昨日に続き2連チャンでの秩父宮。昨夜の酒はすっかり抜けた。


今日は、




昨日より少し早め、開門30分ちょっと前(10:30ちょい前)頃に西側ゲート前に到着。



一般入場列は4列で待機するのだが、まさかの最前列。自分が到着時点では2人しかいなかった… 第1試合と第2試合の順番が逆ならこういうことはあり得なかったはずだが…


今日は予定通り11時ジャストに入場。バック側のセンターライン付近6列目に場所を確保してから昼食へ。昨日と同じ店に行ったが、昨日とは違うメニュー(白味噌ラーメン&半ライス)を選択。食べ物で験担ぎする自分にとっては、ここでの選択ミスが数時間後に嫌な結果をもたらすことに…?



昼食後に、ラグビー場すぐ傍にあるグッズショップへ。場内では売っていなかったこれを購入。



右が今シーズンから発売開始のニューバージョンの慶應GLOVE。ちなみに左側は以前のバージョン(試合応援中は必ず着用)。


買い物を終えてスタンドに戻り、まずは自分にとっての前座・第1試合から。




試合前から結果が見えていた両チーム。どれくらい点差が開くかだけに興味があった試合。


開始早々から筑波がバックスのスピードを活かして、前半20分過ぎで21−0。単純に考えて80点ペース。日大は全体的にディフェンスが甘かった。


前半の最後の方は日大が粘って筑波の得点を許さなかったが、後半に入って筑波の攻撃がエンジン全開。一方的な展開となり、筑波の攻撃だけを見ていると面白いのだけど、マッチアップとして大いに疑問が残る試合。



結局は筑波が10トライをあげる完封ゲーム。HOながら前半に走力を生かして1トライをあげた村川が、後半途中で足を引きずって交代したのが次戦(流通経済大学戦)に向けて気になるところ。


試合後の筑波大学の選手へのインタビューは、今大会のイメージモデルを務める山崎紘菜さん(19)。今日昼食をとってスタンドへ戻る途中にすれ違ったのだけど、現代っ子らしく顔小さかったなぁ。目の感じが藤浪(阪神タイガース)に似ている??



続いて本日のメインイベント・第2試合の慶明戦。第1試合とは違って僅差の好ゲームが期待されるカード。




序盤から慶應の積極的な攻撃が目立った。11月3日の対抗戦での慶明戦とは明らかに違う展開。タックルは最近の試合の中では良い方だったし、スクラムはほぼ互角、モールでも押せるシーンが目立った。気持ちが入っているのはプレーから感じられた。



前半10分、左ウィングの服部(11番)が抜け出して幸先よく先制トライ。相手の弱点をうまくついたプレーだった。


トライの後のゴールをしっかり決められるか。今日のように接戦が予想される試合ではトライの後の2点が取れるかどうかが鍵になる。



最初のトライ後のプレースキックは左斜め45度付近から。決して難しい角度ではない。試合前には練習していたはずなのに… ゴールポストやや左へ外す。試合を終わって振り返ると、やっぱり大事なキックだったんだよなぁ…と。


その後、明治に1PG、さらに30分過ぎに1T1Gを奪われ逆転されるも、前半ロスタイムに秩父宮88.5FMでの上田(明夫さん)の予想マジックが炸裂?し、左サイドのラインアウトからの攻撃をトライにつなげ、前半は12−10と2点リードで終了。


後半は20分頃までは一進一退の攻防が続く。前半からそうだったが、対抗戦で3敗チーム(慶應)と4敗チーム(明治)の対戦ということもあり、ミスが目立ち、得点が入らない。後半20分以降は慶應側に疲れが見え始め、それまで押し返していたモールで後退する場面が目立つようになる。


後半23分、ゴール前での慶應の反則からPGを献上して明治に逆転を許すと、31分にはPR須藤(3番)にトライを許し、12−20と8点ビハインド。残り10分を切って、1トライ1ゴールで追いつけない点差。慶應の攻撃力を考えると、この時点で非常に厳しくなった。


