第69回秋季関東地区高等学校野球選手権大会1回戦@宇都宮清原球場


8年ぶり(白村(現・ファイターズ)が在籍していた時代以来)に慶應義塾高校が秋の関東大会に進出。会場が今まで行ったことのない栃木県内の球場ということで、関東大会進出が決まった段階で、初戦は現地に行くと決めました。会場は清原球場に。


清原球場は宇都宮駅から東へ約10キロ離れているのですが、高校野球の大会が開かれるからといって臨時バスが出るというわけでもなく、しかもバスの定期便は1時間に1本。試合終了時刻とうまく合わないと長時間待ちという憂き目にあうという危険性がある中、見つけたのがレンタサイクル。


「希望者が多く、貸出自転車が全て出てしまった場合はアウト」ということだったので、前日にデッドラインはどのくらいの時刻か確認したら、10時前後とのこと。宇都宮駅には9時半到着なので、大丈夫だろうと思いきや・・・


駅に一番近い西駐輪場へ行ったら「(全て出てしまって)ない」とのこと。東に2か所駐輪場があるので、駅に近い東1に行ったところ、「なし」。東2は余っているか聞いたら、自分で電話してくれと言われ、電話したら10台くらい残っているとのこと。東1から5分くらい歩いて、東の第2駐輪場でようやくゲット。


途中、こんな所を通りながら清原球場へ。


駐輪場を出てから40分少々で球場に到着。



慶應が1塁側ということで、バックネット裏やや1塁寄りの上段へ。到着時には第1試合の中盤でした。


5回裏に前橋育英が逆転した後は、両チームともチャンスを作るも得点は入らず。前橋育英は1死2塁から2塁走者が牽制死、直後に3塁打が出て再びチャンスメイクするも無得点というちぐはぐな攻撃も見られました。


先日行われたプロ野球ドラフト会議。ライオンズは1巡目で作新学院の今井達也投手を単独指名。ドラフトの前から今日ここに来ることは決めていたのですが、噂によると、今井投手が無事に入団してくれれば、将来的な宇都宮での主催試合開催も検討されるとか。ということは、この球場の外野スタンドにもいつか入ることがあるかもしれないので、第1試合と第2試合の間でチェックしておきましたよ。




内野から見ると外野の前の方はそこそこ傾斜があるように見えたのですが、実際にはそれほどでもないようでした。前列と後列が柵で分けられているのは、鹿児島の県営鴨池野球場に似ていますね。鴨池は後列が階段状になっていますが。


さて第2試合。



もう1つの球場での第1試合が、横浜(神奈川2位)と浦和学院(埼玉1位)の野球の超名門校対決だったのですが、7−2で横浜高校の快勝。こちらは、神奈川1位と埼玉2位の対決なので、普通に行けば慶應の勝ちという展開になることは予想がついたのですが・・・。


初回、3番・綿引の左前打で1点を先制するも、3回表に適時打で追いつかれ、序盤は接戦の展開。


しかし、3回裏 無死1塁から2番・宮尾のライトへの2ランで勝ち越すと、2死から4番・正木がレフトポール際への場外ソロ本塁打を放ち、4−1に。第2試合の時は、自分の数列前に、前の試合で勝って、明日の準々決勝では第2試合の勝者と対戦することになる前橋育英の偵察部隊がいたのですが、正木の特大本塁打には度肝を抜かれたようです。その中に見たことのある人がいるなと思っていたら、前橋育英の荒井監督もおりました。


中盤以降も慶應打線は止まらず、4回には2死2塁から1番・下山の右前打、相手投手の暴投で6−1。5回には2死2塁から8番・寺山の右前打で7−1。6回には2死1塁から4番・正木の右中間2塁打、5番・森野の中前打で9−1。


終わってみれば、7回コールドという思わぬ結果に。慶應は今年の夏の大会でのレギュラーメンバーの半分が2年生以下ということで、そのメンバーがほぼ順当に残っているということで強いということは分かっていたのですが、今日は1番サード・下山、2番ショート・宮尾の1年生コンビも目立っていました。今のレギュラーメンバーの実力アップはもちろんですが、それ以外のメンバーの底上げも必要ですね。特に2番手以降の投手。





明日の準々決勝は第1試合で勝利した前橋育英との対戦。明日勝ってベスト4に入れば、来年春の選抜大会への出場が確実になります。


球場の帰りは駅にまっすぐに戻らず、線路を通り越して、ドラ1・今井投手の通っている作新学院高校まで行ってきました。駅から自転車だと15〜20分くらいかかり、思ったより距離がありました。今年で創立131年らしく、130周年記念の記念棟の新築工事が行われていました。


「ライオンズ1巡目指名おめでとう」の垂れ幕はありませんでした。まだ指名権を獲得しただけで入団が決まったわけではないですからね。






借りていた自転車を駐輪場に返した後、駅ナカの餃子店(宇都宮みんみん)へ。待ち時間も15〜20分とそれほどでもなかったのですが、待っている間にオーダーを受けてもらったので、入店後ものの1、2分で注文した品が出てきました。餃子の味もですが、客の回し方もうまいですね。リピーターを増やす意味でも大事なことです。


帰りは湘南新宿ライングリーン車。始発だったのでもちろん座れたのですが、乗った車両が点検をする都合で、小金井駅で別の車両に乗り換えて欲しいとのこと。乗り換えがなければ、2時間座りっぱなしなので、早い段階で眠りにつけたのに・・・。


宇都宮。ライオンズの応援(もちろん主催試合)で行くことはあるかな・・・?


過去に読売開催の交流戦はありましたが。