十亀が初完投勝利を逃すも、開幕3連戦勝ち越し!


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.北海道日本ハムファイターズ戦第3回戦 ライオンズ2勝1敗


試合開始:13:00 試合終了:15:49 試合時間:2時間49分 観衆:22,288人


Lions 5 ―2 Fighters 


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(F)谷元(3)〜矢貫(2)〜乾(2)〜モルケン(1)
(L)十亀(8 2/3)〜ウィリアムス(1/3)


勝利投手:十亀1勝 敗戦投手:谷元1敗


本塁打
(F)アブレイユ1号2ラン(十亀)
(L)栗山1号2ラン(谷元)


十亀が自己最長の8回2/3まで2失点。9回に2死から中田をレフト前ヒットで出塁させた後、アブレイユにバックスクリーン横へ叩き込まれた。あと1アウトという所だったから、2点取られても続投で良かった気もするけれど。プロ初完投は次回以降にお預け。最後のオープン戦登板の時には、5回まで完璧に抑えるも、6回に一気に崩れて、先発投手として中盤(5、6回あたり)の山を乗り越えることが出来なかった。今回はそれを乗り越えて9回途中まで投げ切ったという点では、ワンステップアップではないか。何だか、昨シーズン野上が西武ドームでのホークス戦でペーニャに2ランを食らって、プロ初完封だけでなく初完投も逃したシーンを思い出すなぁ。


十亀がここまで投げられた要因として、初回のピンチをゼロに抑えたことがある。ファイターズのミス(中田の二塁ライナーで1塁走者が戻れなかった)に助けられたこともあるけれど。


4回までは毎回のようにヒットを打たれながらゼロに抑え、5回から8回までは1四球のみでノーヒット投球。9回になってもストレートの球威は落ちていなかった。


打線では、ファイターズとは対照的に初回のチャンスをモノにしたのと、3回にクリ(栗山)の2ランが出たのが非常に効果的だった。


昨日、今日と浅村のバッティングの状態が上がってきている気がする。この3試合ノーヒットの4番打者に調子を取り戻してさえもらえれば、打線のつながりがさらに良くなりそうだ。


特に今日の試合を見て昨年との違いを感じたのが、ショートの守備。6回までは永江、7回以降は代打の関係で山崎が守ったが、2人とも難しいバウンドのゴロでもさらっと取ってきっちりアウトに出来ている。2人とも捕球だけでなく送球も正確だし、永江に関しては守備範囲も広い。すごく堅実な守備で、安心してみていられる。


開幕3連戦。初戦こそ落としたものの、2戦目と3戦目は先制点、中盤の中押し点を奪って勝利。欲を言えば、最終回の失点は避けたかったが…


入場者数も開幕戦(平日ナイター)をピークに右肩下がり。試合中の気温も日を追うごとに下がっていった。今日も初回の盛り上がりで体を温められたから良かったけれど…


お立ち台は2名。


惜しくもプロ初完投初完封を逃した十亀投手。


貴重な追加点となる今季初本塁打を放った栗山キャプテン。