自分の中では、年の瀬恒例になった母校のラグビー大学選手権の生観戦。(2009年以来4年連続)とりあえず今日は秩父宮へ。


11時開門(優先入場は10時45分)ということを知らずに、10時15分頃に現地へ到着。正面入場口は人がまばらでした。



11時開門かと思いきや、普段の西武ドーム同様?3〜4分程度フライングで開門。いつもの観戦場所である東側スタンド中央席までジョギング。(上り坂も下り坂も階段もあるし、距離的にオールダッシュは厳しい…)


今年は昨年の選手権までと違って、東側スタンド全体が同じ自由席券で入れるエリア(昨年は中央席と自由席の区別があった)になっており、ハーフウェーライン付近の前列は早々に埋まるのではと心配したのですが、杞憂に終わり、グラウンドから3列目を確保。まわりはあっという間にエンジ色の早稲田ファンで埋まりました。


開門後1試合目開始までは1時間なので、早めの昼食をとったりしてあっという間。


第1試合:流通経済大学 24−45 早稲田大学


関東の対抗戦グループとリーグ戦グループのレベル差を把握できる好カード。


前半30分くらいまでは、予想以上に早稲田の一方的なペース。ほぼずっと流経陣内で試合が展開し、5T4Gで33-0と早稲田が大量リード。流経の重量FWが全然効いていなかった感じ。


大量リードになり早稲田の攻め疲れ?も出たのか、前半の終盤にようやく流経にチャンスが訪れて、1T返して33-7で前半終了。


前半と同じ展開で後半も進めば、40〜50点差が開く結果になっていたかもしれませんが、後半は風上に回った流経が反撃。後半だけだと12-17で流経がリードだったのですが、序盤の失点が大きすぎました。


早稲田は試合終盤の10〜15分で失点を重ねる今年の悪癖が出てしまいました。今日の勝利で準決勝進出はほぼ確実だとは思いますが、今日のような試合をやっていては、来年1月2日の準決勝で、対抗戦Gの時(特に早明戦)と同じことを繰り返してしまうのでは?


第2試合:慶應義塾大学 28−55 筑波大学


対抗戦G1位(扱い)と5位の対決なので、試合前から結果は見えていたのですが…


試合序盤は慶應が点をとり、筑波がすぐに取り返す展開。前半30分に筑波に3トライ目が、35分に4トライ目が生まれて14-31と17点のリードを許し厳しい展開になってしまいました。


後半、慶應が風上側に立つので、キックを有効に使えればもしかすると…と期待したのですが、後半最初のトライを筑波に許した時点でジ・エンドでした。


慶應がリードを広げられるのに比例して、秩父宮FM(88.5MHz)での上田昭夫さんの慶應に対するボヤキが全快モードに。上田さんは、「スタンドで観戦している人(特に慶應OB・ファン)の気持ちになって」話していると断っていましたが、話していることには100%同感でした。


・ディフェンスの時のタックルは、自分から相手に向かっていかずに、受けて立っている。しかも相手の足元にいかず、全体的に高い。


・基本プレーの横方向へのパスでミスしまくり。(こういうケアレスミスがなければ、もう1、2Tとれていたはず。)


・ボールを持って攻める時の判断が遅いので、すぐに相手に囲まれ、押さえられて、攻め手がなくなる。


・攻め方の判断が悪い。(キックで陣地を取る時に相手のいる所に蹴る、タッチに蹴って試合を切るべき所で中途半端な球を蹴ってノータッチにして相手の反撃を許す。)


大学入学時点で持っている素材としては、体格が1まわり2まわり小さい点を除けば、他の大学(対抗戦Gの上位4校)に大きく劣るということはないはずなのですが、どうしてこうなってしまうのでしょうか?(怒)


これで、慶應は準決勝への進出可能性が消滅。セカンドステージの最終戦となる23日の法政戦@熊谷は消化試合になってしまいました。


でも、卒業する4年生にとっては学生生活最後の公式戦。3年生以下の選手にとっては来年以降につなげるために、大事な試合であることは間違いありません。


自らが慶應ラグビーファンであるとは烏滸がましくて言えません。今年から大学選手権がトーナメントでなくなり、負けても終わりでなく試合が出来るシステムに変わったこともあり、来週の熊谷に参戦しようと思います。今のところ、週間予報では、曇り時々晴れの最高気温12℃。風が強くなければ、この時期としてはまずまずの予報が出ています。


23日は、きちんと塾歌をスタンドで。今日は諸事情によりお手洗いに行っていて、心の中でしか歌えなかったので。(^^;)


試合中、試合後は写真を撮る気が全く起こらず…



早稲田の選手が乗ってきたバス。運転手の方が入り口近くにいたので、引き目のアングルで撮影。


今日の試合、第2試合に関しては慶應サイドから見れば試合内容だけではチケット代のもとはとれていません。しかし、上田さんの母校・慶應義塾大学に対する厳しいコメントを数多く聞かせていただき、そのコメントから(上田さん自身が監督を務めていた時代のように)強い慶應ラグビーをもう一度取り戻してもらいたいという熱意を感じられたことで、チケット代以上の価値があったと思います。


【今日の他の試合結果】
(熊谷)
第1試合:明治 45−21 近畿
第2試合:東海 54−40 日大


近鉄花園)
第1試合:立命館 25−19 拓殖
第2試合:天理 47−28 大阪体育


レベスタ・福岡)
第1試合:関西学院 29−34 法政
第2試合:帝京 116−0 福岡工業


帝京と福岡工大の対戦は100点近く差が開くかもとは思いましたが、3桁得点差、しかもプラス16点も開くとは…
18トライで116得点。トライをあげた選手はリザーブで途中出場の選手含めて9名。4トライをあげた菅谷を含め複数トライをあげた選手も6名。


来週(12/23)の熊谷での試合。慶應は今度は第1試合。


第1試合:慶應vs.法政
第2試合:天理vs.流通経済


第1試合は、慶應が僅差で勝つかなぁ…?


第2試合は展開が読みにくいけど、早稲田との対戦をみると僅差になるか…?


ちなみに、慶應vs.法政の対決は3年前の大学選手権@秩父宮で見ています。その時は33−24で慶應が勝利しました。

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今日の慶應の試合中、秩父宮FMで上田さんがしきりに連呼していた慶應女子ラクロスの試合。ラクロス部のオフィシャルサイトに結果が出ており、10−6で勝利したそうです。上田さん、親子での優勝(日本一)おめでとうございます。


〜〜〜 (以下、12/17追記) 〜〜〜


12月17日付けの上田さんのブログの記事、何が最初に来るかなぁ…と思っていたら、やっぱり…


慶應女子ラクロス日本一


について。かわいい娘さんが所属していると、そうなるでしょうねぇ。


しかも自分(上田さん)の専門の競技では、後輩達がぶざまな試合見せちゃったんだから、尚更ね。