12月の週末、4週連続ラグビー観戦の3週目。今日はこちらの地へ。





2か月ちょっと前にも来たけど、駅前にラグビーW杯の看板あったかなぁ。当時はなかったのか、あるいは自分が気づいていなかっただけなのか・・・。


ラグビー場に到着した時はクラブチームの試合をやっていたが、スルーして場外へ。今年2月の大雪で屋根が崩落してしまった「くまがやドーム」の改修工事が始まったらしいという情報を得ていたので、現地の視察へ。





11月中旬から工事が始まったらしいけど、屋根崩落から着工まで9か月かかったんだなあ。


帰り際に、慶應の試合前練習をチラ見して、ラグビー場に戻った。そして本日のメインイベントの第1試合。




京産大との対戦を生で見るのは初めて。旗を見ると、赤色がもっと薄い(オレンジに近い)イメージだったけど。


慶應は完全にフリーな状態でキャッチできるものをノックオンするなど、イージーミスを連発。ディフェンスも相手を見てしまい、前で止めることが出来ずにズルズル下がってしまう悪い癖が立ち上がりに出てしまった。そうこうするうちに、前半10分までに先制T&Gを許す展開。


京産大はFWが強いけれど、ディフェンスの穴はけっこうあったので、慶應はFW、BKともに個人の突破力で攻め上がることができた。秋の公式戦以降ではAチームで初スタメンとなったWTB吉迫の動きが特に光っていた。


スクラムとモールはかなり苦労していた。スクラムでは、ボールが入ってからかなり押されていた。さすがに、相手ボールになったり、ターンオーバーされることはなかったけど。


京産大にとって後半唯一のトライとなったのが、慶應陣のゴール前5mスクラム。一気に押し込まれてしまった。後半30分前後の体力的にキツい時間帯。点差があいていて良かった。



前後半4トライずつ、50得点超えで結果的には快勝だった。バックス、特にWTBを試合ごとにいじっているようだけど、今日のスタメンの両WTBは共に来年以降も残る選手。今シーズンはスタメンの大半が4年生だけど、今日のように下級生を適材適所で使っていくことが、毎年メンバーが入れ替わる大学スポーツでは必要。ただ勝つだけではダメ。



第2試合、選手権6連覇を目指す帝京大と1stステージから勝ち上がった朝日大との対戦。





帝京大は先週の天理戦からスタメン12人を入れ替えた。それでも序盤からトライラッシュになるだろうと思っていたら、帝京は序盤はFWにこだわる攻めを試みた。朝日大が必死に、相手の反則を誘うような素晴らしいディフェンスを見せ、



前半15分まで0−0が続いた。帝京が1トライを奪うも、朝日大は留学生選手を中心にした攻撃で少ないチャンスを生かし、




前半で1トライをあげた。朝日大が自陣でのディフェンスでピンチを乗り切ったり、逆に敵陣に攻め込んだ時のスタンドの歓声が凄かった。第三者的に見れば、帝京の一方的な展開になったら面白くないからねぇ。


しかしながら、得点を重ねあぐねた帝京は徐々にバックス主体の攻撃に切り替えると、朝日大はなすすべがなかった。ディフェンスがどうしても中央に寄ってしまうため、タッチラインに近いエリアでどうしても帝京の選手が余ってしまう。個々の能力では全然違うので、あとは帝京の選手のトライ練習に。


終わってみたら、やっぱりこういうスコアに。後半は帝京が9トライで、殆どの時間帯で帝京が攻めていた。


ラグビー場ではカップヌードルしか食べなかったので、第2試合終了後、熊谷駅に戻って食い足した。


慶應が勝ったので、帰りはグリーン車。乗り換え回数を減らすために、上野行をとばして湘南新宿ラインを待っていたのだけど、先行列車が異音感知して遅れたため、自分の乗る電車も10数分遅れで到着。遅れたせいで、快速アーバンを先に行かせたり、桶川で特急に抜かれたりと、想定外の運行になってしまい、目的地に着いた時には遅延時間が拡大。
本来は熊谷駅2番線発なのに、快速との接続の関係で1番線に入線した。


(他会場の試合結果)
秩父宮
明治 41−29 大東文化大
流通経済大 19−5 中央大
【天理親里】
東海大 52−18 立命館大
法政大 28−64 天理大
近鉄花園】
早稲田大 18−17 同志社大
関西学院大 12−60 筑波大


対抗戦グループの5チームは接戦になった大学もあるけど全勝。関西リーグは天理が勝利し、2戦続けての全敗を免れたものの、全て準決勝進出の可能性が消えた。


12月27日にセカンドステージの最終戦が行われるが、
Bグループ:慶應義塾vs.流通経済
Cグループ:明治vs.筑波
Dグループ:早稲田vs.東海
がそれぞれ準決勝進出をかけた直接対決になる。江戸川陸上競技場の第1試合が明治vs.筑波、そして問題の第2試合が慶應義塾vs.流通経済。


慶應は低いタックルでディフェンスがいかに前に出られるか、そして留学生選手をいかに止めるかが鍵。11、14、15には誰を使うかな?


2年連続の正月越え(準決勝進出)に向けて、中5日でしっかりコンディションを整えてもらおう。