本日のライオンズ戦の結果(西武ドーム)の結果
vs.横浜DeNAベイスターズ戦第４回戦 ライオンズ３勝１敗
試合開始：13:01 試合終了：16:15 試合時間:3時間14分 観衆：25,722人
●ライオンズ ５―７ ベイスターズ
【投手リレー】（カッコ内は投球イニング数を示す。)
(DB)三浦(6)〜篠原(1/3)〜加賀(2/3)〜藤江(1)〜山口(1)
(Ｌ)牧田(4 2/3)〜大石(1/3)〜松永(1 1/3)〜十亀(1 2/3)〜武隈(0/3)〜長田(1)
勝利投手：三浦６勝２敗 セーブ：山口１敗７Ｓ 敗戦投手：牧田３勝５敗
【本塁打】
(Ｌ)中村８号３ラン、上本２号ソロ(三浦)、中村９号ソロ(藤江)
４回におかわり(中村)の２試合連続弾（３ラン）で先制。ライオンズの先発は牧田。先制点の３点を守りきる展開に持って行かなければいけない試合でした。先制点を取った直後の５回表をすんなりゼロで抑えれば理想とする展開に持っていけたはず…
牧田は５回に３連続長打を含む４連打で一気に逆転を許しましたが、その直前、２死１塁から藤田にストレート四球を出したのが痛かったです。下位の打者に与える四球は失点に絡む確率が高いので。
牧田は交流戦に入ってからずっと中５日での登板が続いています。試合中盤から終盤にかけて足をつることも何度かあり、不甲斐ない中継ぎ陣のおかげで無理やり完投させられたこともありました。今日、５回に突如として打たれたのも影響がないとは言えないのではないような気がします。
ローテ通り回っていくと、次回も中５日で土曜の東京ドームのＧ戦に先発することになりそう。何だか今日と同じく中盤で捕まりそうな予感が…
ライオンズが継投に入った後は、ライオンズが追い上げるとベイスターズが突き放すという展開。攻撃面で惜しかったのが、５回裏１死１，２塁での場面。ナカジ(中島）の遊ゴロを相手が弾いてくれたのだが、それが２塁ベース方向へ転がり、結果的に６−４−３の併殺に。もっと外野方向へ大きく弾くか、三遊間方向へ弾いてくれれば、２死１，３塁でおかわりに打席が回っていたかもしれないのに。おかわりの２本の本塁打の直後、後続の打者がともに再びチャンスを作ることなく終わってしまったのが攻撃面での敗因でしょうか。
守備面で「なかなかのセンスを感じさせる」プレーが１つ。６回表、藤田のスクイズが決まり、さらに２死１，３塁の場面。荒波の三塁線へセーフティーバントに対して、サードのヘルマンが一塁（打者走者を殺す）ではなく、本塁へスタートをきった３塁走者を刺すべく冷静に本塁へ送球。一塁へ送球していたら間違いなくセーフだったので、好判断でした。
今日の試合で、守備面における意味不明な采配が９回表にありました。無死２塁から荒波に適時２塁打を許し、５−７とビハインドが２点に広がった場面（無死２塁）。ここで、バントの構えをしていた打率２割そこそこの石川をあえて敬遠し、投手を右の長田に代えた上で、次の「打率：２割８分台、得点圏打率：４割はるか超え」の３番打者・ノリ（中村紀）との対戦を選択。まぁこんな采配は、
敵地で同点での９回裏でもまずあり得ない采配
でしょう。たぶんグラウンドでプレーしていた選手誰もが？と思ったのでは。誰がこの指示を出したのか知りたいですね。
ちなみにこの場面でやったように敬遠して無死１，２塁だとノリとの勝負は避けられない。（四球出したら無死満塁） ノリまたはラミレスのどちらかに万が一長打を打たれたら、累上走者が荒波、石川の俊足コンビなので間違いなく２失点する。この２失点は間違いなくダメ押し点になる。
一方、石川に送らせて１死３塁とすると… 犠飛を打たれたら１点失う。長打を食らったとしても、本塁打または連続長打を食らわない限りは１失点で済む。
全てのケースをシミュレーションできるわけではないですが、トータルでの打率、得点圏打率を考慮した上での確率、９回裏の攻撃を残すことを考えると…
不可思議采配の尻拭いをさせられる形となった長田が、ノリを右飛、ラミレスを投ゴロ併殺に抑えるという大仕事をやってのけてくれました。ただこれを「結果オーライ」だと首脳陣が勘違いするのが怖いですね。そもそも９回表にこれ以上リードを広げさせないことを考えると、使う投手が違うような気もしましたが。
監督のコメントを見ると、「打線の勢いを投手陣が削いでしまった」的なセリフを残しているようです。コメントが評論家的になっているのは今に始まったことではないですが、
「投手出身の監督である以上、投手陣が結果を残せなかったことに対しては、投手コーチだけではなく、監督にも責任がある」
ということを認識してもらいたい。まぁ、そう認識できるような頃にはユニフォームを脱いでいるかもしれませんが。
試合開始直前には両チームのＯＢによる１打席対決。
トークショーも行われていました。
