8回に暴投で勝ち越し、マリーンズ3連戦スイープ!



本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.千葉ロッテマリーンズ戦第18回戦 ライオンズ8勝8敗2分


試合開始:17:00 試合終了:20:12 試合時間:3時間12分 観衆:27,766人


ライオンズ 2―1 マリーンズ


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(M)藤岡(6)〜南昌(1)〜益田(1)
(L)マイケル(4)〜岡本篤(3)〜ウィリアムス(1)〜涌井(1)


勝利投手:ウィリアムス2勝2敗4S  セーブ:涌井1勝3敗21S  敗戦投手:益田1勝2敗1S


本塁打 なし


ライオンズの先発が谷間になる日曜日はこれが3度目。先週の日曜に、京セラで2番手として中盤の3イニングを無失点に抑えたマイケルが、NPBで初の先発。(某スポーツ紙によると、10年前にツインズのマイナーで先発経験があるらしい)


どこまで持つのかと思っていたら、NPBでの登板では最長となる4イニングを3安打1四死球1失点(自責は0)。1回りで終わりかと思いきや、期待以上に持ちこたえてくれました。立ち上がりはストレートの球速がかなり抑えめだったものの、変化球のコントロールが絶妙でした。ファイターズの守護神時代に始まり、長く中継ぎを務め、厳しい場面を数多く経験してきたことが生きた気がします。今後はどういう起用をされるのでしょうか。


マリーンズ先発の藤岡に対し、ライオンズ打線は得点圏へ何度も走者を進めるものの、本塁が遠い展開が2回以降続きました。キーになったのが4番と7番の打順でした。その直前の打者は2人ともしっかり出塁してチャンスメイクしてくれたのですが。3回1死1塁で、おかわり(中村)の三塁線を破りそうな強烈な打球を捕球し、併殺打にしたマリーンズのサード・鈴木(ルーキー)はお見事でした。


ライオンズはマイケルが4回で降板後、2番手の岡本篤が3イニング無失点に抑えて試合を作り、終盤に勝ちパターンをつぎ込める展開を作りました。2週間前の日曜の十亀の3イニングもお見事でしたが、今日の岡本篤も素晴らしかったです。


3番手で8回に登板したウィリアムス。ついに監督が就任後ずっと貫き通してきた「4連投をさせない」禁を破って登板させました。


先頭の荻野貴をストレートの四球で出した時は失点パターンかと思いましたが、犠打を1度失敗させ、さらに井口敬遠後のホワイトセルとの勝負。ストレート2球であっさり追い込めた時点で勝負ありでした。彼を打ち取るならあとはあの配球しかないと思ったら、3球目のスライダーに手を出してくれて空振り三振。今日のウィリアムスは、全盛期のジェフ・ウィリアムス(元・阪神タイガース)を彷彿とさせる、というかそれを上回る投球でした。年齢は重ねていますが、頼りになります。


8回裏に、相手の暴投を三塁走者のヘルマンが見逃さずに、見事な走塁で決勝点を奪いましたが、8回にきっちり犠打を決めたライオンズと、8回と9回に2イニング連続で犠打を失敗したマリーンズで、試合の明暗がはっきり分かれてしまいました。ミスをした方が最後には負ける、典型的な試合だったと思います。それにしても、ヘルマンの決勝点の走塁は素晴らしい。益田の球種を頭にきっちりインプットして、逸らす瞬間を見逃しませんでした。こういう走塁が今後の大事な試合でも出ると…


9回はワク(涌井)が2塁まで走者を進めましたが、無失点でゲームセット。先頭の角中の一二塁間を抜ける当たりを捕球後、無理して1塁へ送球しなかったプレーと、1死1塁での福浦の一塁寄りのセカンドゴロの際に1塁で確実にアウトをとりにいった合わせて2つのプレー。二塁手・浅村の冷静な判断が良かったと思います。無理な送球でピンチを広げることがなかったので。


対戦成績が悪いマリーンズ相手に本拠地とはいえスイープ。マリーンズも連勝中で乗り込んできたので、戦前には予想もしませんでした。これで今季の対戦成績が8勝8敗2分の五分になりました。シーズン開幕当初はほぼ一方的にやられていたのに、まさかこの時期に追いつけるとは。


2週間後に今後はマリンで再戦となり、藤岡との再対決も予想されますが、今後こそ4度目の正直で黒星をつけてやりましょう!


そして火曜日からはホークス3連戦。最低でも勝ち越して、所沢と札幌で1,2位争い、福岡と千葉で3位争いという展開にもっていきたいです。


今日のヒーローは、3安打猛打賞に決勝のホームを踏んだヘルマン選手!




文字の部分が光ってしまい見えませんが、ヘルマンの右腕には「1」番のリストバンドが…

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今日の試合前に食したのは、川越の太麺焼きそば。


埼玉県のゆるキャラ軍団登場!