ラグビーの大学選手権。セカンドステージに入ると、年末が近づいてきたなぁと感じる時期。今日はその初戦。こちらの会場へ。




今シーズンのラグビー参戦は今日が4回目だけど、秩父宮は初めて。10:15過ぎに到着し、東スタンド方向へ向かったら、入場列に誰も人がおらず。JRFU会員の優先入場は始まっていたのだけど、間違えてそのまま入場ゲートを突破しそうになってしまった・・・。


10:30の開場に合わせて場内へ。東スタンド前列、やや神宮球場寄りの場所を確保。


まずは大学選手権プログラムを購入。今年は冊子が製本されていて(綴じてある所が糊付けされている)、内容も充実している感じ。


第1試合開始が11:40なので、11時の開店に合わせて、「札幌や」へ。いつも通り、ねぎもやしラーメン(味噌味)と半ライスを注文。これらを食すのもこの冬初めてだ。


中に入ったら既に3人の客。その後も客はそれほど入ってこなかった。第1試合と第2試合が逆だったら、多少は違ったのかな??


場内に戻って第1試合。自分にとってのメインは第2試合なので、完全に傍観者の立場で観戦。



スグリーンの大東大のユニフォーム。ここ数年ずっと大学選手権を観戦し続けているけど、生で見るのは初めて。


一方の筑波。9月、10月あたりに比べると故障者が戻ってきているので、数か月前とは違った戦いを見せてくれると期待していたが・・・


前半の立ち上がりは大東大陣内での筑波の攻撃の時間帯が続くも、なかなかトライを奪えない。前半21分、重量FWで攻める大東大に2トライを奪われるよもやの展開。


筑波は前半30分過ぎから自力を出し始め、17-10と逆転して前半終了。


後半は終盤に大東大が意地を見せたものの、終始筑波のペース。バックスでの展開と個々の能力での突破力で、点差を徐々に広げていった。終わってみたら、



前半は拮抗した展開だったけど、80分間戦うと実力差が点差に現れる。筑波が試合序盤から力を発揮していれば、もっと点差が開いていたはずだが。


今日の明治と関西学院の試合のスコアを見ると、Cグループは明治と筑波の一騎打ちになりそうな感じ。両者の直接対決は2週間後、江戸川で生で確認することになるが。


この両者、9月に対抗戦初戦で対戦した時は、明治が20点差で勝利。ただ当時とは筑波のメンバーがだいぶ違うので、2週間後の対戦では9月と同じような結果になるとは思えない。鍵を握るのはFW戦とサイド攻撃の攻防かな。


試合前にメンバー表をもらえるのだけど、筑波のスタメンが少し変わっていた。背番号が違う選手がバックスでかなりの人数いた。山沢が15番をつけているのは少し違和感があったが。(弟は今年、深谷高校(埼玉)で15番をつけてプレーしている)


第1試合終了後、第2試合開始までは40分少々。秩父宮での第1試合開始が他会場より20分早いのは、アップをする場所がなくなってしまったから。約1年前は更地だったが、今日行ってみたらプレハブの事務所が建っていました。以前はテニスコートがあった場所です。


第2試合開始まで時間を持て余してしまうので、慶應の試合前練習を観察。




そして第2試合。



慶應は対抗戦4位だったため、アドバンテージポイントが1点も与えられていない。従って、ただ勝つだけでなく4トライ以上を奪って勝利する必要がある。


前半4分。左サイドを攻めた慶應は、No.8の森川がトライを奪って幸先良く先制。このままの攻撃を続ければよかったのだが・・・


その後慶應は、自陣から攻め上がる時に自ら突破を試みようとせず、キック頼りに。キックも、ただ敵陣に蹴り込むだけで意図の感じられないもの。ドロップアウトになったり、敵陣22m以内でフェアキャッチされたりとミスも目立った。慶應が敵陣へキック→中央がマイボールにして、外に蹴り出す→慶應ボールのラインアウト という展開が何度も繰り返されて、全く面白みのない展開。


慶應の消極的な攻撃が目立つ中、守備ではギャップを突かれて、前半35分には今日2トライ目を奪われて、一時は逆転を許す。しかし、前半終了間際にゴール前で抜け出したPR青木のトライで同点に追いついて終了。


後半開始からFBを浦野から下川に変更。この変更が功を奏したというわけではないが、後半は慶應の攻撃時間が長かった。本来のバックスでの展開というよりは、FWでの攻撃が目立った。慶應が自陣で守備に回る時は、中央のFWに押される場面もあったけど、攻撃時やスクラムでは圧倒していた。


中央の攻撃はFWでのモールさえケアしておけばよかったので、守備の時はモールの防御に人を割くことができ、それほど怖くはなかった。結果的に、後半は無得点に抑えることができた。


慶應は後半19分、HO神谷のトライで今日4トライ目となり、ボーナスポイントを獲得。さらに、後半35分に敵陣ゴールライン付近でこぼれたボールを古岡が押さえて5トライ目。トライを決めた古岡は、出血で一時退場していた主将の木原に代わって一時交代で入った選手だった。一時交代で入っている選手がトライを決めるケースは珍しい。


最終的には、


相手の攻撃の単調さとミスに助けられて、何となく勝ってしまっただけの試合。消化不良で、後半に点差が開き始めるまではイライラが募る展開の試合だった。それでも、勝ち点を6(勝利の5点プラスボーナスポイント1点)奪えたことは収穫。



慶應は得点力があるとはいえないチームなので、PGやトライ後のゴールはしっかり決めておきたいのだが、今日は矢川のキックが不調だった。ポストに1試合で2度も当てるという珍しいシーンも。


これで、2週間後の流通経済との直接対決で勝った方が正月越え(ベスト4入り)という展開になりそうだ。


帰りに千駄ヶ谷駅に徒歩で向かっていたら、久光製薬(女子のバレーボールチーム)の選手を乗せたバスに遭遇。東京体育館でこれが行われていたからだ。


なかなか始まらない国立競技場の解体工事。まさかこの時期まで全く手付かずになるとは、昨年の今頃は想像していなかった。


今日秩父宮ラグビー場に来場した人の中には、新しい国立は2019年のラグビーW杯でなく2020年の東京五輪に間に合えばいいのでは?なんてコメントする人も。


<今日の他会場の結果>
(西京極)
東海  40−3 同志社
関西学院 10−21 明治
(花園)
早稲田 39−15 立命館
流通経済 55−7 京都産業
レベスタ・福岡)
法政 55−19 朝日
帝京 43−3 天理


対抗戦全勝、関西勢全滅。試合途中では競った展開の試合もあったが、終わってみたら実力通りの結果になった。