後半37分。明治の反則で慶應はPGを選択。PGを決めて5点差に詰めて、ラストプレーでトライを狙う作戦に出る。しかし外してしまい8点差のまま。


しかし、ラスト2分を切ったところでPR青木が左サイドをすり抜けてトライ。ゴールも決まり19−20の1点ビハインドまで追い上げる。後半40分を告げるフォーンが鳴るまで残り15秒。ラスト1プレー。慶應はマイボールをキープして、プレーを継続して明治陣内まで持っていかなくてはいけない。


明治も必死のディフェンス。慶應は左右へのパスで相手の守備を振りきろうとするも不発で、パスをする度に少しずつ後退。明治ディフェンスの隙を突いて抜け出すのは厳しかった。


ラストプレー。明治にボールが渡るもしくはボールがタッチラインを割ってしまえばその時点で試合終了。万万が一キックを使うとするなら、明治ディフェンスの後方、しかもタッチラインから遠い中央へ飛ばすか、明治にボールが渡ること覚悟でハイパントを蹴るかの二択。なのに、FB児玉は左サイドタッチライン方向へのキック。これが誰にも触れることなくタッチラインを割ってしまい… ノーサイドまさかの幕切れ。



児玉はこのプレーだけではなく、今日はキックに精度を欠く場面が目立った。相手反則後のラインアウト狙いのキックがノータッチになったり、陣地を取るために使うキックがダイレクトタッチになったり。彼の場合、ノープレッシャーでのキックはじっくり時間をかけて蹴るタイプなので、しっかり狙った所に飛ばしてもらわないと。


正直、勝てる試合を落としてしまって、非常に悔いが残るし、試合後に疲れがどっと出る試合だった。今日の試合が熊谷でのゲームで、試合後に湯楽の里になんか行ったら、帰りの湘南新宿ライングリーン車じゃないと耐えられないくらいだっただろうな。睡魔に襲われて…。


明治もそうだけど、PGを狙える所で狙わずに、ラインアウトからトライを取りに行くケースが目立った。4トライ以上のボーナスポイント1を手にしたい思いが強かったのかな。でも現状の勝ち点を考えると、ボーナスポイントより試合に勝利しての勝ち点5の方にウェートを置くべきだったと思うけど。


慶應は負けてしまったけど、最後の最後でトライを奪って7点差以内敗戦での勝ち点1を手にできたことがせめてもの救い。今日の試合を終了した時点で、プールCの順位表は、


1位:明治大学 勝ち点11 総得失点差+2
2位:東海大学 勝ち点8 総得失点差+6
3位:慶應義塾大学 勝ち点8 総得失点差+3
4位:立命館大学 勝ち点6 総得失点差−11


セカンドステージ最終戦(12/22)のカードは、


慶應義塾大学vs.東海大学(12:00KickOff@熊谷ラグビー場
立命館大学vs.明治大学(14:00KickOff@近鉄花園ラグビー場


慶應が正月越えを果たすためにはという視点でみると、明治が勝ってしまうと明治が準決勝進出。面倒になるのがそれ以外のケース。まずは明治が負けた場合は、慶應と東海の試合での勝者が準決勝進出。明治が引き分けた場合、勝ち点が並ぶと、まずは得失点差での順位付けになるため、


・明治が4T以上奪っての引き分け→慶應は4T以上奪っての勝利が必要


・明治が3T以内での引き分け→慶應は点差関係なく勝てば準決勝進出


となる。明治は今日慶應に勝ったものの、確実に準決勝に進むには次の試合も勝利が必要。今日までプールCは4試合行われたが、全試合が7点差以内。1週間後の最終戦もどんな結果になるか全く読めない。慶應は自力での準決勝進出の可能性がないので、とにかく勝って明治の結果を待つしかない。最終戦勝ってもあかんかったらしゃあない。勝たなきゃあかんかった今日負けちゃったからな。

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ラグビー以外の話題で昨日撮って載せられなかった写真を。



千駄ケ谷駅に程近い東京体育館では、全日本バレー選手権が行われていた。昨日が準決勝、今日が決勝。ちなみに、今日の決勝のカード(男女別)は、



秩父宮ラグビー場隣の神宮球場では工事が行われている。




バックネット裏入口の「明治神宮野球場」という大きな看板は外されていてなかった。