第55回全国大学ラグビー選手権大会3回戦@キンチョウスタジアム(大阪)


対抗戦Aグループを3位通過しての大学選手権。3回戦からの登場で初戦は昨年に引き続いて大阪での試合でした。日帰りでの応援ということで、朝4時起きして、東京発一番列車で大阪へ。新幹線のチケットはその週の月曜(12/10)に購入したのですが、その時点で普通車E席(進行方向右側2人席の窓側)は残り1枚で、最後の枠を私が抑えました。ドアのすぐそばの席だったからか、隣には東京〜新大阪の間、ずっと同じ人がいました。


新大阪に到着後、在来線で大阪へ移動、さらに環状線で京橋へ。ラグビー観戦前に行きたい所があったので。京橋で地下鉄の1日乗車券を購入。600円分以上乗るのでね。そういえば、大阪メトロという名称になってからは初めての乗車。


ラグビーを見る前にどこに行ったかは後ほど。


キンチョウスタジアムでの観戦は昨年の続いて2度目。しかも、昨年も同じ12月16日だったんですね。


もちろんお目当ては第1試合。第2試合に登場する明治大学が同じく対抗戦で3位だったのですが、直接対決で慶應が勝ったため、明治が4位扱いになり、このようなカードになりました。もし互いの直接対決の結果が逆になっていれば、対戦カードが逆になっていたということです。


昨年は大学選手権の初戦で立命館大学と対戦し、101得点での大勝でした。今年は京産大との対戦。FWが強いチームで、外国人選手も2人いて、昨年の立命館との対戦のように楽にはいかないだろうと予想していました。


前半6分に右サイドをバックス攻撃で切り裂いて、キャプテンの古田が先制トライ。直後にトライを返されたのですが、15分、21分と連続でトライを追加し、21−5とリード。その後、膠着状態が続いて追加点が奪えず、前半の終了間際に自陣でのペナルティーから右サイドへの展開され、T&Gを奪われ、前半は21−12の9点リードで終了。


前半終了間際から京産大がボールキープする場面が続き、試合の流れも京産大に傾きかけていたのですが、後半の開始直後にはっきりと現れました。


まず3分に慶應が自陣ゴール正面30m付近でペナルティをとられ、京産大は点差を詰めるべくPGを選択し、成功。(21-15)


さらに後半9分には、左サイドゴール前ラインアウトからトライを献上し、21−20の1点差まで追い上げられました。トライ後のコンバージョンは失敗したので逆転は許しませんでしたが、ゴールがもし決まっていれば、違った展開になっていたかもしれません。前半で3トライ目を奪ったあたりでは余裕を持ってみていましたが、ここまで追い上げられた時には正直生きている心地がしませんでした。


追い上げられた後の慶應のFW陣の頑張りが最終スコアにつながったと思います。FW戦を得意とする京産大に対して、スクラム、モールで押し勝つシーンが後半20分過ぎから非常に目立つようになりました。21−20とされた後、左サイド敵陣ゴールラインから5mの位置でのラインアウトからのモール攻撃で立て続けに2トライ奪ったシーンが象徴的でした。この2トライで「いける(勝てる)」かなと思いました。


残り10分を切ったあたりで、京産大が自陣ゴール正面でペナルティをおかして、慶應にPGを狙うチャンスが生まれました。古田が難なく決めて、36−20の16点差。2T2Gで逆転不可能な点差になった時点で、勝利を確信しました。その後、互いに1トライずつを奪って、ノーサイドとなりました。


試合前はFW戦で不利かもと心配をしていましたが、よく頑張ってくれたと思います。スクラムでボールを入れる前に相手を押してしまって、アーリープッシュの反則を何度も取られたのは今後に向けての反省材料だと思いますが、京産大に対してしっかり押し勝つことが出来たのは今後の試合に向けて自信になると思います。


今日の勝利により、次戦は22日(土)の秩父宮での第1試合。相手は今年も11/23の慶早戦で敗れている早稲田大学との対戦になりました。2014年シーズン以来の正月越えを果たすためには、11/23のリベンジを果たさなくてはいけません。


今日の試合、当然ながらフルメンバーで戦い、リザーブのメンバーもあまり使わず、80分間フルでプレーした選手が多くいました。今日の試合を戦った選手にとっては中5日での試合。体力的には少し厳しいかもしれません。


一方、相手となる早稲田大学は12/2の早明戦以来の公式戦。体力的には慶應よりも余裕があると思いますが、約3週間ぶりの試合ということで、試合勘という点では今日戦った慶應に有利だろうと思います。


11/23はライオンズのファンフェスタがある関係で、慶早戦の現地観戦は初めてになります。早稲田に秋シーズンで最後に勝ったのは2010年シーズンの対抗戦。その間に大学選手権での直接対決はありません。大学選手権での対戦となると、2007年シーズンの選手権決勝まで遡り、その時は6−26で敗れて準優勝でした。ここ数年は僅差での敗戦が続いているので、そろそろ勝ちたいですね。今年は、慶應義塾高校の3年生の時代に全国大会に出場したメンバーが大学4年生となるシーズン。最近10年くらいで見ても一番期待度の高いチームです。是非とも一番最後の舞台(決勝戦)まで残ってもらいたい、というか残れる可能性を十分に持っているチームだと思います。


ノーサイドの時点で1点でも相手を上回っていればよい。そのために必要となるのは、得点チャンスを確実にモノにして点を積み重ねること。それは、トライだけではなく、コンバージョンでのゴール、ペナルティーゴールも含まれます。今日1本外してしまい、帝京大学戦以来の連続成功が20本で途切れてしまいましたが、この人の超正確なキックも大事になってきます。蹴る前のルーティーン(特に右腕の動き)にも注目です。


22日に早稲田相手の8年ぶりの勝利を!


第2試合の立命館大学vs.明治大学の試合は、前半に明治が5トライを奪って試合が決まったと思われましたが、後半に立命館が意地を見せて3トライを奪い返しました。しかし、反撃のタイミングが遅く、スコア的には明治大学の完勝でした。勝った明治は、22日に今日と同じキンチョウスタジアムで関東リーグ戦覇者の東海大学と対戦します。


試合後は、当初から計画していた、道頓堀にある大阪王将本店へ。焼餃子、辛口餃子鍋、ライスを注文しました。餃子鍋が辛すぎて、ライスがなければ、舌が死んでいました。


大阪王将の隣には、かに道楽の本店があります。


餃子を食べた後、雨が少し降ってはいましたが、道頓堀を散策。



イルミネーションもきれいでした。


帰りの新幹線。同じ車両に、慶應の選手の父兄と思われる方々が集団で乗っていました。車内が随分と賑やかでした。


新幹線遠征での帰りに欠かせないのが、スジャータアイス。しかし、この日は車販のワゴンが1台しか乗っておらず、自分が乗っていた車両にはワゴンが来ませんでした。アイスを食べることなく終わってしまったのが心残りです。来シーズンの最初の新幹線遠征はいつになることか…?(6月の甲子園??)


一番最後まで引っ張ってしまいましたが、ラグビーを見に行く前に行った場所はこちらです。



大阪メトロ長堀鶴見緑地線の終点・門真南駅の目の前にある、東和薬品ラクタブドーム。21日から始まる全日本フィギュアスケート選手権の会場です。大阪の中心地から行くには多少乗り換えが必要ですが、会場は駅の目の前なので、立地は非常に良いです。


スケートリンクを覗いてみたかったのですが、観覧席に入るだけでもマネーをとられてしまうので、諦めました…