新装後の熊谷で初観戦


2018-19シーズン初めてのラグビー観戦。9月下旬から10月上旬にも行くチャンスはあったのですが、所用があり行けず。今日の熊谷での観戦は当初から予定していました。



来年のW杯開催に向けて改修された熊谷ラグビー場(Aグラウンド)。9月23日のお披露目会で普段は入れない所をいろいろと見せていただいていたので、様子は把握済み。あの日に中を案内していただいた方もいらしたような…。


今日は2試合。
第1試合 青山学院大学vs.慶應義塾大学
第2試合 筑波大学vs.帝京大学



もちろんお目当ては第1試合。慶應は11/23に早稲田に敗れてしまったため、優勝の可能性は消滅し、大学選手権には対抗戦3位又は4位での進出が濃厚。今日の第2試合で帝京が敗れ、明日の早明戦で明治が敗れた場合に、2敗で3チームが並ぶ可能性はありますが、その場合でも総得失点差の関係で2位はまずあり得ない状況ということで、慶應にとってはとりあえず勝ちさえすれば、得失点のことはほぼ考えなくてもいい状況でした。8日前に早稲田と戦ったことと、青山学院の力を考えて、主力メンバーを結構外していました。
リザーブにもSH江嵜以外はいれず。それ以外に、副将のLO辻、FL川合、CTB栗原あたりもいませんでした。)



前半2分に最初のトライを決めてからはトライラッシュになりました。個々の突破力もですが、FWでの攻め、BKで回しての攻めと、バリエーション豊かな攻撃が出来ていたと思います。


FWの強さに弱点があるかなと思っていましたが、今日の青学相手には、スクラムは互角になってしまっていましたが、モールになるとほぼ押し勝っていました。青学がオフサイドの反則連発状態になっていました。


12/16からの大学選手権に向けて、攻撃面の確認というか、言い方は悪いですが、いい練習になったように思います。明治戦、早稲田戦で課題になっていたラインアウトも、ちょっと怪しい場面もありましたが、相手が無理に奪いに来なかったこともあったせいか、無難に確保できていました。


大学選手権に入り、負けたら終わりの試合が続いていく中で、敵陣で相手が反則した時に、状況によってはPGで着実に点を取りに行くという場面が出てくると思います。プレースキックの正確性が問われるわけですが、主将のSO古田のキックの技術がまた更に上がった気がします。今日も9本蹴って全て成功。左利きなので、左方向から狙うキックは難度が高いのですが、正確にまっすぐに飛ばしていました。


今日のような試合で余計な故障者を出して、大学選手権で厳しい状況になることは避けたいと思っていましたが、心配は杞憂に終わりました。スタメンで出ている主力も前半だけ、あるいは後半の早い段階でベンチに下げました。


それでもチームとしてのパフォーマンスは80分間ほぼ変わらずでした。レギュラーメンバー以外にとっては、大学選手権でのスタメン又はリザーブメンバー入りをかけたサバイバルなわけで、今日の試合でアピールしておきたいわけです。途中出場した選手はそれぞれの役割を認識した上でのモチベーションの高さを感じました。




最終的には98−17の圧勝でしたが、3つもトライを奪われたのは余計でしたね。1つ目と2つ目はいずれも自陣でのノックオンの反則から展開されて奪われたもの。ミスがなければ避けられたトライでした。こういう所は強いチーム相手に戦う時はなくしていかないと。


第2試合は、トップリーグの試合などではなかなか入れないであろうVIP席で観戦しました。第三者として見るので、グラウンドの近くである必要はないし、何せVIP席は普通席と違って、背中面と座面にクッションがついていて冷たくないですし。



筑波が帝京相手にどこまで苦しめられるかなと期待していたのですが、その期待に反して、帝京の一方的な試合になってしまいました。体格差、パワーでやられてしまった感じです。帝京に今シーズンの対抗戦での初完封ゲームをさせてしまいそうな展開でしたが、終盤にバックスの突破でチャンスを作って2トライを返しました。それでもスコアは大差。



場内では食事はいっさいとらず、第2試合終了後、夕方になってしまいましたが、熊谷の駅に戻ってから日高屋へ。


場内での食料品の販売はいっさいなく、メインスタンド及びバックスタンドの入口外にワゴンがそれぞれいくつか並んでいました。バックスタンド外のワゴンには食べたいものがあったのですが、メインスタンドから一旦外に出て買いに行くのも結構時間がかかるのでやめました。9月に中を案内してもらった時には、メインスタンドの周回通路にワゴンが入ってきて販売するという話を聞いていたのですが、それを実践するのはW杯本番になるんでしょうかね。



慶應は対抗戦を5勝2敗で終了。上位校との対戦は、帝京と早稲田に敗れ、明治には勝利ということで、昨シーズンと同じ結果になりました。


大学選手権でトーナメントの山のどこに入るかは、明日の早明戦の結果により決まります。明治が勝つと、対抗戦1〜4位が明治、帝京、早稲田、慶應の順で、慶應は4位扱いで進出。(明治と帝京は1位、早稲田と慶應が3位。選手権の順位は直接対決の勝敗により順位づけされる) 一方、早稲田が勝つと、帝京、早稲田、慶應、明治の順で、慶應は3位扱いで進出。3位でも4位でも、初戦の3回戦はキンチョウスタジアム(大阪)での試合が確定。勝ち上がった時に、4位扱いだと準々決勝も大阪、しかも相手が関東リーグ戦優勝の東海大という、関東の大学同士の対戦がなぜか関西でということに。

                  • -


(12/2追記)
早明戦は31−27で早稲田が勝利。これで慶應は対抗戦3位となり、大学選手権の初戦(3回戦)はキンチョウスタジアムで関西リーグ3位の京都産業大学との対戦が決定。(12:05開始予定)


ここで勝つと、12/22の準々決勝では、秩父宮ラグビー場で早稲田との対戦になります。11/23のリベンジマッチやりたいですね。私は慶早戦を現地で見たことが一度もありません。なぜなら11/23には、毎年ライオンズのファンフェスタが開催されるから。


3回戦も準々決勝も大阪でとなったら、中5日で2度も大阪に行くのか…。日本シリーズで広島に行かずに浮いた交通費をここでつぎ込むことになるのかと思いましたが、大阪行きは一度で済むことになりました。