両チームで6失策の乱戦を制し、今季の大宮初戦は白星



本日のライオンズ戦の結果(県営大宮公園野球場)の結果


vs.オリックスバファローズ戦第6回戦 ライオンズ3勝3敗


試合開始:18:00 試合終了:21:42 試合時間:3時間42分 観衆:15,324人


ライオンズ 8―6 オリックス 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(Bs)マエストリ(4 0/3)〜森本(1)〜岸田(1)〜桑原(1 2/3)〜松本(1/3)
(L)涌井(5 2/3)〜武隈(1/3)〜サファテ(1)〜ウィリアムス(1)〜大石(1)


勝利投手:涌井3勝  セーブ:大石4S  敗戦投手:マエストリ1勝1敗


本塁打 なし


今季初の大宮開催。4月の大宮開催は3回目になるはずだったのだけど、一昨年は東日本大震災の影響による日程変更、昨年は雨天中止ということで、たぶん初めて…のはず。時期も時期、相手も相手ということで、自分が大宮に行った中では一番少ない客入りだった。


試合も両チームで計6失策が出るグダグダな試合。普段人工芝の球場でやり慣れていることもあり、目の前でのイレギュラーバウンドに対応できていない内野手も見受けられた。とはいってもエラーが多すぎ。しかもライオンズは相手のエラーをことごとく得点に結びつけてしまうのだから、大味な試合になってしまう。


先発のワク(涌井)は初回に先制点を許すものの、2回と3回を見る限りは立ち直った感じに見受けられた。しかし、味方が逆転してくれた直後の4回に再逆転を許す、やってはいけない投球をしてしまった。ボール自体は悪いようには感じなかったけれど。


結果的に、6回を投げ切ることは出来ず、9安打5失点(自責は4)で降板。シーズン初登板(4/4のホークス戦@西武D)はよれよれの投球で勝利、先週のマリン(4/11)は完投勝利、そして今日。3連勝にはなっているが、悪い日といい日が交互に来ている。まだ安定感に欠ける。


6回にワクが1点リードで3塁に走者を残して降板し、2番手でマウンドに上ったのが今季初登板の武隈。初球、2球目と高めにボールが抜けて心配されたが、3球目を坂口がミスショットしてくれて凡退に抑えた。あの場面で、四球だ適時打だなんてなっていたら、さらに荒れた展開になっていただろうな。


7回、8回に投げた外国人コンビは安定感ある投球。9回の大石は1点を失ったが、3点リードの状況からの内野ゴロによる失点なので気にするものではない。中継ぎ投手が出てきてから、オリックスの打線の勢いがぴたっと止まった気がする。


ライオンズはこの日10安打を放ったのだけど、それ以上に目立ったのがオリックス投手陣が試合中盤に立て続けに出した四球。5回は4つの四球(うち2つが押し出し)をもらって4得点。点とってくれといわんばかりの制球の乱れっぷりだった。


オリックス側の采配を見ていていくつか疑問なところがあった。


まずはマエストリ降板後、2番手にルーキーの森本を持ってきたところ。次の6回に岸田をつぎ込んでくるくらいなら、無死満塁のピンチで投入して失点を極力抑えなくてはいけないはずなのに。


さらに8回表。ライオンズが左のウィリアムスを投入すると、T−岡田に代打・宮崎、続く後藤に代打・山本。まさに千葉の方で監督をやっている人がこういう場面でやりかねない、不治の病・「左右病」の発動ですよ。宮崎は昨シーズンの終盤にちょこっと活躍したとはいえ、まだまだ経験が少ない野手。ましては、後藤に代えて山本…? いくら左投手相手で、しかも打率が思うように上がってこないとは言っても、代打を送らずにそのまま打席に立たれた方が怖いですけどね。監督の采配にも助けられましたよ、今日は。


昨日の試合からDHに回っているクリ(栗山)が貫録の4安打3打点。1,000本安打なんか単なる通過点に過ぎない…といわんばかり。8回裏の今日4安打目となる左中間を破る2塁打で、今日は勝負ありでした。


大阪で負け越した相手にホーム3連戦で2勝1敗ときっちりお返し。これで現時点で負け越している相手はいなくなりました。今のこんな調子がどこまで続いてくれるか…。


お立ち台は4安打を放った栗山選手。スコアボードにインタビューの様子は映らないので、雰囲気だけ。



写真に納められませんでしたが、スタメン発表の時にちょっとしたハプニングが。


7番ショート・金子のはずなのに、表示されたのは「6(ショート) カーター」。確かに今も日本ではプレーしてはいますが。大宮じゃ見れないなぁ、たぶん。