の予定通りくらいの時刻に熊谷到着。2試合観戦の時は試合後に立ち寄る日高屋で昼食をとってから、ラグビー場へ。



13時過ぎに現地に着いたら、メインスタンドの中央席はガラガラ。もっと人が来ていると思っていたのですが、やっぱり高崎線運転見合わせの影響なのか。周りには、「高崎線が動いてないから新幹線で来た」という人もいました。





前半は取られて取ってのシーソーゲーム。試合前は全く予想していなかった僅差の展開。


慶應がよくやられる両サイドにワイドに展開されて、ディフェンスが後手後手に回ってというパターンではなく、ラックの近場のスペースを突かれて突破を許すパターンで、青学に決定的な場面を何度も作られた。青学のファンも結構来ていたようだけど、前半は相当盛り上がっていたな。前半終了間際には、青学が敵陣22m内でゴールに向かって中央付近で攻撃をしている所から、真後ろにパス→絵に書いたようなきれいなドロップゴール成功なんてシーンも。前半終了時点でまさかの3点ビハインド。



前半唯一良かったのはスクラム。まぁ、慶應は第1列と第2列の5人が全て100kg以上、7番の鈴木も100kg以上なのに対し、青学はFW8人のうち100kg以上がわずか1人。PR、LOでも80kg台の選手がいるという軽量級な前線部隊だから、押し勝てて当然なのだけど。それでも球出しのタイミングが遅れると・・・



後半、青学の足がだんだん止まって、慶應のペースになるのかなと思っていたけど、意外にも青学が頑張っていた。慶應は後半だけで5トライあげたけど、相手のミス、反則からの展開での得点が多かったな。


そうなってしまうのも、攻めのバリエーションが少ないからなのだろうな。敵陣に入るためにキックを多用するのはいいのだけど、バックスに走力のある選手がいるのだから、今日のレベルの相手であれば、自陣からもっと回して良かっただろうし、相手の陣形を見て、どちらかのサイドで慶應側の選手が余っている時はハイパントじゃなく、ワイドに展開すればいい。グラウンド全体をよく見渡して、状況に応じた攻撃の展開をしないと。


後半ロスタイム、44−20とリードの状況で、慶應は敵陣22m付近で相手のペナルティをもらう。ラインアウトにして、もしマイボールを失ってトライを許したとしても試合には全く影響なし。それでも、誰の判断かはわからないけど、なぜかPGの選択。結果的に、PGを外し、それでまだノーサイドにはならず、ドロップアウト後のリスタート。自陣でターンオーバーし、長い距離を独走してトライということで、1トライ追加することは出来たのだけど、それならPGを選択せず、「トライを狙いに行く」選択をして欲しかった。大学選手権のセカンドステージは1週間後にスタート。今日の試合の後半、ある程度リードを奪ってからは、来週以降に向けてトライで得点を奪う練習のつもりで戦って欲しかったのだけど。なんか、「省エネで試合を終えたい」というような消極的な姿勢がプレーの選択から感じられた。



最終的には51−20と点差がついたけど、消化不良の試合だった。こんな試合をやっていたら、大学選手権での年越しは厳しい。気持ちを入れ替えて、もっと貪欲にならないと。



帰りは、午前中の人身事故の影響はほぼ解消されていました。一部大幅に遅れて運転している列車もありましたが。



今日の試合で、関東大学ラグビー対抗戦Aグループの試合が全て終了。本年度の結果は、


筑波大学戦 ○33-23
日本体育大学戦 ○66-12
立教大学戦 ○80-10
帝京大学戦 ●10-89
明治大学戦 ●10-42
早稲田大学戦 ●31-32
青山学院大学戦 ○51-20


4勝3敗の4位で終了。勝敗数で早稲田と並びましたが、直接対決の結果により、大学選手権には5位扱いで出場。


この結果、第52回全国大学ラグビー選手権大会セカンドステージではグループCに入り、


第1戦 vs.同志社大学
12月13日(日)14時キックオフ
秩父宮ラグビー場


第2戦 vs.大東文化大学
12月20日(日)12時キックオフ
熊谷ラグビー場


第3戦 vs.筑波大学
12月27日(日)11時40分キックオフ
秩父宮ラグビー場


おそらく第3戦で勝った方が年越しという展開になる可能性が高いと思われますが、そのために第1戦と第2戦は4トライ以上取って勝っておくことが必要。同志社とは9月の定期戦での様子は見ましたが、互いに状況は変わっているし、2戦目の大東文化とは春のリーグ戦で当たった時はかなり大味な試合をやっていて気は抜けない相手。そして第3戦はこの時期には当たりたくない筑波との対戦。筑波はシーズンが深まるとともに強くなるチーム。今ほど強くはなかった時代の帝京大学のイメージ。筑波は日本代表の福岡も選手権では戻ってきているし。


2年連続で、セカンドステージ3試合とも関東での試合ということで、熊谷の帰りに地元のローソンで3試合分のチケットを確保してきました。先日、筑波が帝京を破るという大番狂わせがありましたが、こんな間違いが起きなければ、慶應は4位でグループBに入るはずだったのに。


こうなったおかげで、2週間後、もう一度熊谷ラグビー場に足を運ぶことになりました。実は熊谷ラグビー場は、2019年のラグビーW杯の会場になるため、来年から新スタジアムの建設に向け取り壊されます。ということは、今のラグビー場は今シーズン限りでサヨナラなのです。


今日もじっくり眺めてきましたが、2週間後はスタンドを一周して、しっかりと目に焼き付けてきますよ。



試合中に身につける応援グッズ。KOKKO(黒黄)Tシャツです。寒い冬にはこのシャツの上にコートを羽織っての観戦で良さそうです。コートの前はしっかり見えるように全開で。慶應の試合当日、試合会場前の慶應の黄色いテントで500円で販売されています。セカンドステージの3試合、これを着用で参戦しますよ。