プロ初先発の山本が5回1失点、6回一挙5得点で奪首


本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果


vs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦第16回戦 ライオンズ9勝6敗1分


試合開始:17:00 試合終了:20:00 試合時間:3時間00分 観衆:27,482人


ライオンズ 6―2 イーグルス


【投手リレー】(カッコ内は投球イニング数を示す。)
(E)田中(5 0/3)〜ハウザー(1)〜加藤大(1)〜片山(1)
(L)山本(5)〜十亀(3)〜岡本篤(1)


勝利投手:十亀3勝  敗戦投手:田中6勝4敗


本塁打
(E)牧田5号ソロ(山本)、枡田5号ソロ(十亀)


両チームの予告先発投手がイーグルスマー君(田中)、ウチが山本淳(プロ初先発)。


昨日まで3連投しているウィリアムス、長田、ワク(涌井)の3枚は使えない状況。


そして、打線に一番欠かせないナカジ(中島)までもが腰痛で欠場。


どう考えても相手に相当なハンデを与えての試合でした。ところが…


先発の山本はボール先行になる投球でヒヤヒヤな投球でしたが、初回は無失点。2回もいきなり牧田にレフトポール際へソロを打ち込まれ、その後もピンチを作りますが、ソロの1失点のみ。


3回表の先頭打者・銀次の時に、永江が平凡な遊ゴロを捕球し損ねて出塁を許し、嫌な展開になりかけましたが、点を許さずに抑えられたことが、その後の逆転へつながる流れを作ったと思います。


山本は4回と5回はそれぞれ三者凡退に抑え、5回を投げ終えた所で降板。ファームで先発した時も100球以上投げたりすることはなかったので、球数的にはこの辺りでの降板が妥当なのでしょう。


5回3安打1失点。山本投手には申し訳ないですが、こんな形で試合を作ってくれるとは夢にも思っていませんでした。打線も4回の浅村の2塁打で同点に追いつき、5回終了時点で1−1の同点。5回裏も永江に代打・オーティズを送り、勝ち越し点を奪おうと勝負をかけたのですが、得点は奪えず。プロ初勝利は持ち越しになりましたが、もう1回先発でチャンスを与えてあげてもいいかなぁと思わせる今日の投球でした。


6回からは十亀がリリーフ登板。6回表は三者凡退に抑えたのですが、今日は変化球がキレまくりで空振りをかなり取れていました。今日の投球だけを見ると、来年は抑えでも良いのではと思わせるような好内容でした。


投手陣の好投が作ったいい流れを生かすべく、ライオンズ打線が爆発したのは6回裏。


先頭の秋山から6番・浅村まで5連打の猛攻マー君をKO。ライオンズ打線はもともとマー君と非常に相性は良いのですが、今日は6回に出ました。マー君降板後も、2番手のハウザーから銀(炭谷)がセンター前適時打を放ち、この回だけで5得点。リードを一気に広げ、リリーフ陣を休ませたいライオンズにとっては理想的な展開になりました。


十亀は8回までの3イニングを枡田のソロによる1失点のみにまとめ、9回は昨日カズオ(松井)に3ランを食らって試合を面白くした岡本篤が三者凡退に締めて終了。


今日は正直捨てゲームになってしまっても仕方ないかなと思っていたら、何と逆転で勝ってしまいました。これを書いている今でも夢の中にいるみたいです。


デーゲームでファイターズが敗れたため、勝率の関係でライオンズが今季初めて首位に立ちました。現状では引き分け数が同じため、ゲーム差そのままで全日程終了すると完全に同率になってしまい、昨年の成績やら直接対決の成績やらを加味した上で順位が決定するため、厄介なことになってしまいます。首位になったからといって守り抜くことを考えず、2位以下を引き離せるように、あと42試合頑張ってほしいものです。


もし1位でCS進出を果たすことになれば、レギュラーシーズンの中でのターニングポイントとなった試合の1つとして今日の試合が間違いなく挙がるでしょうね。


今日もヒーローは投打の2人。


まずは2番手として3イニングを投げて今季3勝目をあげた十亀投手。西武鉄道100周年ユニフォームを着用した5試合でチームが4勝1敗だったこともあってか、ユニフォームをデザインした中学生に感謝の言葉を述べていたところには好感が持てました。





打のヒーローは3安打猛打賞の浅村選手。




この3連戦の間、営業停止中のレストラン「獅子」のエリアを使って、寿司バイキングが行われていました。