９回に２点差逆転で９カードぶりの勝ち越し！

本日のライオンズ戦の結果(ＱＶＣマリンフィールド)の結果

vs.千葉ロッテマリーンズ戦第８回戦　ライオンズ５勝３敗

試合開始：13:00　試合終了：17:12　試合時間:4時間12分　観衆：27,534人

マリーンズ　８―９　ライオンズ○

【投手リレー】（カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Ｌ)ボウデン(3)〜中郷(2/3)〜豊田(1/3)〜藤原(1)〜十亀(3)〜高橋(1)
(Ｍ)石川(4 1/3)〜南(1 2/3)〜松永(2)〜西野(1)

勝利投手：十亀１勝２敗３Ｓ　　セーブ：高橋１敗４Ｓ　　敗戦投手：西野１敗８Ｓ

【本塁打】　
(Ｍ)鈴木２号２ラン(十亀)

マリンでの３連戦の３戦目。両チームの投手が四球連発、ピンチの連続でロングゲームになりました。

来日初先発のボウデン。アーム投法の投球フォームでどのくらい球数を投げられるかある意味楽しみではあったのですが…

２イニング、50球くらいまでは良かったのですが、ストレート中心で緩急があまりない投手なので、打順の２回り目からはタイミングを合わされました。結局３イニングを投げきったものの、３回は２死無走者から３被安打２与四球で３失点。76球を投げても球威はそれほど落ちていないようには見えましたが、やっぱり先発タイプではないですね。次からは従来のポジションに戻るでしょう。

試合の中盤はお互いに取って取られての繰り返し。４回に中郷と豊田で２失点した後、５回に４番手で登板した藤原が三者凡退に抑えた辺りから試合が締まるかなぁと思いましたが…

６回からはイニングをだいぶ前倒しして十亀が登板。６回から登場するということはロングリリーフになるということ。しかし、代わったばかりの６回は今シーズンよく見られる「力みまくり」の投球で制球がなかなか定まらず。井口にセンター前適時打を浴び１点勝ち越しを許しました。

２イニング目は力みが取れてまとまった投球で無失点。このまま次の回(８回)も行って欲しかったのですが、１死から荻野貴にレフト線へ２塁打を浴びた後、鈴木にライトポール直撃の２ランを浴びて、９回表の攻撃を残して２点ビハインドに。今シーズンの負けパターンの展開。

ライオンズの攻撃面は、マリーンズ先発・石川からもらった四球でチャンスを作り、それをほぼ確実に得点につなげていた気がします。今日は序盤で４−０とリードしたものの、４回でそのリードをあっさり吐き出し、流れは完全にマリーンズペースに。今までならズルズル失点を重ねてやられていたはず。

しかし、今日は勝ち越し点を許しても次のイニングで得点し、相手に食らいつく粘りが見えました。その象徴が２点ビハインドで迎えた９回表の場面。

先頭のクリ(栗山)がストレートの四球で出塁するも、続く４番の浅村がライトフライで１死。５番のおかわり(中村)がフルカウントまで粘って四球、続く木村がレフト前ヒットを放って１死満塁のチャンス。ここで今季初スタメンの米野が際どいボールを悉くファウルで粘り続け、８球目をレフト前へ弾き返し同点となる２点適時打。さらに銀(炭谷)もレフト前ヒットで逆転に成功。１点を勝ち越し、更なる追加点はならなかったものの、今シーズン初めてと言えるようないい攻撃でした。

９回裏、ライオンズは満を持して高橋を投入。９回表の西野と同様、先頭打者にいきなりストレートの四球を出してヒヤヒヤさせられましたが、２死１、３塁のピンチを無失点で凌いで１点リードを逃げ切り。

相手のストッパーを打ち崩して逆転した展開は今シーズンは今までなかったはず…？

後々振り返った時に、「今日の勝ちがターニングポイント」と言われるようにせないかんです。

結局、３イニングを投げた十亀が今季初勝利。今年の春のキャンプで先発としての投げ込みはおそらくしていないので、来週末すぐにというわけにはいかないだろうけど、十亀はやっぱり先発に戻すべき。とりあえずローテの５番手あたりのポジションからスタートで。